「新ゲームの恐怖2」
「えー、私はコウコウセイだす」
と
ホウセイが赤い顔をして言う。
「イか、そうだ、
私はイカだす、あはは」
と
木太郎は笑いかけたが、
もとこが睨んだのでそこでやめた。
「私はカニだす」
おちたは無難にこなす。
「ニね。
私はニンゲンだす。
あー、やちゃったあー」
アスカはだすに気をとられたのか、
頭を抱える。
「最後がだすだから、
以外にンのつく言葉いっちゃうのよねえ」
と
もとこの機嫌はさらによくなる。
「私はふつうだす、ふー」
アスカはすぐに立ち直る。
「私はウン、
あーごめんなさい」
アユメが顔を真っ赤にしてうつむく。
木太郎が
「可愛い顔してウン」
と突っ込もうとしたが、
もとこがぎょろと
睨んだので思わずうつむいた。
「すいません。
私としたことが。
いえ、何でもないです。
えー、行きます。
私はイイコだす」
アユメの顔はまだ真っ赤だが、
どうにかクリアした。
次に
「私はコタツだす」
と
ヒトメが言うと、
木太郎がおそるおそる手をあげる。
「ありえないというか?
おかしいのですが...」
と
小声で言うと、
「でも、
タコもしゃべれないでしょう」
と
ヒトメも小声で反論した。