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「10人の合格者発表」



 もとこのクラスの生徒たちは掲示板に釘付けになっていた。


 合格者氏名


 根雅くそた

 鶴負ホウセイ

 水木太郎

 落田中並

 永久浪人

 観月アユメ

 月梅チウメ

 松波アスカ

 御夏ヒトメ

 巻駒レイカ


 合宿期間

 

  4月29日から5月5日


 合宿場所


  旧小島邸


 集合場所


  本校正門前、午前8時


 用意するもの


  筆記用具その他、自分で考えなさい             

          

               以 上

 「なんで、四美将と10代目が」

 「永久様と四美将は当然だけど」

 「噂は本当よ。転校生のレイカも地味にしてるけど、

よく見ると美人だもん。美少女5人以外は誰でもよかったのよ」

 「盗聴されてるかもよ」

 「いいよ、どうせ選ばれなかったんだから」

 「ちょっと待って、以上の下に小さい文字が」


 今回は以上の10名を選出しましたが、

今回の合宿では成績上位者8名を選び、

次回の合宿までその8人を毎週土日特訓します。

次回夏休みの合宿は

残りの2名を再度テストを行って選出し直しますから、

今回不合格になった生徒もあきらめることなく

きちんと勉強すること。 

 「やばあ、余計なことを言ってしまった」

 「あの先生よく考えてるね」

 「しっ、盗聴されてるかもよ」

 

 クラスメイトの小声をまったく気にせず、

ホウセイも木太郎も大満足だった。

 2名落とされるということもまったく気にしていなかった。

 

 女子のメンバーを見て噂がやはり本当だ

と確信し、

 またまた憂鬱になった永久だが、

この合宿でどうにか落とされたい

と何か方法を考えているようだった。

 

 逆に、

チウメは次回の合宿はないような予感に襲われていた。

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