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第48話 リゾートなスキルを手に入れた!

ブックマークが100件を超えておりました。やった!目標にしてたので嬉しいです。今度は200件を目指して頑張りたいです。そして、いつも読んで下さりありがとうございます!

こうやって目に見える結果が出るとモチベーションを高めるのにいい刺激になります。

 結局優良は全員を相手にしてしまった。まず既に致してしまっていたメンバーを除いたウィリルとルティアそれとニーナはリィサ達初期メンバーの企み通りに3人まとめて連れて行かれてしまい、少し長めのの2時間で解放された。

 そして次にリィサ達初期メンバーとモニカなのだが、なんとこちらは優良が更にマイシェルターの時間の流れを遅くしてなんと10分で1日にして現実時間の30分掛けてようやく解放されたのだ。初めに相手をしたモニカから約5時間あまりが経過して、優良以外がグッタリしておりその光景を見て優良は流石に少しだけヤりすぎたかな?と思ったが、結局まぁ良いかな?と思い全員を介抱する為にいろいろと行動する事にしたのだった。



 なんとか致した直後の状態から回復した女性陣は一箇所に集まり優良とシタ事で盛り上がっていた。初めは優良も一緒にいたが、「お腹が空いた…。」の一言を発して食事を作りに行ってしまった。本来なら女性として好きな男性には手ずからご飯を作ってあげたいのだが、今だ完全に回復した訳ではないので、間違ってふらついたりして怪我をしてはいけないと優良に断られてしまったのだ。そういう事なので仕方無しに女性陣は会話に華を咲かせているという訳だ。



「それにしても凄かったわユーラくん…ユーラくんが初めての相手だけど、男の人って皆ああなのかな?」



 一応この中では一番年上になるであろうモニカが皆に意見を求めている。しかしここに集まっている皆は全員が優良が初めての相手であり、また皆が皆と言っていい程に同年代または年齢が近い知人や友人はおらず話としても聞いた事がないので、それが普通なのかどうかすらわからなかったりする。



「私はユーラが初めての相手だし友人と呼べるような人もいなかったから、違いを聞かれてもよくわからないわね。レナリアさんは…無理そうね。王女様だしそういう会話をする相手もいなさそうだし…。」


「…はい、そうですね。お付きの者達も余計な会話をする事を禁じられていたので、余計に無理でしたね。…はぁ。」


「ユリーナはどうかしら?宿の従業員とそういう会話をした事は無いの?」


「う~ん…皆毎日の生活費を稼ぐのが精一杯といった感じでしたからねぇ~。恋人が出来たらいいね?ぐらいの話をした事はありますけど~彼氏が出来ました~とか聞いた事は無いですね~。」


「そっかーじゃあ皆はどうだったの?ほら、私がパラサイトフローレンスに取り込まれてから結構年数が経ってるでしょ?もしかしたら1人ぐらいそーゆー経験した子はいないの?」



 それに対して答えたのはモモリスだったのだが、若干呆れたような目で師匠であるモニカを見てきた。



「はぁ…師匠あのですね、師匠が私達の目の前で魔物に捕らえられた上にですよ?師匠は私達に自分を討伐するように言ったじゃないですか。それなのにそんな暇がある訳ないじゃないですか…。毎日強くなる為の任務ばかり受けて必死でしたよ。」


「あ~アハハハ…ゴメンね!あの時は本当に生き残る事自体が無理だと思っていたからさ。…まさかこんな風にまた自分の『家族』達と話せる様になるとは思わないじゃないか…本当にこんな風に助けてくれたユーラくんにはどれだけの礼をすれば良いのか…わからなくなっちゃうぐらいだよ。……本当に……ね…。」


「あら?そんな心配は無用よ?あなたはユーラが求めた時にそのここにいる誰よりも大きな胸で奉仕してあげればユーラはあなたを助けた事なんて些細な事ぐらいにしか感じないはずよ。」


「あ~やっぱり?ユーラくんって隙あらば皆の胸とかお尻とか見てるよね?まぁ特に私は多く見られてる気はしてるけどね~フフ。」



 そしてモニカのその言葉に反応する者達がいた…そう弟子である戦乙女ヴァルキリオン達である。



「そうです…そうですよ!その事をどうしても師匠に聞きたかったんです!」


「何?急にどうしたの、シェイラ?」


「どうして急にそんなに胸が大きくなったんですか師匠!以前…まだ私達と一緒に居た時は師匠の胸は小さかったじゃないですか!何をしたらそんなに…ここにいる誰よりも大きくなるんですか!?」


