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第018話 シークレット・ティータイム

 ◆グロリア王国・郊外/森林地帯/盗賊団アジト・跡地◆


 まだ、寝てません。起きてます、起きてます。

……えっ? 後ろ後ろ? ……やっぱり、誰もいないじゃないですか?

アジト? それなら、しまっちゃうお姉さんしました。

 それより今は、お疲れティータイムです。お休みティータイムじゃないですよ?

少し休憩しながら、色々考えましょうか。勇者コールが煩いです。


 まだ時間がありそうなので、おさらいです。

『行きはよいよい、帰りは恐い』ではありません。怖くないです。

ステータスを見れば、分かりますけど。舞ちゃん、技巧派です。

スキルを鍛えないと、色々拙いです。

 あぁ、紅茶が美味しいです。これが、本当のシークレット・ティータイム。

 ペルソナお姉さん? 分身に丸投げです。舞ちゃんは、舞ちゃんですよ。

我が家の、素敵ミステリーですか? また、今度にしましょう。

お父様、……こほん。パパが去勢したかどうかは、股の機械に話しますよ。……またの機会に話しますよ。幼少期の微笑ましい、お話ですよ。

舞ちゃん、ポンコツじゃないです。私、クールです。グールじゃないです、ぴちぴちオッパイです。……グーラなら美人でしたね。

 実は肩こりって、ブラジャーが原因なのでは? 皆さん、どう思います?

肩ひも食い込んで、痛いです。……えっ? デカパイが悪い?

パイは、子供同士で仲良く分けるものですよ? ……あぁ、オッパイの話ですか。

『授乳感度低下に伴う、乳幼児への愛情希薄化現象について』と言う論文があってですね?

知りませんか? 簡単に述べますと、

『人間にとって必要な行為には、快楽が伴う。その快楽バランスが崩れれば、人という種の生体バランスが崩壊する。即ち、悪性進化である』

と言うことですね。

睡眠。食事。交配。排泄。その他、色々。

必要なものばかりですね。これらを行わなければ、死にますね。

交配に限っては、種族的な『死』を齎しますが。


 閑話休題。紅茶が美味しいです。クッキーも食べます。バタークッキー、美味しいです。アッサムティーも、美味しいです。血液みたいな色だとか、言ってはいけません。生八橋は、またの機会に……。

 組織壊滅に時間を掛けていたのは、舞ちゃんの修行をするため。ここまでは、いいですね?

最後にちょっと油断して、致命傷受けましたけど。

走馬灯? 身に覚えがありませんね。パパとママ? はてさて、何のことでしょうね? 死んだふりですよ?

 盗賊なのに、マッスルイケメンだったのが気に食わないです。もうちょっと、悪そうな顔つきでもしてれば良かったのに。


 ……えっ? さっきから、舞ちゃんが静かすぎる?

 舞ちゃん、賢者アラモード発動! エロ坊主共よ! 刮目せよ! 水木回は存在するし、温泉回も存在するぞ!! 去勢するがよい、野郎共!!

はぃはぃ、これでいいですか? 水木回? 間違ってませんよ?

水着と言えば、夏。夏と言えば、ホラーでしょう?

黄金騎士? 何のことでしょうか? 全く、意味が解りませんよ?

覗きは、犯罪です。去勢の刑に処します。

鋏が良いですか? 鞭が良いですか? それとも……タ・ワ・シ?


 頭目が強かった最大の原因は、カリスマスキルですね。

カリスマスキル《酒血肉林》

恐ろしい力でした。正に、犯罪のためにあるようなスキルですね。

状況から考えて、悪魔に授けられた力でしょうね。

称号にも、それらしきモノがありましたし。

ちなみに、これが権能情報です。どうぞ、御照覧あれ。



 【酒血肉林:権能】

名称:犯罪経験/はんざいけいけん

効果:犯した罪に応じて、経験値を取得する


名称:犯罪技能/はんざいぎのう

効果:犯罪実行時、全スキル強化


名称:犯罪欲求/はんざいよっきゅう

効果:三大欲求解放時、全ステータス上昇。



 三番目については、説明は不要ですね。

一番拙いのは、犯罪経験でしょうね。

カルマ値を、経験値に変換しているとでも言えばよいのでしょうか?

悪人にとっては、夢のような力でしょうね。

まぁだからこそ『夢、幻の如くなりけり』なわけですが。

 個人的には、もっと場を掻き回したかったですね。

千万家の家訓にもあります。

『如何にして、相手のペースを乱すか。斯様にして、自身のペースを保つか。どの様にして、自身のペースに相手を巻き込むべきか』

そう言ったことが、大事なのですよね。

『敵の領域で戦う道理などない。自身の領域に引き込め』と言うことですよ。

 はぃ、何でしょう? 一体、どのようなご用件でしょうか? 

悪魔の分身体と、本体のことですか?

