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破軍のヘルメシヤ  作者: 三重野 創


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ブラックアウト

「ミドルは電子機器が使えないから不便よね」

 機械音痴という意味では無く、磁気体質なのでメカを壊してしまうためである。


「雲水のじっちゃんにもらった戦士のリングがあるから、不要さ」

 なんなら、スマホなど無くても不自由しない。


「スマホ病のおそろしさがいまいち伝わってないよなあ」

 ススムは問題なく使えるが・・・。


「ヒッショーは通信アプリが無くても待ち合わせできるもんね」

 野性的猿の勘がある。


「わたしたちの活動的には、持たない方がいいのよね。追跡されちゃうから」

 そんなこんなで、スマホとは違うベクトルで進化したモバイルを、破軍の戦士たちは携帯している。これはウィルの発明だ。


「自由なようで、監視されてるんだよな、現代人は」

 スマホの原理を知ればそらおそろしくなるはずだが、いまさら持たないという選択肢を取れなくなっている。


 体内にチップを埋めるのは、大昔から陰謀論と言われた最たるものである。臆面もなく隠す素振りすら無くなってきているのは、相当焦っている証拠である。


きたる大戦のための綿密な布石だったってわけね」

 日本のガラケー発展が阻止されたのも、このためである。


「頭の中だけは神聖不可侵な領域だってのに、そこにまで割り込んできようとしやがるからな」

 ブレインウォッシュは、卑劣な謀略をもって人類に襲い掛かる。


「常識が通じやしない。ってか、これが常識なんだってのを盾にして、暴論で叩きつぶしてくるんだよ」

 安心材料があるとすれば、これは有史以来いくども繰り返されてきた攻防だということである。助かる道は、古典にすべて書かれている。


「俺は行動を読まれてニヤニヤされるなんて、まっぴらゴメンだぜ」

 ミドルはたまに、いっちゃってる顔をする。


「お前はいいよな。その磁気体質でレーダーも無効化するし」

 砲丸投げをして、玉ごと飛んでいったこともある。


「それよ!」

 ウィルが閃いた。


「何か名案でも?」

 片眼をつぶり、芝居がかったポーズの供米田くまいでん


「日本人のためにも、iPhoneとAndroidに代わるこのモバイルを広めないと。ブラックアウト機能も付けてね」

 更新やダウンロードのたびにフリーズする機器とは、おさらばだ。


「やる気だな、ウィル」


「GAFAMがなんぼのもんじゃい!」






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