第12話 初めての相手
思い切って書いてみました。ちょっと過激な気がしないでもないけど、これぐらいなら大丈夫だと信じたい。ちょいエロ入ります、気をつけてください。
「さて、さっそくだが誰に頼まれて俺を探りに来たのかな?」
「………。」
俺がした質問に対して沈黙で通す気か?それとも、今だに電撃による痺れが残っていて喋りづらいのか。どっちかな?ちょいと質問を変えて聞いたほうがいいかな?
「だんまりか~、それならちょっとばかし酷い目にあってもらおうかな~。」
俺がそういった瞬間、女がビクッとしたがそれでも何かを喋ることはないようだ。う~んやっぱり何をどうしたらいいのかわからん。どうしたら喋らせることが出来るのか。こんな事ならもっとソレ関係の映画やら小説なんかも見ておけばよかったな。
「なぁ~いい加減喋ってくれよ~、なんで何も喋らないんだよ~。つまんない女だね~。」
「私はつまらない女じゃない…。勝手に決めるな…。」
「なんだよ、ちゃんと喋れるじゃないか。なら答えてくれよ、誰が俺を探れって言ったのさ。」
「………。」
「だからなんで黙るんだよ、答えろって。わかんないやつだな~。」
「普通簡単に雇い主の事を喋る者はいない、そんなヤツはこの仕事に向いてないか、ただの馬鹿…。」
「ふぅ~ん少なくとも指示した何者かは居るわけだ。あんた自身が盗人として来たわけじゃないわけだ。なるほどね~。」
そう返答すると、女はまたもやビクッとした。喋りすぎたと思ったかな?正直本当にどうしていいかがわからないからな。何処かに捨てて来るかな~。俺が明日の朝になってここを離れるまで戻れないようにしておけば、この女がまだ俺のことを調べてる最中だと思いこんでくれないかな?
ん~?正解がわからないな、どのように行動しても大丈夫な気もするけど、失敗するかもしれない。
適当にやっておくかな~面倒くさいな、本当に。
「あのさ、俺もう面倒くさくなってきたから、アンタを適当な所に捨てに行こうかと思ってるんだよね。今話すなら逃してやってもいいけど、話さないならそうだな…最低でも1日以上はこの街に帰れない場所に捨てに行くよ?それでもいい?」
「そんな脅しには乗らない…。この街の門番に見つからずに外に出るなんて出来ない。もし仮に街の中の何処かなら1日もいらない。だから無理。絶対にあなたは逃げ切れない…。」
ふむ、言いたい事はなんとなくわかるんだが、何か引っ掛かる言い方だな何だろう?う~ん何かこう味方が他にも居る的な?違うな、味方がいるのは当たり前だろう。そうじゃなくて、う~んうん?そうか!門番だ!何で具体的に門番を指摘したんだ?それは頼まれたのが門番に近い人達じゃないのか?俺を付けてきたのもまずこの彼女で間違いないだろうし小隊長と話したあとだったから、間違いないんじゃないか?ちょっとばかし揺さぶりをかけてみるか。
「残念だね~俺にはアンタを門番にも小隊長にも見つからずに外に捨ててくるぐらいは出来るんだな~これが。だから何の問題も無いよ。さてと、俺も明日から忙しいしからさ。さっさとアンタを捨てに行くことにするよ。おっとその前にアンタにはもう一回痺れてもらおうかな。『スタン』!」
「うぐぅ!くはっ!はぁはぁはぁ」
更に雷魔法スタンで痺れてもらったので、そろそろ捨てに行こう。面倒はゴメンです。さて、先程のようにお姫様抱っこしてフライトで一気に飛んで行ってしまおう。さすがに空を飛んでいけばこの暗闇だ、見つかることはないだろう。
「よいしょっと。さてどこに捨てに行こうかな~。う~んあんまり遠くに行きすぎると戻ってくるのが面倒だしな~。とりあえず10分ぐらい行った場所に置いてくるか。」
さて行こうか。と思ったら女がぐったりしながらも話しかけてきた。
「ま…ま…て…こん…な…夜に…そとに…ださ…れたら…ま…ものに…ころ…される。」
「はぁ?知らないよそんな事。第一アンタ俺が外に出れないって言ってたじゃないか。ならそう思っておけばいいんじゃないの?俺の質問には答えなかったくせに、自分は命乞いみたいなことをするってどうなの?」
「ま…まって、依頼者の…事なら…もう…わかったでしょ。ならもう…。」
「あーやっぱり依頼者は小隊長だったか。それと依頼者がわかったんじゃなくて、俺はアンタにカマ掛けただけだから。俺の質問には答えなかったのは変わらないだろ?だから、どっちにしろアンタは捨てに行く。これ決定ね。」
