16/110
授業が身に入らない…。
リノンは寝てたので、起こさずに家を出る。
昨日は疲れただろうから、休んでてほしいと思ったから。
そろそろ、起きた時間だろうか?
母さんが居るから大丈夫だろう。
…きっと…。
…それにしても実感がわかない…。
帰ったら、本当にリノンは居るのだろうか…。
昨日の事は僕の夢だったりしないだろうか…。
夢なら…覚めないでほしい…。
…なんか、今日は授業に身が入らないや…。
早く授業終わらないかな…。
そして、リノンと会いたいな…。
…一旦、ここは集中しよう…。
僕が帰るまで、待っててね。
リノン…。




