第164話 素材採取4
お久しぶりです。
探索を続けることしばし。ようやく大きめの反応に出くわすことができた。これだけの反応であれば今回の社に使用する分は十分な量を採れるのではないかと思える程に良い反応を感じた。皆に伝えて集まってもらおう。それから採掘の開始だ。
皆に反応があった場所に集まるよう声を掛け、休憩用のテントなどの準備をお願いする。その間に俺は反応があった場所を更に細かく特定していき、本格的に採掘をする準備を完了する。
「よし!っと。じゃあ皆俺はこれから採掘に集中するから周囲の警戒やら雑事はお願いしてもいいかな?」
少し申し訳なくもお願いすると、それに対して静梛さんとモニカが返事をした。
「もっちろん!全然こっちに任せてくれて大丈夫だよ~。ユーラくんも気をつけるんだよ?」
「えぇ、モニカさんがおっしゃるとおりです。こちらの事は気にせず存分に優良くんは作業に没頭してください」
あら?意外な組み合わせ?でもないか。二人に共通するのは人をまとめる立場にいるってところか。そこになにか共有できる部分があったりして仲良くなったかな?まぁ仲がいいのは俺にとっては嬉しい限りだ。その調子でどんどん仲良くしてほしいところだ。
「そっか、じゃああとはお願いします。えっとリィサは何処にって……アレは何をしてるの?」
離れたところでリィサは何故か地面に正座をしているシェイラとニーナの前に立ちなにかを言っている。えっと……どういう状況?
「静梛さん、アレはどういう状況なんですか?」
俺がアレの状況を聞くと、呆れ顔をした。同じくモニカを見るとモニカは苦笑いしながら答えてくれた。
「あぁ、えぇっとアレはねぇ……うん簡単に言うと悪ふざけをした結果でああなっているってところだね。まぁ深くは聞かないでくれると……。割としょうもない事だから」
ここまでモニカが言うってことは本当にしょうもない事なのだろう。普段おちゃらけてくる事はあるけど、こういう時に冗談を言う女性では無いことはわかっているのでそこはスルー。
「それなら俺は早速採掘をしてくるよ。え~と、リィサにもあとはお願いって伝えておいてくれると嬉しいよ」
「そこは任せて!私の不肖の弟子が迷惑を掛けたからね」
「はい、そこはしっかりと!その他の諸々もこなしておきますので、優良くんは気にせず集中してください」
「……うん、ありがとうございます。じゃあ、行って来ます!」
「はい、いってらっしゃいませ」
「いってらっしゃーい優良くん!」
気分良く送り出してくれた二人に手を振りながらその場を後にした。気分はちょっとした新婚さんだ。あぁ~いつかはコレをちゃんとした形にしたいな、と妄想を膨らませながら採掘ポイントへと進んでいった。
どうもけだるまです。
え~最近体調不良により服薬治療とリハビリで通院中でございます。完治には時間が掛かるとのことでしばらく不定期投稿になりそうです。今もこれを書きながら目眩に吐き気、耳鳴りと闘いながら書いてます。
ちょいと面倒な病気で再発しやすいので要注意ですと言われたので今回は文字数少なめで投稿です。
でもできれば今年中にこの作品は終わらせたいつもりなので気合を入れて頑張ってみる所存です。エタらせるわけにはいかないのだよ!