「おねがい…なんでもするから…今の時間に…外に出されたら…魔物に殺される。」
う~んなんて勝手なやつ、自分が死ぬかもしれないと思ったらこれですよ。それにしてもどうするか?別に俺も積極的に殺人もどきをしたい訳じゃないし、でも放っておけば間違いなく面倒になる気がするんだよな。それに、何でもすると来たか…。それならまずは洗いざらい喋って貰いましょうかね。
「何でもするって言ったな?なら正確に誰が依頼したか?何故、俺を探ったか?を教えてもらおうか。」
「分かった…まず…依頼者は…。」
それからしばらく話を聞いてみた。やはり依頼者は小隊長だった。俺を探った目的だが、そもそもこの辺境の街トライフルは、国境を警備する兵士や俺が住んでいた大森林から出てくる魔物を駆除する冒険者しか来ないとの事。そんな場所に旅人がましてや徒歩で来たものだから、国境を超えてきた隣国の間者だと思われてたようだ。なので、俺の身辺を確認して何事もなければそのまま街を出るまで見過ごす事にしようとしたようだ。だが、彼女に聞いた所失敗した事がバレたら下手をすると処分されるかもしれないとの事。そして、おそらくだが本来時間に従ってするべき連絡をしてないので俺に捕まったか若しくは殺されたのではないかと判断してるはずとの事。これは、まずったかな?
「じゃあ何?アンタは今そのまま戻ったとしても殺されるかもしれないって事か?」
「えぇ、そうなるわ。間違いなく殺されるわね。余計な事を喋らないように口封じとしてね。」
「えぇ~だってあれだろ?国を守ってるんだろ?それなのにそんな裏稼業の人間じゃあるまいし。」
「甘いわね、国を守る人間だからこそそんな甘ったれた事は言わないわ。まず、間違いなく私は処分される。」
「だってアンタが殺されたりして居なくなったりしたら流石に家族だって黙って無いんじゃないか?」
「私に家族はいない…。私が小さい頃にこの街を襲った魔物の大群にやられて死んでしまったわ。それから私は1人になった。そんな私を小隊長は拾って暗部として育てたの。きっと使い捨ての駒を拾った程度だったんじゃないかしら?」
「じゃあアンタはこれからどうするんだ?戻っても殺されるんだろ?この街から出ていくのか?」
「無理よ、この街から出る前に見つかって捕らえられて…そうね兵士達の慰みものにされるんじゃないかしら?ほら?私こう見えてスタイルがいいのが自慢だから。散々嬲られたあとはそのまま殺されてどこかに捨てられるかもしれないわね。」
「確かにスタイルは良いのがよくわかるよ。特にその服装だとね。」
「言っておくけどコレ私の趣味とかじゃないからね?あちこちに潜入するのに引っ掛かったりしないようにって着せさせられただけだから。勘違いしないでね。」
「さすがにわかってるよ。ってそんな事はどうでもいいんだよ。これからどうするかって話だよ。」
「う~んそうね…。この街に残っても意味ないし、どうせ私が住んでた家なんて魔物が攻めてきた時にとっくになくなってるし…。居場所がどこにもないのよね。そうだ!どうせ見つかって捕まったら慰みものにされるぐらいなら、あなたに抱かれてあなたのものになってしまえばいいかも?」
「何言ってんだよ、そんな気も無いくせに適当なことを言うなよな。」
「あら、私本気よ?多分あなた自分のものになったらしっかり守ってくれそうだもの。それに強いし簡単にはやられたりしなさそうじゃない。さっきの魔法なんて今まで見た事も聞いた事もないわよ。そんな強力な魔法を使うぐらいだからきっとあなたのものになれば私の事もきっと守ってくれるかも。なんてね!じょうだ…。」
「本当に良いんだな?お前の事を好きにして良いんだな!そのピッチリした服の下に隠れたその見事なまでのお胸様を俺の自由にして良いんだな!よし!言質は取ったぞ、じゃあさっそく!」
そこまで言って俺は今だに痺れが残って身体が動かせずに喋るぐらいまでしか回復出来ずにベッドに横たわっている彼女の上にのしかかった。逃さん!絶対に逃さん!お許しがでた以上、俺が手を出さずにいる理由はどこにもない。今までに見るだけで決して触れる事が叶わないと思ってたお胸様が今目の前にある!この好機絶対に逃さん!
