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第122話 重要なのは名付け?

すいません!今回も少ないです。


「えっと……もう一度聞くけど、俺って神様の関係者なの?初耳なんですけど」


『一応言っておくがお前は純粋な神族ではない神の属性を持つ人間だ。その差は全くの別のものだぞ』


「神族?神属?言葉だけ聞くと同じだからよくわからんけど、何がどう違うの?」


『ふむ……簡単に説明するとだな――』



 竜曰く神と神により生まれた子あるいは神により神として生み出されたのが神族で、地上で存在している普通の種族でも何かしらの理由で後天的に神の力を持つ者または持たされた者が神属らしい?



「なるほど、それで俺は神属に値するという事になるのか」


『何か身に覚えがあるようだな?あぁ、詳細は話さずとも良い。というよりも聞きたくない。いらぬ制約を受けたくないのでな』


「制約って大袈裟な」


『フン!何が大袈裟なものか。お前から感じる気配は明らかに我よりも上位の力を4つも感じるぞ。うち一つは計り知れなさ過ぎてとんでもないわ!』



 身に覚えがあり過ぎてなんとも言えませんな!まぁ、神様に関する事はここまでにしておいて肝心の事を確認しよう。



「まぁその話はともかくとして――」


『ともかくってお前は――』


「嫌だっていらん制約は受けたくないってそっちが言ったじゃん」


『むぅ、それはそうなのだが……仮にも神に関する事を事もなげにするのは』


「まぁまぁ、とりあえず話を戻すよ。で、この神狼くんは名前をつけてあげたら?」


『話とはそれか?まぁ、そうだな。ふむ……ユーラよ、もしよければお前が名をつけてみるか?』


「いやそれは流石に駄目だろ?自分の直接の子ではなくても今まで家族のように過ごしてきたんだろ?なら、名前はしっかりと自分でつけてあげなよ」



 名付けは自身でしろと俺に言われた竜は頭を左右にフリフリとしながら悩んでいる。そしてその竜の足元では竜と同じように頭を左右にフリフリしている神狼の姿が……やはり祖父と孫のような関係にしか見えん。



『よし、決めたぞ。お前の名はウルドラだ。どうだ?』



 ウルドラと名前を呼ばれた神狼くんは、初めて呼ばれる名前に首を傾げていたがもう一度呼ばれた事で自分の事だと気づいたらしく気持ち良い鳴き声で「ウォン!」と返事をした。そして、それが嬉しかったのか竜はまた名前を呼ぶ。そして呼ばれている事に嬉しいのか神狼ウルドラは「ウォン!ウォン!」と返事をするをしばらくの間続けていた。



『フフ、嬉しいかウルドラ』


「ウォン!」


『そうかそうか……と済まないなユーラ。お前の事を随分と放置してしまったな』


「別に構わないよ。中々和やかなものを見せてもらったから。それにしても家族……か」



 不思議な事に最近元の世界にいたはずの家族の事を思い出せない。確かにいたはずなのに朧気で居たという感覚だけが残っている不思議な状況。なんなら葉津梛ちゃんや和津梛ちゃん達の事の方がハッキリと覚えているくらいだ。その事を確認したくておじいちゃん達に何度も声を掛けるものの手応えはなく、まるで初めから居なかったのでは?と思えてくるくらいだ。



『どうした?何か気に掛かる事でもあるか?』


「ん?ちょっとだけ、ね。まぁすぐに何か影響があるわけじゃないから良いんだけどね。……そうだ!そろそろ素材の確保も済んだし戻らなきゃ!えっと竜はどうする?」


『我か?そうだな……しばらくはウルドラと此処で過ごすとするかの。名をつけた事で色々起きたようだしな。そうさな訓練がてら遊んでおくとするさ。のぅウルドラよ』


「オンオン!」


「そうか、わかったよ。じゃあ此処にくるのはまたしばらく先のことになるけど必ずまた来るとするよ」


『うむ、ではその時をウルドラと共に楽しみに待つとするか。のぅウルドラよ』


「オォーーン!」


『ほれな?ウルドラも楽しみだそうだ。ではまたな』


「ワウン!」



 そして飛び去る竜の下を元気に走って追いかけていく神狼もといウルドラくん。元気いっぱいだね。



「俺もすべき事をする為に戻るとしますかねぇ」



 わからない事が増えてきて不安も感じる事もあるが、楽しい事もあるし、まぁなんとかなるだろう。気負わず頑張ってみるとするか。ひとまずは城の再建か……一人でする事じゃないと思うんだけどなぁ。どうにかなるか?


ちょいスランプ気味?まぁ素人がスランプなんて言葉なんて使っていいのかわかりませんが、うまく描けないっす。潤いが足りないのかしら?


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