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第114話 王城の人を救出しに行こう!

長い事お待たせ致しました。お久しぶりでございます。ようやく去年からあった諸々の作業を大まかに終える事ができました。リハビリがてら書きましたが、今回は文字数少なめですが徐々に慣らしていければと思ってます。これからもよろしくお願いします。


 ただいま王城へと向かっております。どうも優良です。職人目指してたはずなのに戦闘をしています。素直に職人になれるのかイマイチ不安な異世界生活を送る毎日です。


 王都を外周から内へと渦を描く様に移動をする事しばらく。俺はようやく目的の王城の前へと来ていた。王城は何故か静寂に包まれており、まるで人がいないのではないかと思いたくなる程静寂に包まれていた。


 あまりにも不自然に思える状況にあるが、確かめない訳にもいかないのでしっかりと気を引き締めて王城内部へと踏み込んでいく。





 王城へと入る、静かさもあって入り口の大門を開ける際に大きなギィィと言う音が城内に鳴り響く。その際にほんの少しだけビクッとしたが、気を取り直して中の様子を探る。


 城内のアチラコチラには争った形跡がある。しかし、どうにも不自然だ。外ではあれだけの襲撃があり家屋や道、外壁などが破損していたにも関わらず、城内は剣や杖などの武器または盾や破損した鎧の一部が散らかってはいるものの、戦っていたであろう人の姿を一向に確認できない。


 さらに進むもやはり、というべきだろうか?これまで通ってきた廊下同様武器などは散乱してはいるが、人の姿は全く見掛けない。まるで、戦いの最中にどこかへ移動してしまったかのようだ。



「まさか、なぁ?でも、絶対に有り得ないと否定できないのが何とも言えないけど……。変に考えるよりも行動してる方がいい気がするから、とりあえず進んでみよう」



 静かな城内に響く自分の独り言に若干の不気味さを覚えつつも移動を続けていると、なにやら俺のスキルに反応が。

 すぐに確認してみると……城内の人達が一箇所に集まってる?反応が一箇所でゴチャってしてる。


 俺の地図には人が点で表示されているのだが、その点が一箇所に集中してまったく動いていないのだ。しかも場所がおそらくこの城の地下だと思われる。



「ここは行くべきか……迷うな。それに今気づいたけどこれって地図に地下3階って表示されているのを見るに各階の様子を探れるみたいだな。地下に向かう前に全部の階を確認してからにしよう」



 地図を確認してみる、今いる1階はどうやら人がいないようだ。同様に2階にも誰もいないようだ。3階、4階と確認するもやはり誰もいないようだ。最上階にあたる5階は……いた!少ない人数ではあるが人の気配が……9人いるな。



「さて……どこに向かおうかな?どこが正解って事はないけど、何となく上からは嫌な気配を感じるんだよなぁ。でも下は下で妙な気配を感じるし。5階か、それとも地下か。う~ん、よし!地下へ行こう。俺の勘がそう言っている!!」



 まぁ勘とは言ったものの適当である。第六感的なものかもしれないので、素直にその感覚に従っておこう。考えてもわからんものはわからんのだ。



 何の障害もなく無事地下まで下りてきた。てっきり罠や俺のスキルを欺く敵がいたりするのかと勘ぐっていたのだが、そんな事もなかった。ちょっぴりガッカリしたのは多めに見ていただきたい。



 地下の大勢が集められているかなり大きめな部屋の扉を開く、すると中には騎士やメイド・執事中には子供もおり一箇所にまとめて床に座り込んでいる。


 俺が部屋に入ってきたにも関わらず誰一人として何の反応もせず、只々虚空を眺めるかのような視線を宙に漂わせている。


 座り込んでいる人達がいる床をよく見ると何やら魔法陣のようなものが見える。何を意味しているかよくわからないので、【真理を見抜く者】で鑑定をしてみたところ……。



【生贄の魔法陣】


 生贄を捧げる事により魔界の門を開く事が可能になる。生贄の数や質で門の大きさや開いている時間に影響を及ぼす。なお門が開くと同時に魔法陣内にいる生贄は命を落とす。



 あぁ~俺が感じた嫌な感じはこれが原因だったのかも?それはともかくとして、これは早々に中にいる人達を引きずり出す必要がある。急がないとまずい事になるかも。


 すぐに行動に移すべく魔法陣内へと入り、手始めに手前に寝かされている騎士達を担ぎ魔法陣の外へと出ようとした瞬間、パリッとした感覚が体を襲った。何だ?と思いつつ魔法陣の外周付近へと手を伸ばすとまたもパリッとした感覚が襲ってきた。どうやら魔法陣の内へと入るのは自由だが、出る事はできない用に何かしらの仕掛けが施されているようだが……。



「まぁ何の事はないでしょ、伊達におじいちゃん達から力を受け取っていはいないし。大した問題じゃない」



 軽い気持ちで手を振るう、振り下ろした瞬間まるで何かを砕いたかのようにパキーンと割れるような音が鳴り響いた。そのまま、何事もなかったかのように魔法陣の外へと歩く思ったとおりだった。先程まであった感覚を受ける事もなく魔法陣の外へと出ることができた。



 あれからしばらくしてようやく全ての人を魔法陣の外へと出し終えてある事に気づいた。



「もしかしなくても魔法陣を破壊すれば良かったんじゃ……あぁ、今までの苦労は何だったのか。しかし終わった事にグダグダ言っても仕方なし!念のため、魔法陣は壊して……」



 魔法陣は魔力で形成されているようなので、それを強引に力技で持って破壊し、鑑定を掛けて効力を失った事を確認した後にここにいる人達に掛かっている催眠術?洗脳?らしきものを解除しようとして……やめた。今解除して下手に暴れられても困るし又勘違いして敵だと思われても困るので大元の敵を排除するまでは放置する事にした。


 ここでするべきことは終えた、さてさて今度は5階に向かうとしますかね。



 

前書きでは書きませんでしたが、しばらくの間は不定期投稿で行きたいと思います。理由はまだ完全に終えてない事もありますので、落ち着くまではと思っておりますのでご理解頂ければと思います。これからもどうぞ当作品をよろしくお願いしますm(__)m

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