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旧 三つの僕〜鏡と影と自分〜  作者: 優鈴-ゆうり-
2/8

EP.1 不登校児。

僕は嘉神かがみ ゆう。小学四年生。

僕はこの頃、学校に行ってない。

母は「別にいいよ」って言ってるし。まあいっか。

今は早朝。早く起きすぎた。

「今日は早かったからお散歩行くね。鏡くんもついてくる?」

「どうやって?」

「手持ち鏡を持っていけばいいんだよ。」

「いいね!」

「今日はまず近くの月花公園に行こう」


ー月花公園に着いた。でもそこには先客がいた。

綺麗なお兄さん。歳は二十代くらい。

「悠くん。あの人も能力者だよ。」

「じゃあ、いっぱい聞きたいことあるし、お話聞きに行こうかな?」

「じゃあ、これだけは言っちゃいけないよ。

生まれながらの能力者のことと2つの能力者だって事。

今回は僕(鏡くん)が引くから。信用できるようになったら、

呼んでね。あと手鏡はしまおうね。」

「わかった。でも僕すぐ信用しちゃいそうだから、

影くんに信用度を確かめてももらうよ。」

「わかった。俺に任せておいて」


ひと段落作戦が決まったところで、お兄さんに話しかけた。

「こんにちは。僕は嘉神 悠です。」

「こんにちは。俺は御影おかげ みなとだ。

もしかしてだが…お前能力者か?」

「はい。そうですが…」

「そうなんだ!俺は影の能力。こっちは砺波となみよろしくな!」

「よろしくです。砺波くん。僕も影の能力なんです。こっちは影くんです。」

「そうなのか⁉︎じゃあ能力者で困ることあるだろ。俺でよければ相談乗るぜ?」

「いいんですか‼︎ありがとうございます!それじゃあ…」

それから1時間ほど湊さんは相談に乗ってくれた。しばらくして

「そういえば、お前。LINE、持ってるか?」

「はい。持ってますが…」

「んじゃ交換しようぜ!家族にもこればかりは相談できないだろ?」

「ありがとうございます。ねぇ、影くんそろそろいいんじゃない?」

「...そうだな。もういいだろ」

「何が?」

「湊さん。ごめんさない。僕嘘ついてました。

本当は影の能力だけじゃなく、鏡の能力もあるんです。」

「えぇ⁉︎そうなのか!ってことは生まれつきか〜。嘘は全然大丈夫だ。

初めて会った人だ。そりゃ警戒するよな。」

「本当にすみません。」

「いいってことよ。」

「それじゃあ、改めて紹介します。鏡くんです。」

「お前らの名前ド直球だな!」

「鏡です。先ほどから悠くんがお世話になったようで、感謝します。」

「いいってことよ。これからもよろしくな。」

「あ!もうこんな時間だ!すみません。母に秘密で出てきてしまったので、

家に帰らなきゃなんです。」

「じゃあ送ってくよ!」

「え!でも申し訳ないですし…」

「こんな時間に子供一人歩かせられないよ」

「ありがとうございます!」


ー家に着いた。

「わお。隣じゃん。」

「まさかの⁉︎」

「俺の家は右隣だからいつでも遊びにこいよ!」

「本当に何から何まで…」

「全然大丈夫さ!」

「今日は本当にありがとうございました。」

今日、湊さんに会えてよかったな。

                       ー次回に続くー

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