リノンはユウスケを倒した!!
「…ユウスケに見られた…。」
私はお風呂のせいか、なんのせいかわからないけど、
体のほてりが止まらない。
「…また、責任って言葉使っちゃったなぁ…。」
ユウスケはどこまで分かってて、責任とるって
言ってるんだろう…。
私はただ…。
「この気持ちに…責任を…。」
…%@×〇!
これ、ユウスケを前にして言えっていうの??
ハードル高すぎるんですけど…。
わかってもらうまで、言えというの!?
「…ユウスケのバカ…。」
「…呼んだか?」
「ひゃう!!」
って、ユウスケ!!
「お、女の子の部屋にいきなり入ってくるものじゃない!?」
私は枕を投げつける。
ユウスケの顔にクリーンヒット。
リノンはユウスケを倒した!!
…じゃ、なくて!!
「ごめん…呼ばれたような気がしたから…。」
「呼んでません!独り言です!」
「独り言?」
「…いや、何でもない!!」
てか…。
「どこまで聞いてたの…。」
私は、さらに真っ赤になって聞き返す。
「ユウスケの…ってぐらい?」
ユウスケはきょとんとして言う。
こっ、こっちの身にもなれ!!
もう…私は火が出そうだよ…。
「あの…さっきはゴメン…。」
「さっき?」
「えっと…その…お風呂の…。」
ユウスケは顔を赤らめながら言う。
…%@×〇!
今、それを思い出させるな~!!
ユウスケの攻撃。
リノンは痛恨のダメージを受けた。
…じゃなくて!
くそぉ…仕返ししてやる~!
「…ねぇ…全部…見たの?」
「え?」
リノンの攻撃。
ユウスケはたじろいだ。
じゃな~い!!
落ち着け…私…。
「…もう、身も心も、ユウスケのものだね…。」
リノンの追い打ち。
ユウスケを倒した!!
…。
はい、ごめんなさい…。
遊びすぎました…。
のびたユウスケを私の布団に寝かせました…。