第8話 久しぶり?の食事
建築が進まない…タイトル詐欺にならないように気を付けます。
あれから創造神様に教わりながら四大魔法の習得、この世界にない属性魔法の新規属性開発をした。
なかなか色んな魔法を習得、開発が出来たのだが意外なことに気付いた。それは……。
『優良君、実はずっと気になっていたのだがのぅ。以前に快復魔法を想像したはずじゃが、あれをちゃんと【魔法】として安定させないと、ステータスには反映されずにそのまま消失してしまうから今のうちに忘れずにやっておいたほうがいいぞ。』
あれ?そういえばあの魔法って一回使ったきりだからすっかり忘れてたな。せっかくだし、それもしっかりやっておきますかね。
『優良君は気付いてないようじゃがの~あの【快復魔法】というのは、この世界にある回復魔法よりもかなり性能がいいんじゃよ。その上で、あれはさらに進化する可能性が非常に高いのじゃ。だから、あの魔法はしっかりと反映させておいたほうが後々のためにも良いんじゃぞ?』
なんと!あのウサギに噛まれて痛みからいち早く脱したいだけのために創った魔法が、そんなにも高性能だったとは!ならば、消え失せてしまう前に、反映させておきましょう!
創造神様にアドバイスを貰いながら、魔法・スキルの習得&開発を行ってはや2~3時間程たっただろうか、創造神様はそろそろお帰り?になるそうだ。
『これだけの魔法やスキルがあればもう簡単には魔物にやられる事はないじゃろう。この小屋を拠点にしてLVアップをするのもいいじゃろう。あとは、優良君次第じゃ。是非とも頑張ってほしい。もう大丈夫かの?優良君。』
「はい!とても助かりました。これで、自分も頑張って生きていけそうです。ところでなんですが、自分の私欲の為に魔物を狩るのは神様的にはいいんですか?一応この世界に生きる生き物じゃないですか?それを、自分の資金稼ぎやLVアップの為に狩るのはどうなんですか?」
俺は気になる事のひとつを聞いてみる事にしたんだが、返ってきた答えは割とあっさりとしていた。
『ん?別に構わんよ、そもそも魔物という生き物は儂等神々が創り出しというよりは、自然発生したというのが、本音じゃな。この世界には、元々魔物はおらず人族や獣人族・魔族・妖精族・精霊族などと言った種族や普通の動物しかおらんかったのじゃ。しかし、ある時から大地に染み込んだ魔力や自然に漂う魔力を吸収し過ぎた動物や妖精・精霊・魔族など魔力に敏感に反応する者達がその悪い影響を受けて変化したのが、魔物なんじゃ。儂等としては、自分達が手を下してばかりいては、地上を生きる者たちが魔物から身を護る手段を身につける機会を奪うのではないかと思って手を出さなかっただけで、優良君がいくら殺してもまったく問題は無いんじゃよ。』
「ちょっと聞いてもいいですか?魔物が神様の手によって生み出されたものではないという事はわかりました。でも、元が魔族や妖精・精霊・動物だったのならそれは間接的に神様の見守る対象にはなったりしないのですか?」
『ん~言いたい事はわかるのじゃがな、それは考えてもしょうがないんじゃよ。そもそも一度魔物になってしまうと二度と元に戻る事はないんじゃよ。だから、さっくりと倒して人に役にたってくれるならそのほうが良い。それにのぅ、動物を除けば魔物になってしまった魔族に妖精・精霊達は悪事を働きその素養があったものがなってしまったいわば成れの果てなんじゃよ。まぁ自業自得じゃの。だからこそ、魔物に対してそこまでの気を使う必要はどこにもないんじゃよ。動物に関しては、まぁあれじゃ食えるものに関しては美味しく食ってしまえば、供養にもなるじゃろうて、フォフォフォ。』
「え!魔物って食べられるんですか?俺、結局何も食べない状態でここまで来てたんですけど、こんな事ならあの熊も食べておけばよかったです。」
