第19話 リィサの陰謀
最近は見てくれる人が増えて嬉しい限りです。毎日コツコツ書き溜めてますが、そろそろどこかで一気に書き溜めたい。連休があればいけるのに!仕事をしながらって結構難しいんですね。正直舐めてました。
どうも優良です。リィサを迎えに人気のない場所を選んで相変わらずピンク色の入り口をした【マイシェルター】を開いて中に居るリィサを連れて伯爵の屋敷へと行こうかと思っていたのに、何故か発情しているリィサに【マイシェルター】に設置したこれまたピンク色のベッドに押し倒されてナニをされてしまいました。そして体感で4~5時間程たっただろうか?只今二人でベッドの上で横になっています。
「一体どうしたんだよ、リィサ?もしかして俺が長い時間放置してたから、やっぱり寂しい思いをさせたかのかな?起きたらちゃんと話を聞いてあげないとな。」
側で寝ているリィサの髪を撫でる。サラサラした髪がとても気持ちいい、どうやらこの部屋の浴室にあったシャンプーやらリンス、トリートメントをうまく使えたようだな。随分様変わりしたもんだ。
きっとこれからもさらに綺麗になるだろう。今から楽しみだな。そうだ!ほっぺをぷにぷにしてみよう。彼女が出来たらしてみたかったんだよ。さてさっそく―ぷにぷに―ぷにぷに…おぉ何だろうこの感じただほっぺたをつついてるだけなのに妙な高揚感が湧いてくる。もう少し大丈夫かな?そう思いもう一度つつこうとした手を起きていたらしいリィサに掴まれてしまった。
「ごめん、起こしちゃった?寝ている姿が可愛かったからついね。」
「フフ大丈夫よ、実はさっきから起きてたの。黙っていたら何をするのかな?って思って様子を見てたの。そしたら、ほっぺをつついてくるんだもの。これじゃ恋人同士ね?」
「…俺達って恋人じゃないの?俺はてっきりリィサは彼女になってくれたものだと思ってたんだけど違ったのかな?」
「ユーラ…でも私は…黙ってあなたを探ったり、場合によっては殺せとまで言われてたのよ?そんな女を恋人になんかしたら落ち着かないんじゃない?私みたいな女を恋人にするよりはもっとまともな…そう!レナリア王女様とかいいんじゃないかしら?」
「…リィサ、俺はリィサが良いんだよ。出会いは確かに最悪だったかもしれないけど、それでもリィサはなんだかんだ言いながらも俺がする事を受け入れてくれたじゃないか。それにさ、してる最中だって俺をどうにかしようと思えば出来たんじゃない?でも、リィサは決してそんな事せずに俺を受け入れてくれた。初めてした時に笑って俺を受け入れてくれたリィサの笑顔に俺は惚れたんだ。だからリィサ俺の彼女になってほしい。ずっと一緒にいよう。」
「本当に私でいいの?私こう見えて結構嫉妬深いよ?それでもいいの?」
「いいよ。それでもいいから俺と一緒に居てほしい。というか俺は絶対にリィサを離さないぞ。リィサは俺の女だ!今更誰かになんて絶対に渡すものか、俺だけがリィサを独占するんだ!」
「ユーラ…ありがとう。こんな私だけどこれからよろしくね。」
「あぁ俺もよろしく頼むな。これからいろんな場所に旅していく予定だけど一緒に着いてきてくれ。」
「うん!一緒に連れて行って!」
そう言って俺達はベッドの上で抱きしめ合う、そうするともちろん二人共裸のままなわけで…リィサの柔らかいお胸様が当たると。そうなるともちろんただで済むわけはないのだ。さて、2ラウンド目の開始です!
「リィサ!良いよな。もう1回しよう?」
「1回と言わないでもユーラが好きなだけしていいよ。ただ激しいのもいいけどたまには優しいのもほしいな。」
「まかせろ!優しいのも激しいのもイロイロしよう!俺はまだまだイケるぞ!」
「キャンッ!もう、どこにも逃げないから落ち着いて。ほら来て、ユーラ。私はここに居るから、ね。」
今度は俺が狼モードになり、リィサに襲いかかった。伯爵の屋敷に行かないといけないが、今はなによりリィサだ。それに、この火がついた状態で向こうに行けるわけもないので、ここでしっかりとリィサに俺の思いを受け止めてもらおう。1日で済めば上出来だな。俺ってすごい絶倫だったんだな。
…称号についてたりしたらどうしよう?
