「ラストコンテストの結果発表」
「えー、厳正なる投票の結果、
審査は終了いたしました。
私ホウセイが光栄にも、
もとこ先生のご指名を受けましたので
発表役をやらせていただきます。
その前にヒトメさん、
そのハンカチはお気の毒ですね。
せっかくの美少女も、
それでは、ただのマヌケな、えへん」
と
ホウセイがそこで話しを一旦わざとやめて
女子陣の様子を伺う。
ヒトメはホウセイの言葉を聞いて、
身体を動かすが、
「そう言って、
ハンカチをはずさせて、
ヒトメにまたおしゃべりさせる気でしょう。
ヒトメもおだてられちゃダメよ。
それじゃ豚よ。
このまま我慢しなさい。
もう少しの辛抱だから」
と
アユメが言うと、
「その格好も可愛いわよ、ヒトメ。
男子がマヌケと言おうが、
私はそういうヒトメも大好きだから」
と
アスカがヒトメの頭をなでなでする。
ヒトメはイヤそうに頭をかわすが、
アユメとアスカが、
両脇からガードする。
「先生、ヒトメさんが泣きそうな顔してますよ。
もう勘弁してあげたらどうですか」
と
ホウセイが言うと、
「ヒトメちゃん可愛そうだよ」
と
おちたも言う。
「そうねえ、ハンカチ王女はねえ。
ちょっと、よだれもでてるしねえ」
と
もとこは考えた。