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名無しの異世界喫茶店  作者: 深崎藍一
第一章 異世界喫茶店マスターと店員兼生徒編
25/66

ナギの日記①

 ◯月◯日


 今日から、日記をつけようと思う。特に意味はなく思いつき。もし、誰かに見られたとしても、日本語で書いてあるので、読める人はいないから、少し恥ずかしいことを書いても大丈夫という安心感がある。


 今日は、早起きして、昨夜のパーティーの後片付けをしてから、仕込みをして、さらにありがたいことだけれど、びっくりするぐらいにお店が盛況だったため、とても疲れた。正直こんなの書いてるんじゃなく、早く寝たい。


 …でも、気が変わらないうちに書いておきたいから、眠い目擦って、頑張っている。昨夜のパーティーの熱が、まだ体に残っているうちに、消えないうちに、何かしら覚えておきたかったのかも。


 さて、そんなことを言っているうちに限界なので寝る。こんな感じでいいんだろうか。様子を見ながら続けれる間は続けてみようと思う。


 ◯月△日


 今日は、やたらと風が強い日だった。表のメニュー看板が、危うく飛ばされそうでヒヤヒヤしていた。


 秋特有の冷たい風が吹きすさんでいたせいか、今日はお店が暇だったけど、昨日の忙しさで帳尻が合わさっているのだと思う。


 そんな中で、子供は風の子、元気の子と言わんばかりに、夕方頃、ララ、リリ、ルルの三つ子三姉妹がやってきて、大量にスフレパンケーキを作るはめになった。


 腕が痛い。ルルの胃袋は本当にどうなっているのだろう。パンケーキを七枚平らげた後に、今日の晩御飯を楽しみに帰っていきやがった。


 明日の、コーヒーミルを回すのと、焙煎の作業が苦行になりそうである。筋トレでもしようかと、考え始めた。


 それと、ひょいひょいと、気前よくパンケーキに果物を乗せていたら、在庫がなくなった。明日の朝『ハイドアウト』まで、仕入れに行かなくちゃ…また早起きだ。


 というわけなので、今日もこの辺までにして寝ようと思う。


 ◯月◇日


 朝から『ハイドアウト』に、果物を仕入れに行った。ドロシーさんと、コーエンさんと、パーティーの思い出話で盛り上がっていたら、仕込みの時間がギリギリで危なかった。


 ドロシーさんのオススメで、世界樹の森で見つかった新種の果物を買ってみたら、すももみたいな味がした。


 すももで何か、メニューを作れないかと頭を悩ませてみたが、いいのが思いつかない。最悪自分で、ジャムにして食べてしまおう。


 試しに、ティアラにすももを食べさせてみたら「酸っぱい!」と顔を顰めていた。ティアラは、酸っぱいものが苦手らしい。


 実は『ハイドアウト』に以前訪れた時に、梅らしき果実を買ったので、梅干しにすべく店の倉庫で漬けているのだが、美味しさを共有できそうにない。


 一瞬、おにぎりの中に仕込んで、ティアラに食べさせてリアクションを見たいという思いに駆られたが、考えた瞬間に「なんか変なこと考えてない?」とティアラにジト目で言われた。女の子の勘とは恐ろしい。


 必死に誤魔化したが、身の危険を感じたので、おにぎり大作戦はやめておこうと思う。


 ◯月☆日  


 今日は、昨日までの寒さが嘘みたいに暑い日だった。店に来たフリーダさんが、衣替えができないと愚痴っていた。


 いつも、おしゃれなフリーダさんが言うと、すごく衣付替えが一大事に思えるのが不思議である。


 僕は、店に出る時の、白いシャツに黒スラックスにエプロン以外の服装を、実は持っていない。外に出かける時は、エプロンを外せばいいし、休日は外に出ない。


 そのことをフリーダさんに伝えると、ドン引きのお手本というぐらいの顔をしていた。元の世界にいた時から、おしゃれには疎かったので、店で忙しくなると、それがさらに悪化したのだ。


 フリーダさんが、本気の顔でおしゃれの重要さを説いてきたので、若干気圧された。カリスマ的ファッションデザイナー兼モデルが語ると説得力がすごくて、僕が悪い気がしてきた。


 「今度、お店に来なさい。全身見繕ってあげるわぁ」と言われたのは固辞した。いきなり、無頓着がおしゃれに進化するのは、ハードルが高いと思ったから。


 しかし、これからは、ちょくちょく外に出ようと決めたからには、服もいるので、どうしたもんかと悩む。


 この世界にはユニ◯ロはないのか…


 最悪、フリーダさんにお世話してもらおうと思い始めたが、怖い。ティアラにでも相談してみようか。



 ネタが思いつかなかったため、こんなのを書いてみました。たまにやるかも。


 もし良かったら下の☆の所から評価とブックマークよろしくお願いします。

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