再びリィサに襲いかかる事おそらく半日ほどたち、そろそろ行かなきゃと思いながらも途中リィサに甘えられた為その表情を見てさらに奮起し、さらに半日ほどたったと思う。今更向かってもどうせ夜中だろうし、朝になってから向かうことにした。何故そんなに待つのかって?自分でも驚く事に今だに疲れを感じないのだ。それどころかリィサとすればするほどに活力が漲ってくるのだ。俺だけがその調子ならまだいいのだが、何故かリィサまでも疲れを感じないようだ。一体俺達はどうなってるのだろうか?二人で話してとりあえずイケるだけイッテみる事にした。
多分1日半はたっただろうか?いくらしても収まらないので自重する事にした。さすがにいつまでも伯爵やレナリアさんを待たせるわけにはいかないだろう。今は二人で【マイシェルター】に設置してあるお風呂に入ってる。イチャイチャしながらしっかりと汚れを落として屋敷に向かうために準備をする。大した荷物を持つ必要はないので、そのままマイバッグへと入れておく事にした。さて、そろそろ【マイシェルター】から出ようとしたが、万が一があってはマズイので俺が光魔法のステルスコートを使って先に出る。気配感知で周囲の状況を探って誰もいない事を確認し、リィサを呼び出した。建物の影になってるせいか、周囲が若干薄暗いな…。1日以上経ってると思っていたが、もしかしたらまだ朝方かな?だいぶ遅くなったとは思うが一応伯爵家へと向かう事にした。
着いた伯爵の屋敷では執事のセルディオさんとメイド達が忙しそうに動き回っている。朝食の準備だろうか?もしかしたら昨日も作って待っていたかもしれないな。そう考えるとこんな時間までリィサとイチャイチャしていた自分が、恥ずかしくなってきた。でもしょうが無いよね?だって好きな人に求められて嬉しくない男がいるだろうか?いや、おらんはずじゃ!儂はそう思うぞ!ってちょいちょい変なキャラになるな、俺。
いつまでも屋敷前で立っていてもしょうが無いので、入る事にしたのだがその時にセルディオさんが俺達に気付いて近づいてきた。だがそこで聞いた事に俺達二人は驚愕する事になった。
「お帰りなさいませユーラ様。こちらの女性がお連れ様の方にございますか?それでしたらお部屋の方へとご案内させていただきますが…。」
「え~とそうなんですが、その前にだいぶ遅くなってしまってすみません。ちょっと野暮用があってこんな時間になってしまいましたが…伯爵やレナリアさんは怒ったりしてませんか?」
「いえ怒ってなどおりませんよ。しかし、ユーラ様は随分と細かい性格でいらっしゃるのですね。あれからまだ1時間もたっておりませんよ?それどころか30分も経ってはおりませんかと。ですので何も問題はありませんよ。さて、お客様を屋敷の前に立たせてままというのは外聞がよろしくありません。お部屋とご案内しますのでどうぞこちらへ。」
そう言われて俺とリィサはセルディオさんに着いていく事にした。その案内される間も俺はずっと考えていた。30分も経ってない?どうなってるんだ?確かに俺とリィサは【マイシェルター】の中で1日半は居たはずだ。まさか、あの中は時間の流れがかなり遅いのか?最早そうとしか考えられない。これは要確認だな。うまく行けば時間差を利用していろいろできそうだ。なかなかいい情報だな。
俺が泊めてもらう部屋まで案内されてきた。その時にリィサを別の部屋に案内しようとしていたが、俺とリィサ二人で「「一緒でいいです」」と言ったので苦笑いしながら、了承していた。だって一緒じゃないと、ね。
夕食まではまだ時間があるとの事なので俺達二人は部屋にこもって話をしておく事にした。別段特別な事は何も無いが、俺にとってもリィサにとってもお互い初めての恋人なので、いろいろとお互いの事を話していた。夢中になると、周りの状況に気付かないもので部屋のドアを開かれて初めてノックされている事に気付いた。開いたドアの向こうにはレナリアさんが怒ったような表情で立っていた。
「ユーラさん!非道いじゃないですか、部屋の中に居るのにどうして返事をして下さらないのですか?私を無視して楽しいですか?せっかく暇をされているのではないかと思い声を掛けに来たのに……ユーラさん?あの…隣に座っておられる女性はどなたでしょうか?先程まではおりませんでしたよね?いつの間に連れ込んだのですか?ここは連れ込み宿ではありませんよ!なんて事をしてるのですか!」
相変わらず慌てると人の話を聞くという事をしない人だ。まったく困った人だよ…本当に。あと俺の恋人を娼婦扱いしないでいただきたい!本当の意味で失礼なのは自分だと気付いてほしいね。これは一から説明しないと駄目か?でも、俺とリィサの関係は説明しないと駄目だよな。娼婦と勘違いされたままだと流石に不愉快だ。
「あ~レナリアさん?ここに居る女性は俺の彼女です。決して娼婦ではありません。勘違いしないでいただきたい。彼女に失礼です。謝ってもらえませんか?」
「ユーラ…私は気にしないから、別に謝ってもらわなくてもいいよ。ユーラが分かってくれてればそれでいいの。」
「え?ユーラさんの彼女…お付き合いしてる女性…男女の関係?そんな…嘘…私…やっと…っと見つけたと…思ったのに…やっと出逢えたと思ったのに…!」
そういった後に部屋から走り去って行った。何だったんだ、一体。いくらリィサが謝らないでもいいと言ったからって本当に謝らないで立ち去るとは…やはり礼儀しらずな人だったのだろうか?
