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「207号室のアユメと笑うもとこと変態アスカ」


 アユメにはあれで充分ね。

 明日のもとめのためにとっときましょう。

 もとこは自分の部屋でにっこり笑った。


 アユメは異臭と何か変な音がするのでよく眠れなかった。

 しかし、

アスカもくそたも乗り切ったので、自分も乗り切れると自己暗示をかけた。


 露店風呂では、ヒトメ、レイカ、チウメだけでなく

アスカも楽しく雑談していた。

 例のゲームのせいか、

それまで完全にういていたアスカもヒトメたちの中に

とけ込んでいったのである。

 「ヒトメ、頼むからおへそ見せてよ」

 アスカが言いだす。

 「アスカって、なんかとっつきにくかったけど、

実は変態だったのねえ」

 レイカが横から言うと、

 「変態でも何でもいいから見せてえ」

 アスカはヘソを隠す、ヒトメに迫る。

 「もとこ先生以上の変態かもね」

 チウメも呆れてみている。

 「じゃあ、私のヘソ見せるから、交換で」

 アスカはしつこい。

 「いいわよ、あたし、そういう趣味ないわよ」

 「見せて、見せて、見せて」

 アスカはヒトメの首をくすぐり出した。

 「やめてよ。もう、変態。見せるから、

くすぐるのはやめて」

 ヒトメがついに観念する。

 「わーい、早く」

 「たいしたことないわよ」

 「どれどれ」

 レイカとチウメも覗き込む。

 「うーん、ちょっと臭いわね」

 レイカが言うと、

 「えー、本当」

 「冗談よ」

 「たしかに、きれいね。肌もきれい」

 アスカがヒトメを見つめる。

 「いやー、その目やめて」

 「うそ、冗談」

 「冗談じゃないでしょう」

 「えへへへ」

 またアスカはヒトメの首をくすぐり始める。

 「こういうのに変態が多いのよね。

これでもとこ先生ともとめ先生がいればもっと面白かったのにねえ」

 レイカが笑いながらチウメにそっと囁いた。




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