どんな顔して、ユウスケに会おう……。
私は、寝間着に着替えて、布団でゴロゴロしていた。
でも、不安は不安で……。
「こんなことになるとは、思いもしなかったなぁ……」
私の我儘で、ユウスケを巻き込んで……。
そのユウスケのお友達、ダイキさんまで巻き込んで……。
「消えたい……」
まだ残る、罪悪感。
でも、これは私の望んだこと。
だって……。
「ユウスケ……」
会いたい気持ちが、勝ったから……。
私の世界を……捨てて、こっちに来たんだから……。
「……」
凄く寂しかった……。
怖かった……。
一人で抱えることが……。
でも、ユウスケは……。
「ふにっ!?」
さっきのお風呂の事を思い出す。
……寂しかったとはいえ、一緒に……。
「むきゅぅ……」
私は布団にくるまる。
思い出すと……。
「ふにゅぅ……」
力が抜けて、体が熱くなる。
少しずつ、思い出していく。
この感覚、嫌ではない。
「ユウスケ……ユウスケ……」
私は布団にくるまり、一人悶える。
なんていうか……こう……好きが止まらない。
身体のほてりを沈めるべく、私は布団を抱きしめる。
「……大好きだよぁ……」
胸のドキドキが止まらない。
私は、もう恋に落ちて……。
この気持ち、全然止まらない。
むしろ、加速していく……。
きっと、表情は緩みまくりだろうなぁ。
「……責任、取ってもらうんだから……」
止まらない気持ち……。
私は少し、涙目になる。
嬉しくって……そして……。
「……許さない……」
なんとなく、つぶやく。
両想いのはずなのに……。
でも、なぜか胸が締め付けられる。
「この気持ち……うまく伝えたい……」
何だろう?
まだ、伝わり切れてないもどかしさがある。
ユウスケも、ユウスケで……。
「……鈍感……」
恨めしく、つぶやく。
大好きと言われても、物足りない。
もっとこう……。
「……一緒に……そばに……」
まだ、ぎこちない私たち。
もしかすると、このぎこちなさが、醍醐味なのかもしれない。
けど……想いが伝わるまで……。
「男の子って、こうなのかなぁ……」
私は、恋して、両想いになったことは無い。
どうして、こう、上手く伝わらないものか……。
「ふにゅう……」
もっと……私の虜にしたい……。
そんな欲求が芽生えてくる。
「……」
そういえば、この後、ユウスケにどんな顔して会えばいいんだろう?
また、身体が熱くなる。
「今日眠れるかなぁ……」
私は、悶々としながら、布団にくるまった。