「ユーラ…私ちょっとレナリア王女と話をしてきてもいいかな?少し気になる事があるの。」
「そうか、なら一緒に行こうか?俺も聞きたい事があるし。」
「ごめんねユーラ、私1人で行きたいの。だから部屋で待ってて、終わったら戻ってくるから絶対に部屋に居てね。じゃあちょっと行ってくるね。」
そう言い残して今度はリィサが走っていってしまった…。あぁイチャイチャが遠のいてしまった。二人で話してるの楽しかったのになぁ。しょうがない、待っててと言われたので少し仮眠でもしながら部屋で待っておくか。寝る前に侵入対策と監視対策をしてと、ではおやすみ~。
――――――――――
今私はレナリア王女を追っている。彼女も一般人に比べれば身体能力は高いと思うが、こちらは元は暗部に属する人間だ。鍛えた訳ではない人物を追いかけるのは簡単だ。走る事わずか30秒ってところかな?ようやくレナリア王女を見つけた。どうやら人気のない場所に来たかったようだ。今は誰もいないバルコニーの手摺に捕まって息を整えている。また逃げ出す前に話し掛けて逃げづらい状況を作ろう。それからじっくり何故逃げ出したかを聞けばいい。私の勘が正しいならレナリア王女は多分ユーラの事を……。まずは聞いてみよう考えるのはそれからだ。
「レナリア王女私と少しお話をしませんか?聞きたい事があるので出来たら二人きりでお願いしたいのですけど。よろしいですか?」
「……ユーラさんの彼女であるあなたが、私に何の用ですか?私を笑いに来たのですか。」
「どうしてそうなるんですか…違います。相談…といいますか、なんと言えば当てはまるかしら?とりあえず1番聞きたい事は一つです。レナリア王女…あなたはユーラの事が好きなんですね?ちゃんとはっきりと誤魔化さずに答えてください。」
「それを……それを今更言った所でなんだと言うんですか?やはり私を笑いに来たんじゃないですか!そんな事聞かれて…私…私は…。」
「…………。」
「初めて…初めてだったのに…こんなにも私を見て私と話をしてて…特別扱いしない…権力の駒として見ない…私の地位に恐れおののいたりしない。私だけを見てくれる人…こんなにも心をドキドキさせてくれる人…初めて!好きになれた人だったのに!どうして…どうして…あの時私は…彼を遠ざけてしまったの?心から好きになれた初めての人…側に居てほしいと…初めて…思えたのに…!」
「ねぇ、どうして?どうして私より先にユーラさんの恋人になってしまったの?私の方があなたより先に会ってたはずなのに、どうして?私も…私もユーラさんの恋人になりたかったのに!」
レナリア王女のユーラに対する告白とも言える言葉は私にもとても響いた。私は単純にユーラをからかうような感じで肉体の繋がりが先に来てから、ユーラへの愛が芽生えた。彼のためなら私は死を恐れずに困難にも立ち向かう覚悟がある。だがレナリア王女は話をしてその態度を見て彼女自身を見てくれるユーラに恋心を抱いた。どっちが正しいとかはわからないけど、でも肉体の繋がりが先でも心の繋がりが後でもユーラが好きなら私が言えるのは唯一つだけ、それは…。」
「…レナリア王女、聞いてもいいですか?何故あなたはユーラを諦めるような言い方をしているんですか?私が先に恋人になったからあなたはユーラを諦めるんですか?それならそれで構いません。私はこれからもユーラと一緒に生きていくだけですから。でもレナリア王女あなたは後悔しませんか?」
私の言葉に怒ったのだろうか?鋭い目つきで私を睨んできた。だが私が言った言葉に間違いはないはずだ。だって彼女は明らかにユーラを諦めるような言い方をしたのだから。だったらそう言われてもおかしくは無いはずだ。それに彼女はこういう言われ方をしたらきっと反発してくるはずだ。そうなれば、私が思った通りに出来る。それなればユーラはきっとこれから先安定した旅が出来るようになるはずだ。レナリア王女には悪いが彼女のユーラに対する感情を利用させてもらおう。
