「写真いじりと呑気な女生徒たち」
「ああ、オオシマ!
今日実行するのはやめにするわ。
実行は明日。
だから、
今日は明日のためにゆっくり休んでいいわよ。
じゃあ、おやすみ」
もとこは楽しみは最後にということにして、
明日、
確実に207号室にもとめを泊まらせることを考え、
明日の深夜もとめをやっつけることに決めた。
そして、
もとこは撮影した写真をパソコンに取り込む
とにやにやしながら修正をはじめた。
ヒトメの部屋では女生徒たちが集まって楽しそうに
雑談をしていた。
「ねえ、ヒトメ、
明日コンテンスとで誰が優勝すると思う?」
と
別人のようになったアスカがヒトメにベタベタしながら、
猫のように甘えて言う。
「やめてよ!もーう」
と
ヒトメはそう言いつつも少しづつ慣れてきたみたいだ。
「最初がチウメでしょう。
次が私、今度はへへへ」
と
ヒトメはみんなの顔を見ながらあえて言わない。
「また、
自分だと思ってるでしょう?あんた」
アユメが言うと、
「バレたか」
と
ヒトメが笑う。
「でも、あれはヘソだからねえ」
と
アユメがバカにしたようにいう。
「私はやっぱりアスカかなあ。
今度は、
審査前に写真を選べるからねえ。
そうしたら、
あの長い足のキレイなアスカじゃないかあ」
と
レイカが言う。
「おしりならチウメかなあ」
と
ヒトメが言うと、
「やーよ」
と
チウメが言うと、
「私もそれにしようかなあ」
と
アユメが言う。
「えー」
と
チウメが言うと、
「Tバック着てると思えばいいんだから、
それに私将来モデルになりたいの」
と
アユメが言うと、
レイカとヒトメが何か考えている。
「まさか、二人も」
と
アスカが言うと、
「えっへへ」
と
二人とも笑う。
「ねえ、
優勝者には何か男子からプレゼントさせようよ」
と
ヒトメが言うと、
「それいい」
と
アスカが言って、
「じゃあ、
アユメは男子をおだてるのうまそうだから、
うまく持っていってよ」
と
レイカが言って、
「豚もおだてりゃ木にの登るね。
わかったわ。
任しておいて」
と
アユメが笑った。