神様のお仕事(詩)
神様のお仕事(詩)
神様のお仕事、 此の世界を創ること。
神様のお仕事、 其の世界を壊すこと。
神様のお仕事、 色んな生き物を生むこと。
神様のお仕事、 色んな生き物を滅ぼすこと。
神様のお仕事、 誰かを幸せにすること。
神様のお仕事、 誰かを不幸にすること。
神様のお仕事、 遠く、遠く、遠くへ行くこと。
神様のお仕事、 近く、近く、近くに居ること。
神様のお仕事、 人の心を癒すこと。
神様のお仕事、 人の心を傷付けること。
神様のお仕事、 希望の光となって輝くこと。
神様のお仕事、 絶望の闇となって沈むこと。
神様のお仕事、 遊んで、遊んで、遊ぶこと。
神様のお仕事、 働いて、働いて、働くこと。
神様のお仕事、 生真面目に考えること。
神様のお仕事、 不真面目に考えないこと。
神様のお仕事、 厳しく子供を叱ること。
神様のお仕事、 優しく子供を褒めること。
神様のお仕事、 此の日々を続けること。
神様のお仕事、 其の日々を終わらせること。
子供が小さな手で、一生懸命に積み重ねた積み木を、
最後の最後に、何の感慨もなく、其の小さな同じ手で、
バラバラにバラバラに崩してしまうように。
神様は気まぐれに、計画的に、此の世界を創造しては、
バラバラにバラバラに壊してゆく。
創っては、壊す。創っては、壊す。
其れは、誰かにとっては、幸せなことだったり。
其れは、誰かにとっては、不幸なことだったりする。
輪廻転生の果てに、創造して、壊して、また創造して、
また壊して、幾度となく、幾度となく、果てしなく、
繰り返す。繰り返す。繰り返す。繰り返す。繰り返す。
希望も絶望も、幸せも不幸も、喜びも悲しみも、
愛も憎しみも、痛みも癒しも、天国も地獄も、
アナタもワタシも、キミもボクも、オレもアンタも、
過去も未来も、今、現在も、幾度となく、果てしなく、
回る、周る、輪る、廻る、囘る、巡る、匝る、
止め処なく、止まることなく、止まれなく、
止めることも、辞めることも、出来ずに。
今日も、また、神様のお仕事は、続いてゆく。
果てしなく、果てしなく、続いてゆく。
其れが、此れが、神様のお仕事。




