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異世界へ宿泊
チュチュチュチュン…。
鳥の鳴き声で蓮は目が覚めた。
自分がいる部屋は薄暗いが、カーテンから漏れる光は既にいい時間であることを示している。
「知らない天井だ、って言うセリフを俺も言うことになるなんて」
冗談を言えるほどには余裕があるが、身体の節々が痛く、体を起こすのも一苦労する。
「ここはどこだ?」
簡素な木の作りのベッドに寝かされていたようだが、どうやら自分の知らない家に連れて来られたらしい。
「一体誰に??」
「」
ドアから声が聞こえるので、振り返るとそこには