『うむ、しっかり食えるぞ。魔物というやつは魔力の影響を受けてるだけであって、けして毒物に変化したとかではないからのぅ。だが、一応注意じゃ。如何に食せるとは言うても元より毒を持っているとか、そういう生き物に関しては魔物化する前と一緒じゃからのぅ。そこは気をつけるんじゃぞ。』
「はい、わかりました。そこらへんは気をつけながら食べれるかどうかを確認しつつにしますね。あ、それとなんですがちょっと自分自身の事で気になることがあるのですがいいですか?」
『うむ、なんじゃね。』
「え~とですね、気のせいかもしれないのですが、なんかこの世界に来てから自分の性格が変わったような、荒々しくなったといいますか、向こうの世界にいた時と比べて明らかに性格が変わってると思うんですが、気にしすぎですかね?」
『あ~それはじゃな、実は優良君は地球から神域に来る時には、身体と心それに魂がとても傷ついておったのじゃ。その状態は流石に看過する事は出来なかったのでな。それで儂等は優良君の身体は勿論の事心も魂も治したのじゃがなぁ。う~んまぁ隠してもしょうがないから言うんじゃがな。正直、元々優良君はそういう性格だったんじゃよ。あくまでも儂等がしたのは治したのであって、改造を施したわけではないからのぅ。まぁ、その原因になった事なら覚えがあるんじゃがな。』
なんか創造神様が妙に言いづらそうにしてるけど、一体何が会ったというのだろうか?変な事でなければあまり気にはしないのだが……。
『うむ、ばあさんの許可も得てることだし教えておくとしようかの。優良君、実は君の魂を治す時にのぅ、少しばかり問題があっての。実はの魂が欠損しておったのじゃよ。おそらく、長いこと辛い人生を歩んできたせいで、心が歪みその影響が魂にも及んだのじゃろうて。そのままでは優良君はまた負の感情を背負ったままになってしまう可能性が高かったのでな。じゃから儂等はその欠損を補う為に優良君に【神の欠片】を使ったのじゃ。そうして完全に治すことが出来て今に至るというわけじゃな。』
「え~とその神の欠片というのは自分に悪い影響はないんですか?なんか聞いてるだけでも人に使っても大丈夫なのかと心配なんですが…。」
『正直に言えば普通の人間に使えば、おそらく身体も魂も全て消滅、よくて廃人になるぐらいじゃろうかの。しかし、優良君の場合はその心配はないのじゃ、なぜなら君は【格】をもっているからじゃよ。その【格】なんじゃが君は神になりうる資格がある。おそらくは君の先祖に神事に関わっていた者がおるはずじゃよ。優良君はその者の血を引く先祖返りじゃな。だからこそ、神の欠片を受け入れてもなんの問題もなかったんじゃよ。』
流石にそういうのは、聞いた事はないな。相当に昔の事なんだろうか、言っちゃ悪いが先祖の事にはさほど興味はなかったりする。
今の自分にはあまり関係がないからというのもあるからだ。いくら血の繋がりがあるとはいえあまり昔の人になると他人にしか思えない。
会った事もない親戚が急に訪れて、「大きくなったわね~覚えてるかしら?あなたのおばさんなのよ。」というアレだ。正直「何言ってんだ、コイツ。」としか思えないそれぐらい遠く感じるのだ。
ともかく、先祖どうこうは人それぞれだろうが、俺はあまり身近には感じれないのだ。
それならまだ大樹さんや連枝さん、葉津梛ちゃんや和津梛ちゃんのほうが家族に近いな、ウンウン。
さてかなり脱線してしまったが、治して貰ったのだ。感謝の言葉は必要だろう。それに自身の疑問も解消されたのだから、しっかりとお礼の言葉を言っておかねば。
「創造神様、自分を治してくださり、また疑問にも答えていただきありがとうございます。」
その言葉と同時にしっかりと頭を下げておく、お礼はしっかりとしましょう。目の前には居ないんだけどね。と、あれ?なんか反応が無い気がするな?顔を上げて様子を伺うと無表情の創造神様がじっと俺を見ていた。なぜ?
