表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
破軍のヘルメシヤ  作者: 三重野 創


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

18/53

昇る朝日に跪け

「オレたち、一回戦はなんとか突破できたな!」

 1日目の日程を終え、戦士村で食事を摂るミドルとススム。


「動きすぎて腹ぺこだ。おっ、ススム。ひとつもらうぜ!」

 ミドルは、ススムが食べていたチューリップチキンカレーの具をひとつまみした。


「バカヤロー! お前のがあるじゃねーか!」

 ススムは猛抗議した。


「エビフライカレーって美味いけど、2尾しか入ってないじゃん? 物足りなくってさ」

「オレのチューリップチキンは6本も入ってるからな、なんて言うと思ったか~!」


「あんたたち、騒々しいわね」

 食堂に現れたのは、ウィルであった。

「ウィル! 来てくれたの?」

 なじみの顔に、二人は安堵した。


「あたしのハマグリフライをあげるわ」

 同じくカレーを注文していたウィルは、トッピングのハマグリフライを分け与えた。


「うわっ、なんちゅー贅沢!」

「そして、最高に美味い!」


 ウィルがまだ3分の1も手を付けていない頃、二人は食事を終えた。


 入り口から、亜麻色がかった髪の、背の高い男が歩いてきた。ミドルたちのほうを見ている。

「姫さま、まだこんな奴らとつるんでいたのですか」

 孤島で闘った、イーシャナ・バルマンであった。


「つるむもなにも、あたし達は雲水流の兄妹弟子同士よ。お父様にも分かってもらえるハズだわ」


「いいえ! 国王陛下はたいそうお冠です!」

「会話にならないわね」


「バルマンのおっちゃん」

「お、おっちゃん?」

 ミドルがあいだに入った。


「順当に行けば準決勝で俺と当たるけど、あんたが負けたら、今回はあきらめるってことでどう?」

「大した自信だな、小僧」


(おい、ミドル大丈夫なのか?)

 ススムが耳打ちする。

(心配するなって)


「そうね。そうしようかしら。バルマンが勝ったら、おとなしくハローデンに帰るわ」

「約束ですぞ」


「ただし。ミドルが勝ったら、あなたがいさぎよく帰るのよ」





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