「……さぁ?」


「さぁ?って何ですか!さぁ?って!ちゃんと教えて下さいよ、師匠!1人だけそんなに大きくなってるのは卑怯ですよ!私達にも情報を共有するべきです!」


「「「「そうだ!そうだ!」」」」


「いや…アンタラね…はぁ…アンタ達も充分に人並み以上じゃないか。それだけあれば充分だって!それ以上を望んでどうするのさ。」


「そんなのは決まってるじゃないですか…なぁ、皆!」


「そうね。」


「…そう決まってる。」


「あぁ決まってるぜ!」


「何となくわかる気がするけど、一応聞いておくけど…何で?」


「「「「「ユーラ(殿)((さん))((に))可愛がってもらいたいから!」」」」」


「だから師匠隠さずに教えて下さい!さぁ!」


「そう言われてもねぇ…本当に知らないんだよね。どうしてここまで育ったのか…ユーラくんなら分かるかな?ちょっと聞いてみようか?ユーラく~ん、少しだけ聞きたいんだけど良いかい?」



 ちょうどキリが良かったのか優良がモニカに呼ばれて近づいてきた。そしてやはりモニカの胸が気になるのか一度視線が胸にいった後にモニカに視線を合わせてきた。

 そしてやはりそれを見ていたシェイラ達は憎らしい視線をモニカの胸に送った。視線であの胸を奪えたなら!そう思わずにはおれないシェイラ達であった。

 


 そんな事を考えつつユーラになぜ自分の胸が大きくなったのか?を尋ねているモニカの質問にどうやら何かを知ってそうなユーラが答えてくれるようだった。



「…う~ん、まず…だけどな?俺が恐らくこうであろうと思う内容で合ってるならここに居る誰もその方法を取る事は出来ないぞ?それでも良いと思うなら聞かせるけどどうする?」


「いや諦めちゃいけない事もあるんだユーラ殿!だからせめてヒントにでもなれば良いんだ。是非教えてくれユーラ殿!」


「そこまでなのか…あぁわかった。でも話をする前に食事にしないか?皆もうそろそろ動ける様になったんじゃないか?もし問題ないようなら準備を手伝ってくれ。そして、食事を終えてから話をしようか。」


「必ずだぞユーラ殿!よし!では食事の準備を手伝おう。すまないがリィサ殿勝手がまだわからないので教えてくれないだろうか?」


「分かったわ、こっちに来て頂戴。ユリーナあなたは残りのメンバーをお願いね。」


「は~い、おまかせですよ~。」



 ぞろぞろと固まって準備をしにいく後を追っていこうとしたら、モニカに止められた優良は立ち止まり何か用でもあるのかと聞いてみた。



「その…あの子達がゴメンね?私もどうして胸がここまで大きくなったのかはわからないからさ?教えてくれるっていうのなら助かるよ。それとこれは授業料の前払いね?」



 そう答えながらモニカはユーラの手を取り自分の胸に引き寄せた量感たっぷりの胸にユーラの手を文字通り沈めてからこう囁いた。



「納得のいく授業内容ならこの続きは後で支払うからね?だ・ん・な・さ・ま?フフ。」


「ハイ…ガンバリマス。」


「フフ…ユーラくん?私がやっといて何だけど顔がすごいエッチになってるよ?これからご飯食べるんだから表情を引き締めないと…ね?」



 どの口がそれを言うのか?という言葉を飲み込んで表情を引き締める優良。食事の後はしっかりと詳しい話をして是非後払いも頂きたいと思う優良であった。







 食事を終え、リビング使用にした部屋に集まり話をする事になった。早速なぜモニカの胸がここまで大きくなったのかを憶測混じりの解説をする事にした。



「一応初めに言っておくけど今から俺が言うのは多分こうじゃないか?っていう憶測だからな?それでもいいなら説明するけど、それでも良いのか?」


「前置きはもう充分だ、ユーラ殿!早く…早く教えてくれ!」


「お…おう…わかったよ、だからそんなに鬼気迫る表情で見るのをやめてくれないか?妙なプレッシャーを感じて話し辛いんだが…。」


「気にしないでくれ、さぁ早く!」



 皆充分に大きさがあって、それぞれの個性があるから良いと思うだけどなぁ…と思いつつも目の前の鬼気迫る表情に説明を始める事にした。


「まぁ説明と言ってもそんなに長くはならないと思うぞ?いきなりで悪いが核心をついて話すと多分モニカがパラサイトフローレンスに寄生体として体を乗っ取られていたからだと思うんだよ。」


