シルビィの恋愛相談室
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シルビィへ。
今日はありがとう。
ユウスケと一緒に戦えたけど、
なんか途中で変な空気になっちゃって…。
明日から一人で戦おうかな…って思ってるの。
じゃあ、またね。
リノンより。
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…どうしてこうなったんだろう?
あまり私がユウスケに事情を話さなかったのが
いけなかったかな…。
ちょっと、浮かれすぎたかなぁ…。
こういう話しって、ちょっと苦手なんだよなぁ…。
日記が光る。
シルビィからみたい。
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お姉ちゃんへ。
異世界のはざまデートはどうだった?
あんなに楽しみにしてたのに、どうしたの?
相談のるよ~。
シルビィより。
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…気持ちの整理もできないし、
シルビィに話して気分変えようかな…。
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シルビィへ。
ありがとう。
実はね、私今の状況をうまくユウスケに伝えれなくて…。
そして、戦闘ごとにユウスケが変わっていくような
気がして、なんか怖いの…。
…って、シルビィも人見知りだから同じかな?
これからも一緒に戦っていいのかわからないの。
…変な相談でごめんね。
リノンより。
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…まぁ、確かに、ユウスケのこれから一緒に
戦っていいのか、悩んでるし…。
私…どうすればいいのかなぁ。
私の世界の事…あまり巻き込みたくない…。
日記が光る。
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お姉ちゃんへ。
そっかぁ…。
こっちの事もお姉ちゃんに上手く伝えれてないもんね。
正直なところ、まだ情報集まってなくて…。
ただ、お姉ちゃんがそっちに行ったことで、
境界が不安定になってるのは確かだよ。
でも、それはお姉ちゃんにもお兄ちゃんにも責任は無いから。
そこは天使様が太鼓判おすって!
それと、私弟が居るから男の子の事は少しわかるな…。
男の子って、結構変わるところあるよ?
私の弟も、時々男らしいところ見せるし。
だから、私は一緒に戦ってもいいと思うよ?
好きな人なら…なおさらね?
シルビィより。
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…弟居たんだ…。
…う~ん、あっちの事はシルビィに任せるしかないか…。
また情報もらって、こっちの世界にモンスター来ないように
しなきゃ…。
とりあえず、私のやれることだけ、やらなきゃ。
…ユウスケと戦えかぁ…。
変わっちゃいそうで怖いんだけどね…。
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シルビィへ。
ありがとう。
弟が居たんだね。
でも、ユウスケと一緒に戦ってると、今のユウスケじゃ
なくなりそうで怖い気がするの。
責任…ねぇ…。
なんだか、私、その言葉に違和感があるの。
ユウスケの責任とるって何のことかなぁ…とか。
確かに、私も責任とってっとは言ったけど…。
な~んか、しっくりこないのよね…。
まだ、ユウスケと一緒に戦っていいか悩んでます…。
リノンより。
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…そうなんだよなぁ…。
『責任』って言葉に違和感感じてるんだよなぁ…。
そんなユウスケが思い詰めるほどなのかなぁ…。
あ、シルビィから来た。
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お姉ちゃんへ。
うん、弟居るの。
ん…なんとなくだけど、私は一緒に戦った方がいいと思うの。
そしたら、気持ちが通じ合う気がするの。
それと。
お兄ちゃんの「責任とる」はお姉ちゃんを
呼んだことじゃない?
お姉ちゃんの「責任とって」は、
お姉ちゃんの気持ちに責任とってじゃないの?
…お姉ちゃん、鈍いよ…。
ユウスケさんにも、自分の気持ちにも…。
それが伝わらないから悩んでるんじゃない?
…って、聞いてて妬けるなぁ…。
相思相愛のくせに…。
まだ、悩む?
シルビィより。
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…!?
私はシルビィの日記に衝撃を受ける…。
…図星だ…。
改めて考えると、シルビィの言う通り…。
…だから、ユウスケは自分を責めちゃうのかな…。
…ちゃんと気持ち伝えなきゃ…。
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シルビィへ。
ありがとう!
少し、すっきりしたよ。
…図星かもね…。
しっかり話してみることにするね。
ちゃんと話しして、一緒に戦うかも決めてみる。
本当、ありがとう!!
リノンより。
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「リノン!夕ご飯よ~。」
「はーい!」
ユウスケのお母さんから声がかかる。
ご飯食べたら、ユウスケと話し合わなきゃ…。
あれ?
シルビィからだ。
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お姉ちゃんへ。
お熱いお二人に、妬けちゃう~☆
またなんかあったら、言ってね♪
シルビィより。
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…冷やかされてしまった。