「ちょっ、ちょっと待って!私今動けない…。」
「駄目だ!今この好機を逃したら二度とやってこない。だからもう待てん!覚悟!」
「本当に待って!そこに触っちゃ駄目!私、初めてだから…だからお願い待って…あ!…。」
獣と化した俺に彼女の言葉は耳に入ってこず、38年も彼女が出来ることは無かった俺の全ての性欲を朝が来るまで延々と彼女に徹底的にぶつける事になった。
もう少しで夜が明けるだろうか?だがまだ足りない。もっと彼女をと欲している自分がいる。彼女には悪いが俺の気が済むまで相手になってもらおう。大丈夫痛めつけたりとかはしないし、嫌がることも極力控えるが、今だに収まる気配がないので、ギリギリまで相手になってね!
あれからしばらく経ってようやく少し落ち着いてきたので、休むことにした。その間は彼女を目で見て愛でることにした。
あの全身黒の衣装を脱がしてわかった彼女の全身をゆっくりと眺める。薄い緑色の髪は肩まで伸ばしており結構サラサラしていて触り心地がよく、顔立ちは綺麗というよりは可愛いといった感じだ。胸はゆうに及ばず巨乳だ。実に素晴らしい感触だ、今まで生きてきて何かの偶然で女性の胸に触れたことはあったが、それはあくまでも服の上からだ。なのでここまでハッキリと揉んで舐めて吸ってじっくりと見たのは初めてだった。最高の一品と言っても過言ではない。そして腰がまた適度に細い。病的な細さなどではなく健康的に適度な筋肉もついており非常によろしい。その細い腰から繋がっていくお尻のラインがまた素晴らしい。丸みを帯びたラインがたまらんですよ。その見事な肢体を存分に眺め触れておいしくいただいたわけですよ。
そんな見事な彼女は絶賛気絶したように眠っている。というよりも気絶したかも?つい今しがたまで彼女を攻め立てていたのだが、最後に思いっきり嬌声をあげてパッタリと倒れてしまったのだ。さすがにやり過ぎたかな?とは思ったが後悔など微塵もしてはいない。素晴らしい時間を過ごしたな。また相手をしてもらおう。
そうなのだ。もう気付いたと思うが、俺は彼女を連れて行くことにした。なぜかって?そんなの決まってるじゃないか!1度彼女を相手にしてて思ったのだが、もの凄い独占欲が現れたのだ。自分のものにして2度と誰にもやらない。彼女はもう俺のものだ。誰にも渡さないし、渡す気もサラサラ無い。彼女が嫌がっても無理やり連れて行く。もうマーキングは終えたのだ。その代わり何があっても必ず守る。それが彼女を自分のものにすると決めた。俺自身が決めたルールだ。
幸いなことに彼女自身この街に未練はないようだから、これからは一緒に旅をしていくことになるだろう。どういう感じになるかは、まだわからないがそれでも1人でいた時よりは、きっと楽しいのではないかと思う。彼女が起きたら話をしてみよう。めちゃくちゃにした事は怒るかもしれないが、それに対する見返りもしっかりと与えていこう。今までにない生き方になりそうだ。
楽しみ半分不安半分これからどうなるかね?
