表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ただ評価しないだけ……という理由でもない

作者: 若白髪 眼鏡


 以前は別のユーザーネームで、国産SFや少女漫画の紹介エッセイを書いていました。

 復帰後初のエッセイとなります。

 しばらく振りの皆さま&初めましての皆さま、今後ともどうぞよろしくお願い致します。



 なろうの評価システムはワタシのような読み専にとっても便利な機能だと思っている。

 ちょっとした空き時間や休日の余暇の時間潰し、そんな時にはこのサイトのランキングから評価の高い作品を適当に選んで読む事があるので、この評価システムが大変役に立っている。


 ワタシも良作に出会えた時はなるべく評価する。


 しかし、毎回良作に出会えるわけではない。これ迄に読んだ作品の中には、駄作とまでは言わずとも評価し難い作品があるのも事実。それらの作品の作者様には、評価の有無は明くまで読者自身の主観でしかないので、万人に受け入れられる作品など存在しないと理解して頂きたい。



 因みにワタシが評価を付けない作品の特徴は次の三つ。


 ①地の文が存在しない。

 ②段落が無い・または段落分けがされてない。

 ③文章か内容のどちらかが生理的に無理。


 ひとつ目の「地の文」については、好みの問題もあるかもしれない。しかしワタシとしては「物語」が読みたいのであって、誰かの会話を盗み見したい訳では無い。これは自身の判断規準としては、評価するポイントが分からないというだけである。


 ふたつ目の「段落・段落分け」であるが…う~ん、あのさ、ワタシの考えとして「段落・段落分け」ってモノは読者にストレスを与えずに、気持ち良く読ませる為の配慮だと思うんだ。

 各々の作者様は自分の作品をみんなに読んで欲しいんだよね?だったら読ませる工夫をしなきゃダメでしょう。

 知ってるかい?プロの作家や編集者が本を出版する上で一番大事にしてるのは「作品の面白さ」や「奇抜な発想」よりも「文章・文体の読み易さ」であるということ。どんなに稚拙な文章も、高度で理解し難い文体も、段落と段落分けの有無で「作品の読み易さ」が格段に違うということ。

 心当たりのあるなろう作家の皆さま、どうかご一考くださいませ。さすれば、評価のポイントが増える事があるやもしれません。


 みっつ目の「生理的に無理~」は完全にワタシの主観となるので、作家の皆さまは特に気にせず自由に投稿されることをおすすめしたい。

 それでも敢えて挙げるとすれば、「特定の人間を扱き下ろすためだけに書かれたもの」「恋愛主体の作品なのにヒロインがチョロインだらけのハーレム」「顔文字やハートマークを多用している」「登場人物のキャラクター性が皆無」「"公爵"とは王族や準王族・または国を救うほどの功績を上げた英雄しか成れない階級というのを理解してない。だいいち公爵令嬢が一方的に婚約破棄されよう物なら、国を割る程の争いが起こるはず…」「異世界ものの"中世ヨーロッパ風"という表現。ヨーロッパ地方における"中世"とは五世紀から十五世紀の長い期間のことであり年代や地域によって文明レベルにかなり差があるので、"何世紀ごろの中世ヨーロッパ風~"という表現の方が好ましい」「ボッチでコミュ障なはずの主人公が異世界に行くとコミュ充で饒舌になる」「ステータス多すぎ」「奴隷を何人も買いすぎ」「幼馴染みざまぁ多すぎ」「非処女ヒロインが実は処女だった展開はいらない」「あと、ワタシ好みの"食いしん坊ぽっちゃりヒロイン"が出てくる作品知りませんか?サブヒロインとして年上眼鏡ヒロインが居れば好ましいのですが…」とまあ、挙げ続けると切りがないのでここら辺で止めておく。



 とにかく何が言いたいのかというと、全ての読者の需要を完璧に供給することは不可能であるということ。

 総合ポイントが多い作品は万人受けする要素が何処かに必ずあるけれど、それを真似しすぎると作者が本当に書きたい物が書けなくなる可能性もある。だからといって自分本意な作品は評価され難く、多くの読者に認知される可能性すら無くなってしまうのも真理である。

 はっきり言って、ワタシのような特殊性癖の読者を意識していると評価は付かない。書きたい物に万人受けする要素をバランス良く配置するか、読者に"読ませる工夫"を考えればそれなりに評価される作品が出来上がるはず。

 手前勝手な作品には余程奇抜なアイデアでも無い限り、万人に高評価される事は無いとワタシは考えるのである。





 段落・段落分けの話ですが、世間では段落・段落分けをしていない小説がいくつか出版されています。

 しかしながらあの作品は、文豪としての評価を得ていた作者が敢えてそのように試みたからの高評価です。

 基本的な小説の作法を守ることを第一に考えた方が、評価される機会も多く得られると思います。


※このエッセイに評価や感想を頂けると、貴方の作品にも評価を得られる機会が有るかもしれないし、無いかもしれません(笑)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] おじゃまします 食いしん坊ぽっちゃりヒロインでございます https://ncode.syosetu.com/n0851es/ パンダ娘は白黒つけない 更新はゆっくりめですが感想とか入…
[良い点] 本筋ではありませんが、ぽっちゃりヒロインがお好きということでお勧めの作品を一つ 転生聖女のぽっちゃり無双〜恋よりごはんを所望いたします!〜 です だいぶぽっちゃりしています ご存知でした…
[一言] 読みやすい文章を作ろうと試行錯誤中です、 ユーザーさんを見るとスマホユーザーが多いので細かく区切ったり、ぱっと見でも見やすい様に色々と編集してます。 ハーレム物を書いてるので、キャラクター…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