「私だってなれるならユーラさんと恋人になりたいに決まってるじゃないですか!でも、もうあなたが側にいるじゃないですか!それなのにどうすればいいんですか!」
「なればいいじゃないですか、ユーラの恋人にレナリア王女も」
「…私も?」
「えぇレナリア王女も。なんで1人だけじゃないと駄目なんですか?本当に好きになったのなら別に1人じゃなくても2人でも3人でもなんなら10人でも20人でもいいじゃないですか?1人にこだわる必要があるんですか?それにレナリア王女の父親である国王陛下でもそこに集まる貴族も嫁になる方は1人じゃない事のほうが多いんじゃないですか?それなのに何故1人にこだわるんですか?私にはよくわからないのですが、理由を聞いても?」
「えっと…それは…あなたは良いんですか?自分以外の女性がユーラさんの側にいても…気にならないのですか?」
「気にならない…と言う事は無いですよ。だけどそれはユーラが何人女性が増えようが誰1人不幸にしなければいいのですから、私達はユーラが困った時に手を差し伸べて、ユーラが求めるのならそれに答えてあげればいいだけですから、あとはユーラ次第ですよ。」
「………。」
あれ?黙ってしまったわね。伝え方を間違えたかしら?でも、あまり深く考えてもしょうがないのよね。だって決めるのは他ならぬユーラだから、それにユーラもレナリア王女の事は気に入ってるようだしね。彼がレナリア王女を見る時の視線が必ず一回は見る箇所がある。露骨にも程があるけど気に入ってなければそこまで何度も見ないと思うしね。どうしてもユーラが答えを出すことにためらいを覚えるのなら奥の手を取ればいいのよ。フフフ、彼なら絶対に引っ掛かるわ。レナリア王女もしっかりとした武器を所持してるしね。
「レナリア王女考えるのが悪いと言いませんが、時には直接ハッキリと言うことで物事が解決する事だってあるんですよ。だから、まずはユーラに伝えてみませんか?何もしないで後悔するぐらいなら伝えてみればいいじゃないですか。少なくとも私は伝える事でうまくいきましたよ。」
その結果押し倒されて一日中愛されてしまったけど…。でも、女としては好きな男に愛されるのは嫌な事でも悪い事でも無いし、どちらかというと幸福感で満たされてたから嬉しい気持ちしかなかったからいいと思うんだけど。それに私としてはレナリア王女が一緒に来てくれると非常に助かるのよね。ユーラに抱かれるのは気持ちいいし嬉しいんだけど、彼って底なしさんなのよね。一体どうなってるのかしら?それはともかく仲間が増えるなら多少私の負担も減るからちょうど良いぐらいにならないかしら。
「ユーラさんは私を受け入れてくれるでしょうか?リィサさんは可愛いですから問題ないと思いますが、私はどう思われているかわかりませんので…。」
「あ~それでしたら多分大丈夫だと思いますよ?レナリア王女に聞きたいのですが、ユーラが側にいる時ってたまにチラチラ胸を見てませんでしたか?」
「!そ、それは…はい…たまにどころか割と頻繁に見てました。私がたまに違う場所に視線をずらしていたりすると、そ、その食い入るように見てました。」
「なら大丈夫です!いいですか、レナリア王女まずはですね………。」
私はレナリア王女にどう告白するべきかをレクチャーする事にした。必ず成功させてレナリア王女にも私と同じ立場に立って貰おう!その為には失敗は許されない。絶対に!!
人材確保はバッチリ進んでますね!そろそろ建築します。