もうさすがに今日は控える事にして、明るくなるのを待つ。彼女が起きたらこのベッドの惨状を魔法で綺麗にしてから、朝食を食べてそれから出立しよう。彼女の存在がバレたりしたら、どうなるかわからないので、見つからないように俺のチートなスキルを使ってこの街を出ることにした。
あとから説明するが、このスキルを使うと絶対にバレない自身がある。おそらくこれを見破れるのは神様ぐらいのものだろう。だから安心して街を出ることができる。
彼女が起きたので、さっそく彼女から綺麗にしていく。生活魔法のクリーンを使うとあっという間にキレイになった。この要領でベッドや着ていた服、そして部屋の中そのものもキレイにしていく。
なんか痕が残ってたりしたら気になるじゃん?だからとことんまでキレイにした。
掃除は終わったので、彼女とこれからの事を話す事にしたのだが、肝心な事に気がついた。
「なぁちょっといいか?実はさ聞きたい事があるんだけど…聞いてもいいか?」
「何が聞きたいの?私が知ってることなら昨日全部教えたつもりだけど…まさかまたエッチな事でも聞き出そうしてるんじゃ。」
「いや違うよ?そこのとこ興味はあるから後で聞くとしてさ。割と重要な事だと思うんだよ。」
「割と重要?昨日話した事以外でって事よね?身に覚えが無いのだけど…。」
「まぁ勿体振る事じゃないからはっきり聞くけどさ、アンタ名前は何ていうの?」
そう俺は彼女の名前を全く聞いていないのだ。それなのに手を出したのかって?俺の紙装甲の理性にそんな期待されても困りますよ?お客さん。いくら年齢を重ねても童貞にあの姿と言葉は破壊力がありすぎたんだ。しょうがないんだよ。だから、名前も聞かずに手を出してしまったのは、仕方の無い事だった…それでいいじゃないか。おっと脱線しちまった、名前を聞かなきゃ。
「……リィサよ。家名はないわ。貴族じゃないから、私は平民なの。がっかりした?」
「へぇ~リィサか。良い名前だな。あと貴族だとかはどうでもいい。そんな事如きでリィサを捨てることも置いてく事もしないよ。リィサを連れてこの街を出るのは、俺の中では決定事項だ。拒否しても無理やり連れて行くぞ。誰にもリィサは渡さない。もう俺のものだからな。」
俺がそうリィサに言うと、それを聞いたリィサは顔を真っ赤にして、小さな声で「…うん」って返事をした。ひゃ~可愛い~。今からもう一度シタイ気分になるが、自重して街を出る為の説明をリィサにすることにした。
「で、だ。リィサはこの街からは簡単に出られないって言ってたけど、具体的にはどう無理なんだ?捕まってしまうのか、それともいきなり殺意を持って襲ってくるとか?」
「いえいくらなんでも殺意を持って襲ってくる事はないわよ。どちらかというと怪しいから捕縛して事情を聞くからみたいな事を言って、連れて行かれて適当な理由をつけて牢獄行きって感じだと思うわ。」
「そして1度入ったら2度と出てこれなくなるって所か~。面倒だな。…一応考えてる事があるから、ちょっとその参考がてら聞きたいんだけど、街の出入りって特別に何かしてる事ってある?」
「う~んそうね…。せいぜい入る時に、入街税を取る時に破魔の水晶を使って嘘をついてないかとか犯罪歴が無いかを確認するぐらいね。出ていく時は基本的には無いと思うわよ。せいぜい、気をつけてね。ぐらいの言葉を掛けられるぐらいで特にすることも無かったはずよ。」
「なら出ていく人に対して何かは特にしないんだな?例えば、この街をでました。みたいなサインを求められるとかさ。」
「長い事この街に住んでるけど、私が小さい頃の事は流石にわからないけど、私が得た情報で知ってる16歳になるまでの間に限っては少なくとも1度も見た事もないし、した事もないわね。」
「な、何!そ、そうなのか!何で教えてくれなかったんだ!」
俺は彼女に詰め寄りそう尋ねた。なんでこんな大事な情報を伝えなかったんだ!
「ちょ、ちょっと待ってよ!今聞かれたから答えたのよ?第一そんな事昨日は聞かなかったじゃない。だから答えなかったのよ、悪気はなかったわ。」
「そ、そうか…そうだよな。聞かなかったのは俺の責任だしな。そうか、それにしてもリィサが16歳だったなんて。」
予想外なことにショックを受けてる俺だった。
如何でしたか?これぐらいならいいよね?この話の内容がこれからの基準になるかもしれません。ずっとではないですよ。程々にハーレムを築き上げるためですから。