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第141話 進む計画

お久しぶりで御座います

「そ、そうか。しかし、そうなってくるとすぐにという訳にはいかないか……こちらから申し出て起きながらではあるのだが、申し訳ないが少し時間を戴きたい。私個人としてはすぐにでも取り掛かってもらいたいが、そうはいかない者たちもいるのでな。……一週間いや、どうにかして力を尽くして3日か。すまないが3日待っていただきたい、それでどうだろうか?」


 ふむ3日ね。さして問題はないからそれで行こう。その間俺もしておきたい事あるし。


「わかりました。3日お待ちします。自分も待っている間にするべき事をこなしてますので問題はありません」


 俺のしておくべき事があるというセリフに少し表情を曇らせたように見受けられたが、すぐに何事も無かったかのように返答してきた。


「うむ、済まぬな。先の一件でまだ落ち着きを見せておらんでな。だが、いい機会なので方法を変えて事態の収拾を図ろうと思っている。来て早々にではあるがここで御暇させてもらおう。ではな」


「えぇ、お待ちしております」


 レナリアパパに軽く会釈をして返した。レナリアパパはすぐに背を向けて立ち去ったが、イカレジジイことライデント総隊長は俺をジッと睨みつけている。手でシッシッと振り払ってやりたいところだが、それをするとまた襲いかかってきそうだから満面の笑みで返す事にした。


(ニコッ)


「……(イラッ)」


(ニパッ)


「……~~~~ッ!」


(ω)


「(チャキッ!)おのれっ!小僧っ!儂を小馬鹿にしおって!やはり叩き切ってくれるわ!」


 はっ!なんで俺の満面の笑みが通じないんだ~(棒)カルシウム足りてる?


「何が満面の笑みじゃ!よくわからんことを言って人を馬鹿にしくさりおって!勘弁ならん!真っ二つにしてやる!」


 どうやら口に出ていたらしい。気をつけなきゃ。振りかざされた大剣を止めるべく動き出そうとしたところで別のところから止めが入った。


「やめんかライデント!これ以上余を怒らせるでない!お前の役目は余の護衛であろうが!履き違えるでないわ!」


 レナリアパパの怒りの一声でピタッと止まる大剣。おぉ~絶妙な位置で止めたぞ。これは凄い技術尊敬に値する腕前ですな。あとレナリアパパの一人称って俺って言ってなかったっけ?それとも本来は余って言ってるのだろうか?まぁどうでもいいんだけど。


「申し訳御座いませぬ王よ!あなた様の命に従います。……ユ、ユーラ殿無礼を働いてしまい申し訳なかった。また改めて謝罪をさせてもらおう」


「あぁ、いえいえどうかお気になさらず。自分も些か配慮が足りませんでした。今回のことはこれで手打ちということで」


「そうであるか……わかった、ではそのように。これで失礼する」


 悔しそうな表情でそれだけ言って立ち去るご両人に手をひらひらと振って別れた。……面白い爺さんだったな。機会があればまた相手をしてもらおう(ニヤリ)


「はぁ……ユーラさんあまりライデント総隊長をからかわないでください。あのお人は冗談の類が通用しない方なんですから」


「あっやっぱり?うん、なんとなくそうなんじゃないかと思って相手してたから……なかなかの人材だね」


「ユーラさん?あまりいい意味でおっしゃってませんよね?」


 ジト目で見てくるレナリアさんの視線をスルーして明後日の方向を見た。いい人材おもしろいひとであるのは確かだよ?


「さてと取り敢えずはやりたい事あるし、俺はこれで失敬させていただこう」


「えっ!?ユーラさん何処か行っちゃうんですか?てっきり皆さんの場所へ戻られるのかと思っていたのですが……」


「え?う~ん戻りたい気持ちは山々なんですがねぇ~。今やって置かないと後で余計に面倒になりそうなので……うん、ここは我慢の子で自分のお勤めを果たして参ります」


 レナリアさんに敬礼をしながらこのあとするべき事を考えて……やっぱり余裕がないね。お楽しみは後回しですわ。




いやぁ~戻って来るのに時間が掛かりました。実はパソコンがクラッシュしてしまいましてね……。

長い事使って愛着がありましたが、修理不可との通達を受けて泣く泣く変える事にしました。

その設定に時間が掛かりこんな間が空いてしまいました。ペースが早くなるかは微妙なところですが、エタらないように続けていこうと思っております。

これからも応援していただけると有り難いです。

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