リノンと兄妹!?
風呂から上がって、僕は部屋で落ち着いていた。
…昨日と今日でアクシデント…。
なんか、リノンに合わせる顔が無い。
「…責任…かぁ…。」
僕はずっと、リノンを呼び出したことに責任を感じていた。
でも、リノンは…。
「…なんて言ってたっけ…。」
僕は悩殺されてしまったことを思い出す。
「くぅ~!!!」
…穴があったら入りたい…。
女の子にあんな告白させてしまうくらい、
追い詰めてしまったのだから…。
「ユウスケ!」
「わっ!!」
いきなりリノン。
「ノックしてよ!!」
「それは、お互い様。
まぁ、私の方は昨日の仕返しだけどね♪」
…びっくりした…。
って、リノンが来てくれたってことは、
あまり怒ってないのかな?
…てか、仕返しって言われてるか…。
「どうしたの?」
「明日の事話ししたくて…。」
そうだよな…。
レベル20って言っても、リノンにとっては
まだ足手まといになりかねないし…。
「うん、良ければ今日と同じがいいな…。」
「午前中勉強で、午後モンスター狩り?」
「うん。」
リノンは少し考える。
「よくて25になるくらいかしら?
それでもいい?」
「うん、少しでも強くなりたい。」
「…それって、私を守るため?」
「いや、今は僕自身のためだよ?」
昨日までは、リノンを守りたい気持ちがあった。
それは、僕が呼んだという責任から。
でも、今は違う。
今は…僕も強くなりたいって、願望だ。
せめて、リノンの足手まといにならないようにはなりたい。
「そっかぁ…。」
リノンは複雑な表情をする。
「それはそれで、ちょっと寂しいかも?」
「何が正解なの!?」
「秘密~☆」
…よくわからないなぁ…。
あ、それともう一つだ。
「えっと…ようこそ、新田家へ!」
「ん?」
「僕たち、兄妹になったんだよ?」
「え?どういうこと?」
…それは、僕も聞きたいけど…。
「とにかく、僕の父さんが言った通りだよ?
兄妹って言っても…。」
「…うん、わかってる…。」
リノンは顔を赤らめる。
…こうしてると、可愛い一人の女の子なんだよな…。
勇者って、面影がなくなる…。
僕は、自然とリノンの頭に手を置く。
「可愛いね…リノン…。」
…なんだろう。
今、自然とこんな言葉が出たぞ?
「…うん…。」
…やっぱり、可愛い…。
「じゃあ、ユウスケの事、今日からお兄ちゃんって
呼ぼうかな…。」
「違和感あるからやめて…。」
僕は苦笑する。
「二人とも~、そろそろ寝なさい~。」
母さんの声が聞こえた。
「は~い!
じゃあ、ユウスケ、お休み!」
「お休み!リノン。」
リノンは自分の部屋へと戻っていった。
やっぱり、異世界のはざまで体を動かしても、
疲れがたまるらしい…。
僕はベッドで横になると、すぐに眠ってしまった。
すみません、ちょっと休憩します…。




