家族と夕食♪
今日は4人でご飯だ~。
…こっちに来て、初めてがいっぱいで楽しいなぁ…。
ユウスケのお父様もお母様も優しいし…。
…ユウスケはこんな優しいご両親に育てられたんだ…。
「さぁ、食べて!
あ、リノンさんはお箸使える?」
「はい、大丈夫です。
むこうの世界でも私のところは、箸だったので。」
「そうなの…似てるところも多いのね…。」
…うん、私もそれ思った…。
言葉も通じるし…日記も私の読めるものだったし…。
どうしてだろう?
「父さん、今日リノンさんと遊んでみて、
本当に異世界の人なんだなって思ったよ。
ゲームも説明してて面白かったよ。
『中に人が居るんですか?』って。」
「…普通にそう思います…。」
「うん、それがそう思えた理由だよ?
そうそう、学校の手続きは何とかなりそうだから、
雄介も期待しててくれ!」
「…父さん、手続きで休んだの?」
「そうだよ?
だって家族が増えるなんて、一大事だろ?」
…う~ん、よくわからないけど、学校行けるみたい。
ユウスケと同じ学校かぁ…楽しみだな…。
「…それで、スマホとゲームも買ってきたの?」
「ああ、スマホは無いと不便だしな。
それにゲームは親睦をはかろうと思ってだな…。」
うふふ。
ユウスケとお父様、楽しそう。
じゃあ、私もご飯食べよっと。
何だろう…この揚げたもの…。
「それは、アジのフライよ?」
「アジ?」
「そう、お魚よ?」
「お魚!?大好物なんです!!」
私はアジのフライにかぶりつく。
「おいしいです!!」
「よかった!お口に合って!
そうそう、リノンさんは食べられないものある?
それと、お口に合わないものがあったら、
遠慮なく残してね?」
「好き嫌いはありません。
むしろこちらの料理は、会ってる感じがします。」
「ならよかった!
こっちの食生活も慣れてね。」
「わかりました。」
…そうなんだよなぁ…。
こっちのごはん、向こうとは違うけど、
どことなく味付け同じなんだよな…。
…確かにむこうの世界でも、
食事受け付けなかったこともあったし…。
「あ、虫は苦手かもです…。」
「…こっちでも、ほぼ食べないから…。」
「そうなの?」
「一応、虫の料理はあるけどね。
まず、食卓には出ないよ?」
ユウスケから教えてもらう。
ふ~ん…そうなんだ…。
なら、良かった!
「ごちそうさまでした!」
「あら…リノンさん、しっぽまで食べたの?」
「はい!大好物ですから!」
「…サンマも骨まで食べてたよ…。」
「そんなに好きなのね!
じゃあ、来たばかりだから明日もお魚にしようかしら?」
ん~、そういえば、このあたり海とか川とかないけど…。
どうやってお魚捕ってるんだろう?
今度、教えてもらおっと♪
「リノン、僕の部屋に来るかい?」
「うん、行く~!」
「スマホの使い方も教えたいし…。
あと、昨日話せなかった事とかも話したいし。」
「いいよ~。」
私とユウスケは、ユウスケの部屋に向かった。