表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/110

デートってどこがいいだろう?

「…。」


なんだか、寒気がしたのは気のせいだろうか…。


今日は終業式なので、ホームルームと全校挨拶で終わり。

僕は足早に帰ろうとする。


「よう!雄介!」

「やあ、大樹。」

「明日から春休みだな…。」

「そうだね。」


…そういえば、大樹には一番に、

リノンを紹介したいところだ。

どこで会わせるのがいいかな…。

カラオケ…は、リノンが無理そうだし…。

僕がそう考えていると、

そっと、大樹は耳打ちをしてくる。


「雄介は彼女で忙しいだろうけど…。」

「…まぁ…そうだけど…。

大樹には春休み中に紹介したいと思ってる。」

「ありがとう!

楽しみにしてるよ!」

「でも…どこがいいか…。」

「ゲーセンとかは?」


そっか、ゲーセンならいいかも?


「そうだね。

ゲーセンにしようか?」

「おう!じゃあ、開いてるときに連絡くれな!」


大樹はぐっと、親指を立てる。


「そういえば、彼女と春休みにどこに行くか

決めてないんだ…。」

「そっか…。

なら、雄介の好きな水族館に行ったらどうだ?」


…カラオケの事ばかりで、飛んでたや…。

水族館…約束してたもんな…。


「そういえば、行くって約束してたところなんだよ。」

「決まりだな!」


そうだ。

せっかくだから大樹にアイディア聞いてみよ。


「大樹だったら、彼女居たらどこ連れてく?

カラオケ以外で…。」

「そうだな…。

カラオケ以外かぁ…。

動物園、遊園地…今なら桜っていうのもあるな。

変化球で猫カフェとかかな?」


そっか…。

桜見て散歩も良いよな…。


「ありがとう、参考になったよ。

桜はいいね!

遊園地と猫カフェはちょっと高いかな…。」

「漫画喫茶のペアシートってのもあるぞ?」

「…いろんなところ行きすぎたら、散財しちゃうよ…。」


苦笑交じりに僕は答える。

バイト考えてたけど、今回はいいかなぁ…。


「じゃあ、またな!

連絡待ってるから!」

「うん、わかった!」


分かれ道。

大樹と分かれて、僕は家へと足早に向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