「え?私がパラサイトフローレンス乗っ取られていたから?それってどういう意味なの?ユーラくん。」


「確かパラサイトフローレンスは一箇所に定住してる時には軽い休眠状態になってるはずなんだよ。でな?その時に使われないでいたエネルギー…じゃわからないか…あぁわかりやすく言えば魔力だな、魔力を一時的にモニカにストックしていたんじゃないかと思うんだよ。で、本来なら俺たちとの戦闘でそれを使う筈だったけど、あまりにも俺が圧倒したもんだからモニカにストックしてあった魔力を焦って取らずに切り離して新たな寄生体を取り込もうとしたんじゃないかな~って思ってる。

 その結果が大きな胸として残ったんじゃないか?まぁあくまでも憶測だからあまり当てにはならないと思うけどな。」



 優良が何度も憶測だと言ったにも関わらずシェイラ達は「そうか…魔力を溜め込めばいずれ大きくなるのか…」とか「私は治癒師でもあるから、もう少し魔力を溜め込む癖をつければあるいは…」とか「…私は魔法使いだから魔力はたっぷりある…希望が見えてきた…」とか「オレは戦士だし魔力は結構溜まってるんじゃないか?ならもしかすると…」とか「あたしは斥候だけど魔力は…どうしよう?誰かに教わるかな?」などなど全く優良が言った事を聞いていなかったりする。



 しかもただ聞いていないだけなら良いのだが、思い込みがあるのか「絶対に大きくして師匠よりも多くの時間をユーラ殿と…」と言っていたりしてる。最早自己暗示を掛けてるのではないだろうか?と思いたくなるような状態だ。



 1人だけならまだしも戦乙女ヴァルキリオンの5人全員がそんな状態なので、それをどうにかすべく優良は全員に語りかけた。



「あ~皆聞いてくれないか?何も無理して今より胸を大きくしなくても充分に大きいから大丈夫だぞ?それに俺はちゃんと皆を初めて見た時からいいなと思って結果こうやって一緒に居るんだから皆が俺を嫌いになったりしても離す気はないし俺が自分から皆を手放す事も絶対にしないぞ。」


「それでもやはり胸が大きいとユーラ殿も嬉しかったりするのでは無いか?」


「出会った時に初めからそうだと言うなら分かるけど、無理やり大きくしようとするのはどうかなぁ?そういう無理はして欲しくないって言うのが俺の意見かな。」


「…ユーラ殿にそう言われてしまったら何も言えないではないか…ユーラ殿は意地悪だ。」


「あぁ、ごめんごめん。俺が悪かったよ…ほらこっちにおいで。」


「…うん。」



 謝るついでにシェイラを抱き寄せて頭を撫でて上げる…こうして宥めておけば、しばらくして落ち着くだろう。そうやってシェイラの頭を撫でていたら、ふと俺の視線に影が差したので見てみると何故か他の皆が列をなしていた…。何してるんだ?

 疑問に思ったので聞いてみようと思った所で、シェイラの後ろに並んでいたリィサがタイミングよくこの状況を教えてくれた。



「疑問に思っているみたいね、ユーラ?こうして並んでいるのは単純に私達も頭を撫でて欲しいからよ。ユーラってこういう事をするのを恥ずかしがってなかなかしてくれないでしょ?けどね、私達は普段からもう少しこういう恋人同士でする様な事にも憧れていたりするのよ?だからもうちょっとユーラにはこういう機会を増やして欲しいわ。」


