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新世界創造  作者: プラトー
第1章
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第三の日

雲が流れ、水が波打ち、時の流れに合わせて変わりゆく世界。朝と昼と夜が巡り、再び新しい朝が訪れた。


今度は、光に照らされ、少女は確かに目覚めた。

夢の中で何かに語りかけられていた気がする…

(あれは確か……だめだ。くそっ。思い出せない。何かすごく大事なことだった。)

しかし、その内容は霧のように曖昧で、記憶の片隅に消え去っていた。



そうしてまだ頭がぼんやり靄に覆われている中、それを晴らすかのように、再びあの声が響いた。



「天の下の水は一つ所に集まれ。乾いた所が現れよ。」




その言葉に従うように、世界はまた変化した。





目の前には、乾いた大地が広がり始めた。それは少女の知る地面とは違った。石畳もなく、道もない。

ただ土と石塊が散らばる荒々しい大地であったが、それでも彼女にとっては、どこか見覚えのあるものだった。

(地面じゃないか…。声に合わせて世界がどんどん形作られていくのか…?)


そして、水は一つに集まり、それは彼女の見たこともないほど途方もなく大きな水溜まり――

いや、盗人の濡れ衣を着せられて、逃げ込んだ森の先で見たあの大きな湖のように広がっていた。




世界は、絶えず変化に満ちていた。





しかし、その変化はこれで終わりではなかった。

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