2話 拓海、神に出会う
拓海が神に出逢います。ここはテンプレとは…
俺は、遂に、部下に絡まれた!こんなことで喜ぶなんて馬鹿なんじゃないかって?遂にブラック環境から抜け出させるんだ。と思っていたらどうやら俺は殺されるようだ。昨日神様の事恨んだからかなぁ。まぁどうでもいいか。殺されるなら殺されるでどうでもいいや。俺は疲弊しきっていたからかされるがままに殴られ続けた。そしてそのまま俺は意識を失ったらしい。らしいというのは俺が今、物語の中のように真っ白な世界にいるからだ。いや、正確にいうと一つだけ何か存在している。血の塊みたいな物でとてもきみ悪い。なんだろうか。卵を空ごと落とした人間版といった所だろうか。残念だな。転生かと思ったが違うようだ。
「やぁ。ようこそ。ここは魂の処理場。神々が成仏するのを面倒くさがって捨てられた魂たちの行き場だよ。」
どうやら俺は、神からも見放されたようだ。
「君も可哀想だからね。望みを叶えてあげようと思うんだ。何かあるかい?」
なんだかもうめんどくさい。
「成仏させてください。」
「ふぅん。そうか。わかったよ。じゃぁ、ばいばい。また会えるといいね。」
なんなのだろう。この妙にテンションが高い肉片はまだ石なら良かったがな。おや、体が光で包まれてきた。やっと成仏できるのか。
「さよなら、肉片さん。」
「ん?何言ってんだ。俺は神だぞ。じゃあな。」
俺の存在が薄れていくのを感じる。
「おい、猫………いく…くな……逃げるな!」
何か聞こえたなんなのだろう。
テンプレ破り意外と楽しいですね。
そうそう、最後、神が言ってた言葉今後重要になります。