電車の旅。
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シルビィへ。
今日は念願の水族館デートなの♪
だから、出来るだけモンスターは抑えつけてね。
リノンより。
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お姉ちゃんへ。
了解です。
そして、ご馳走様☆
お土産話し期待してる~♪
シルビィより。
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「…ご馳走様って、何?」
私は今日のデートの事をシルビィに報告していた。
今日はエンカウントしたくないし…。
…まぁ、ボスクラスは仕方ないかもしれないけど…。
「トントン」
「はい!」
「リノン、起きてる~?
そろそろご飯よ~。」
「は~い、今行きます!」
私は着替えてリビングに行く。
「今朝はアジの開きね。」
「お魚だ~☆」
やっぱり…こっちに来ても、お魚食べられるの
うれしいなぁ…。
「ユウスケ、このお魚も泳いでるところ見れるの?」
「うん、見られるよ。」
「このお魚、どんな風に泳いでるかみたいな…。」
「…開かれてないからね…。」
「…わかってる!!」
そんな会話をユウスケとしながら、
今日の水族館に心を躍らせる。
「雄介、今日はどこの水族館に行くんだ?」
「ちょっと遠いけど、ここの水族館にしようかな…って。」
「そこなら、いいね。
そこはきれいだから。」
「うん、僕も見てきたけど、きれいだった。」
ユウスケとお父さんは水族館の話しをしている。
どんなところなんだろう…。
楽しみだな…。
「ごちそうさま。」
「ごちそうさまでした!」
私は水族館に行く準備に、部屋へ戻る。
「リノン、今日はこの服なんてどう?」
お母さんが付いてきて、服を勧める。
「あ、この間買ってもらったやつですね?」
「そうそう、この服で行くといいと思うよ?」
「じゃあ、着替えますね!」
お母さんの進めてくれた服に着替える。
白を基調としたピンクのリボンをあしらえた長袖、
青のロングスカート。
そして、一緒に買ってもらったポーチ。
「お母さん、似合います?」
「あら、似合ってるわよ!
姿見がそこにあるから、見てみて?」
「ありがとうございます。」
姿見を私は見る。
えへへ…可愛いって言われた…。
ユウスケも可愛いって言ってくれるかな…。
「お待たせ。」
ユウスケから部屋から降りてくる。
…なんだか、いつもよりかっこいい気がする…。
「ユウスケ、かっこいいよ!」
「ありがとう。リノンも可愛いよ。」
可愛いって言ってくれた♪
嬉しいなぁ…。
「じゃあ、行ってくるね。」
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい、気を付けてね!」
私はユウスケの手を取り、駅に向かう。
「この服ね、お母さんが選んでくれたの。」
「そうだったんだ…。」
「似合ってる?」
「うん!似合ってるよ。」
「ありがとう!」
そして、駅に着く。
「もう駅には慣れた?」
「う~ん…まだかな…。」
ユウスケは財布から紙を取り出して、
切符の出るところに入れる。
「…紙のお金も入るんだ…。」
「中に人は…。」
「わかってる!!」
わかってはいるけど、やっぱり不思議。
機械って凄いんだなぁ…。
「じゃあ、これからは電車の旅だよ。
ちょっと遠いから我慢してね?」
「うん、わかった!」
駅のホームに着く。
「きゃっ!」
電車は相変わらず速いスピードで目の前を通り過ぎる。
そして、ゆっくり止まってゆく。
…これだけは慣れないなぁ…。
「そこ、開いてるから、座ろう?」
「うん!」
座席に腰かけ、私は景色を見る。
「前に乗った時はあまり見えなかったけど、
電車って早いね…。」
「うん…。」
ユウスケは言葉少な気に答える。
私は外の景色に見とれる。
私たちは何度か電車を乗り換えて、
目的の水族館がある駅に着いた。




