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リノンの編入試験

母さんに呼ばれてリビング行く。

正直、リノンと顔を合わせるのが気まずい。


「いただきます!」


あれ?リノンちょっと元気になってるような?


「リノン、雄介の春休み中だけど、1日時間貰えるかな?」

「お父さん、どうしてですか?」

「編入試験の日程が決まったんだよ。

そこで合格すれば雄介と同じ学校に行けるよ。」

「え?ありがとうございます!わかりました!!」

「しっかり勉強しておいてね。」

「はい!!」


父さんから編入試験の話し。

ん?

そんな簡単に、編入試験なんて受けれるの?


「詳しいことは、まだ決まってないこともあるから、

決まり次第伝えるから。

ごちそうさま」


父さんはそういうと、リビングのソファーに行く。

…父さんはどんな事をしているんだ?


「ごちそうさまでした。」


僕はリビングを後にして、自分の部屋へ。

今日は別世界とはいえ、色々動いたから風呂で

汗を流したい。

いつもより早めのお風呂に向かう。

今日は僕からリノンの部屋に行こうかな…。


脱衣所の扉を開ける。


「…。」

「…。」


そこには、先客がいた。

…リノンだ…。

ちょうど、風呂場の扉に手をかけて、

入るところだった。

リノンはしばし硬直した後…。


「○@△%□~!!」


声にならない悲鳴を上げた。

そして、地面に座り込む。


「ご、ゴメン!!


僕は慌てて脱衣所の扉を閉める。


「…しっかり、責任とってもらうから…。」


扉越しにリノンの声がする。


「うん、しっかり責任とるよ…。」


…なんだか僕はちぐはぐな返事をしたような気がした。


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