周囲一帯を異界化しているので、情報など与えていませんよ。

忍者ちゃんも言ってましたからね。


「敵に情報を与えるなど、愚の骨頂ですよー。欺瞞情報? 例えウソであろうとも、情報を渡すことに代わりないですよー! 優秀な指揮官なら、偽情報でも分析しちゃいますからねー。もっとヤバイのだと、情報が無いという状況そのものから分析しますからねー」


だそうですよ?

 ……あれ? 今、本当に声がしませんでしたか?

気のせいですよね? 気のせい、気のせい。


「天狗じゃ! 天狗の仕業じゃ!」


 神速の抜き打ち。数は六本。指の間に挟み込んで、放射状に投擲する。


 ──シュカカカカカカッ!


 車線上の樹木に、跳弾。六方向からの同時多角攻撃。

気のせいなら、何も起こらないはず。


 ──ガギギィィィーンッ!


 音源、到達時間計測。一本当たった?


「…………変ね? 血の匂いが、人間のモノではない?」


 ──カッカッカッ


 靴音を響かせる。音源に対して、足早に近づく。同時に周辺警戒。

動体反応無し。生命反応有り。……狼さん?


「死んでるわね。…………何も無かった。えぇ、そう言うことにしておきましょう」


 そういう事もあるでしょうし、そうでない事もあるでしょうね。

死体は収納しましょう。晩御飯は、お肉だよ。やったね(棒読み

 帰るのが遅いから、迎えに来たのでしょうか?


 ……確か、悪魔の話でしたね? 分身体から、色々抜き取りました。

体力、魔力。技能やら、記憶やら。

まぁ、それに関しては盗賊団にも言えますが。

色々、試しましたからね。技能やらなにやらを、奪ったりね。

空っぽになっても、分身体は分身体です。本体との繋がりはあります。

それを辿れば、本体に干渉出来る道理がある……と言うことです。

その予測は当たっており、本体への干渉権を行使することが出来ました。

直接は無理でも、変換器を使えば良いと言うことですね。

つまりは、分身体=コンヴァーター代わりと言うことになります。

まだ、レベル差があるでしょうからね。変換器を使わざるを得ないということです。

はおう何とか? そんなの知りませんよ?

まぁ、……とは言え。こちらから干渉したので、向こうにも情報が洩れましたが。

ですが、最小限に抑えましたので大丈夫ですよ。

その為に、恐怖と絶望の感情に支配されるように振舞ったのですから。

分かったのは、恐怖と絶望を抱かざるを得ない状況に陥ったということだけでしょうね……クスクスッ。

 …………? 佐渡犬ですか? 違う?

私のオッパイが飲みたい? それも、違う?

佐渡スティック? 佐渡犬用のスティックビーフジャーキーですね? 分かりますよ?

私、この戦いが終わったら勇者くんを虐めるんだ……。

 ……はぃ? 実は、いつもの千万舞に戻ってるんだろ? ……ですか?

戻ってませんよ? クールタイムとチャージタイムがいるんですよ? ホントですよ?


 ……うっかり、忘れてました。悪魔から、衝撃的な情報を得たんです。

このままでは、王国が危ないんです。早くみんなに知らせなきゃ。

こんな所に、いられません。私は独りでも、難事件に立ち向かいますよ。

ここは、貴方達に任せて先に行きます。

……え? この戦いが終わったら、言いたいことがあるんですか?

分かりました。伝説の樹の下で、待ってます。パイナップルサンド作って、待ってますから。だから、必ず帰って来て下さいね。

『倒してしまっても構わんのだろう』ですか? えぇ、構いませんよ。


 死亡フラグごっこは、これにて終了。

 ところで、通知機能を付けることは出来ないのでしょうか?

……あぁ、出来ますね。出来ます、出来ます。

…………あれっ? ちょっと、変ですね? 今まで、OFFになってたんですよね? どういう事ですか?

……えぇっとぉ?

……んんっとぉ?

……んぇっとぉ?

………………女神様。圧縮情報。無理矢理。りゃめぇっ、りゃめりゃのぅ!?

 ……なるほど、全ては女神様の仕業だったのですね。

命に別状は無かったけれど、情報の奔流に飲み込まれた弊害だとでも?

 これを見て下さい。これをどう思います?


 【言語理解:権能】

名称:言語通知/げんごつうち

効果:ステータスに通知機能を追加する


 ……すごく、便利でしょう? これには、舞ちゃんも苦笑い。

 女神様には、腹パンをせざるを得ないですね。

待っててね、女神様♪ 今度会ったら、ステキで捨て身な腹パンするから♪

腹パンふぁいとっ、腹パンふぁいとぅ♪


 こほん、こほんっ。校長先生、絶好調。激昂蝶。

真面目モード、真面目モード。舞ちゃんに、シリアス神の加護を。



 そろそろ、これまでの情報をおさらいしたいと思います。

ではどうぞ、御覧下さいませ。今宵の月は、貴方だけを見つめております。

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