「あ、あの創造神様?何か気に入りませんでしたか?その言葉が悪かったでしょうか?」
『………』
あれ?怒っているのかな?でも、なんで?もしかして、俺が心の中で先祖がどうでもいいとか言ったからそれを聞いて怒ってるのかな。やばい、流石にそれはマズイしっかり謝らなくちゃ!
「あの創造神様すいませんでした。けして先祖の方が憎いとかそうでは無いのですが…。」
『おじいちゃんじゃ……。』
「え?すいません、よく聞こえませんでした。そうぞ…。」
『違うぞ優良君!わしのことはおじいちゃんと呼ぶのじゃ。そんな堅苦しい呼び方は聞きたくないぞ!わしのことはちゃんとおじいちゃんと呼ぶんじゃ!』
え!そこなの!え~でもなぁ恐れ多いというか何というか。でも、この感じじゃ多分何も聞いてくれそうにないんだよな。いいのかなぁ…う~んまっいいか!本人が良いって言ってるんだしね。
「え~とじゃあ、おじいちゃん。そのさっきの先祖様を馬鹿にしたのは謝ります。ごめんなさい!」
『ん?なんで謝ってるんじゃ?先祖のことなぞどうでも良い。儂の事はちゃんとおじいちゃんと呼ばないと駄目じゃ、良いな?』
「は、はい、わかりました。次からはそう呼びます。」
『喋り方も駄目じゃ、儂はおじいちゃんなのだから、孫のように喋るんじゃ。』
…注文が多いな、じいちゃん。俺、不敬にならないよね?すっごい心配よ?
『大丈夫じゃ、心配いらんよ。儂が良いと言っとるんじゃ、気にするでない。それよりも今のようにちゃんとじいちゃんと呼ぶんじゃぞ。』
オゥ聞かれてたか、そりゃそうだ。そもそも隠し事ができるわけがないから当たり前だったな。まぁいいや、うじうじ悩んでもしょうが無いじいちゃんと呼ぶことにしよう。
『うむうむ、それで良いのじゃよ。フォフォフォ。』
『私はおばあちゃんでいいんですよ?優良さん。』
うぉっ!ここでまさかのおばあちゃんが飛び入り参加だ。油断も隙もないな。
あ~はいはい、わかりましたよ。おばあちゃん!
『フフ…元気があってよろしいですね。おじいさん共々よろしくお願いしますね、優良さん。』
あ~そもそも俺が口で、いや全体的に勝てる相手ではなかったな。初めから無理があったんだ。
『ふむ、そろそろ知りたい事もなくなったかの。それならいい加減帰るとするかの。もう、大丈夫かな?優良君。』
「はい!こんな時間までありがとうじいちゃん。これから先はなんとか自力で頑張ってみるよ。」
と、こんな感じならだいじょうぶかな?馴れ馴れしくないかな?
『うむ!大丈夫じゃ!それで良いのじゃ、ではな優良君、いや優良よ。』
ッ!…久しぶりかもしれないな…名前で呼ばれるの…なんか懐かしいや。
『そうそう優良さん。あなたまだこの世界に来て何も食べてないでしょう?今から狩りに出掛けても碌な物を食べれないでしょうから、私が作ったご飯をあなたのスキルのマイバッグに入れておきましたからね。それを食べて明日から頑張りなさいね。』
「本当ですか!?ありがとうございます、大切に食べますね、お、おばあちゃん。」
『はい、よく出来ましたね。これからもそう呼んでちょうだいね。優良ちゃん。』
おぉ、ゆ、優良ちゃんか。かなり恥ずかしい呼ばれ方だが悪い気はしないね。そのまま、呼ばれることにしましょう。ありがとうおばあちゃん!