「あれ?でも俺結構頭撫でたりしてるんじゃない?手を繋いだりとかもした事あると思うけど?」


「ユーラ…あのね私達が言ってるのは普段行動してる時の事を言ってるのであって、その…シてる時やその後の事を言ってる訳じゃないのよ、わかるかしら?」



「あ~えっと…その…すいませんでした!」


「謝罪はいいのよ。で、分かってくれたかしら?」


「はい…これからは善処します。」


「そ?良かったわ。ね?皆もそれなら問題ないでしょ?」



 並んでいる皆から「異議なし!」の声が掛かった事で、如何に自分が女性に対して配慮が足りてなかったかを思い知らされた優良だったが、話はここで終わりでは無かった。



「という訳でユーラ?今からちゃんと全員を恋人として愛でて頂戴ね?次は私をお願いね、ユーラ。」



 今まで自分がしっかりとしてこなかったのが原因であるのは分かるが、どこか腑に落ちないと思う優良だった。







 あれから9人に増えた恋人達を充分な時間を掛けて愛でた優良だったが、精神的にものすごい疲労感を感じていた。しかしそれも仕方の無い事だった。やっていた事自体は頭を撫でたり、背中を擦ってみたり、はたまた腰に手を添えて抱きしめてあげたり等、変わった事だとあごを撫でてあげるといったものなのだが、だが如何せん全ての行為が密着している為に、柔らかさだとか温もりやら一番堪えるのがきつかったのが匂いだった。

 臭いとかではなく、皆妙にいい匂いがしてどうしてもそれが耐えるのに非常にしんどかったのだ。まるで蜜に誘われる蜜蜂のように誘われてしまい、つい匂いを嗅いでしまうと耐えるのがとても困難だったのだ。

 この行為の名目自体が恋人を愛でる為のものなので押し倒したり、ベッドに連れ込む訳にもいかないので、非常に辛い時間となってしまったのだ。だがそれに対して女性陣は非常に心地よかったのか皆が目をトロンとさせてそのまま寝てしまったのだ。例外なくがいくら何でもおかしいと思い皆のステータスを見てみた所状態異常が起きていた。悪いものでは無いのだが…流石に全員にこれがついてるとなると自分に原因があるのだろうと思い自身のステータスを確認すると新たなスキルを取得していた。それがこれ。



【安らぎの癒やしをあなたに】


新石あらいし 優良ゆうらの恋人またはそれに近しい関係者にしか利かない限定スキル。

効果は精神状態を強制的に落ち着かせ負の感情を落ち着かせる事ができる。その副次効果によりスキルを受けた者は安らかな睡眠を取る事が出来るようになる。スキルの効果を受けると【状態】安眠が付与される。なおスキル所持者はその効果を受ける事ができない。


 追加効果:短い睡眠時間で通常の睡眠時間と同等の回復効果を得る事ができるようになり、起きた時にはあらゆる状態異常を解除できる。またHP・MPは全快の状態で起きる。



 なんだこのスキル?どこかのリゾート会社の謳い文句みたいなスキル名だな。それとやはり【状態】安眠とでていたのはこのスキルのせいだったか。まぁ今の現状は理解できたからそれは別に良いんだが…俺はこのスキルの恩恵を受けれないのか…前にも似たようだスキルを取得していたな。確か【性者の施し】だったか?あれと同系統のなのかな?まぁ皆を癒やす事が出来るなら別に良いかな?とりあえず俺も一眠りしよう……zzz。



 俺が目を覚ますと皆既に起きていたようで、どうやら女性陣で夕食を作っているようだ。なにやらいい匂いが漂ってきた。俺も手伝おうと思い声を掛けたのだが、自分達に任せてゆっくり待っていて欲しいと言われたのだが、どうにも落ち着かないので操作室に行き外の様子を見てみる事にした。



 外を見てみるととっくに毒沼地帯を抜けていたようで今は平原と呼んで良いのかわからないが、割と広めな一帯を移動していた。一応自身のスキルで一帯の索敵をしてみたが、この馬車の高さに驚異をもたらすような敵はいないようだ。シェイラ達の話から今の速度から推測するに目的のインペスタの街まではあと2日もあれば着くだろうとの事だ。今はゆっくりと馬車の旅を続けるとしよう。



 しかし意外な一幕はあったが、それを除けばあとは順調といっていいだろうな。まぁ流石にラノベやアニメ・漫画と言ったものの様にイベント目白押しとはならないだろう。俺は自慢の彼女達の手料理を楽しみにしながら操作室の椅子に座りながら料理の完成を待つ事にした。



 眼下に広がる平原で魔物に追われてる馬車に気付くこと無く……。



そろそろ閑話を差し込みます。向こうでもある程度の動きを見せたいので以前よりも差し込む回数が増えるかも?しれません。宜しくお願いします。

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