『ではの、気をつけるのじゃぞ。優良、儂等はちゃんとお主を見守っておるぞ。』
『えぇそうですね、頑張ってね。優良ちゃん。』
「はい!一生懸命頑張ります!またね!おじいちゃん、おばあちゃん!」
そう言うと二人の気配が消えたような気がした。はぁ~なんか充実した一日だった気がする。
よく考えたらこの世界に来てまだ一日なんだよな?随分と長く居る気になってたよ。
日も暮れてきたし、そろそろ小屋に戻ろうかな?というか早く戻りたい。それは、何故かそれは俺がとても腹が減っているからだ!流石にもう我慢できそうにない、ここに来てから本当に何も食べてないのだ。もういい加減我慢の限界なのだ。と言う訳で、さぁ早く帰ろう!
小屋に戻ってきたのだが、先程倒した熊がいない…。まさか、あの状態で生きてるとかじゃないよな?それとも、違う魔物が持っていったのか?わからんが、警戒はしたほうがよさそうだ。
さっさと小屋の中に入って、戸締まりをする。いつ襲われるかわからないからね。
さぁご飯だ、何が入ってるのかなぁとマイバッグに手を入れる。あ、ちなみにマイバッグと言ってるが、実際はアイテムボックスみたいなもので、空間に手を入れて出し入れするようなものだ。
なんでも俺にわかりやすいようにとその名前をつけたとの事だが、アイテムボックスでもインベントリでもストレージでもわかったんだけどね。俺のためって言ってくれたので、あえて何も言わずにそのままだ。別に困らないしね。
ご飯は~おぉ、おにぎりにフライドチキン、サラダに味噌汁そしてデザートに粒餡が入った餅だ。
なんという贅沢!向こうの世界にいる時でも、月に一度食べられたら嬉しいものが勢揃いだ。
月に一度の理由が一応あるが、ここでは割愛。なぜなら腹が減っているから。では、いただきます!
お腹いっぱい食べました!いや~よかったよかった。良いものを食べました。さて、お腹がいっぱいになると、次に来るものそれは眠気です。外もだいぶ暗くなってきたので、寝ることにしよう。明日からまた頑張らないといけないしね。建築も戦闘技術もしっかりと成長させないとね、頑張るって言っちゃたし何より今の信頼関係を崩したくないしね。では、明日のためにおやすみなさい。
―朝になった…はずだ、何故あいまいな表現をしてるのか。その原因は、小屋の中が真っ暗で何も見えないからだ。あ~これは参った、何も見えない。お!そう言えば生活魔法に【灯火】ってやつがあったはずだ。それを使って中を明るくしよう。
「さっそく使うか【灯火】ってヤバっこれはまずい!小屋が燃えてしまう。」
魔法を使ったのはいいのだが、灯火ってレベルじゃねぇ!これじゃ火炎放射器だ!なんつー勢いだ早く消してしまおう。
「消えろ!―はぁ~危なかった。自分の魔力の高さを忘れてたな。でも、どうしようか?込めた魔力ってかなり少ないんだけどな…う~ん、おっ!そうだ。そういえば、光魔法で【ライト】を創ったな。あれなら、大丈夫かもしれん。」
「今度こそ【ライト】!おぉ~すげぇLEDの照明器具みたいになったな~。なんかいいな一気に明るくなったな。成功してよかったよ。もしかして光量の調整もできるかもしれないな。後でやっておくか。よし、朝飯にしようかな。」
今日からは、戦闘訓練と一人でやる建築を頑張らないとな。多少時間が掛かっても良いものができるように、それと生き残る為の技術を身に着けていこう。
そろそろストックが尽きそうです。更新が3~4日に1回ぐらいになりそうです。なるべく更新を遅くはしたくないのですが、執筆速度が遅くて…。