表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

110/181

第100話 新しい武器製作3

頑張りました!100話達成です!どうせなら話の内容も100話に相応しいものにしたかったですが無理でした!ですので今回はそのままお楽しみいただければ幸いです。

武器の製作はほどほどに順調だ、ほんの少しだけデザインが単調な所があるけど本職ではないのだしそこら辺の所は多めに見てもらうという事で。



「時間も無い事だし次に取り掛かろう、次は……ウィリルのを作ろうか。以前の物もあるし、大きな変更はないかもだけど念の為鑑定結果を見ておくか」




―――――――――――――――――――――――――



ウィリル



【性別】女性


【年齢】23歳


【種族】人族


【職業】冒険者 2刀流短剣士


【称号】一流短剣士 新石優良の恋人 


【レベル】45


【HP】6430/6430


【MP】1150/1150


【魔法】四大魔法LV.―(火+)

      

【スキル】切り払い 切り上げ 突き刺し 刺連突(短剣術) 奈落刺(短剣術) 交差切り

火炎連斬(短剣術) 豪炎斬刃(短剣術) 探索術(罠探知・罠解除・次層探知) 

速度10%アップ 器用度5%アップ


 

―――――――――――――――――――――――――

【備考】


 二刀流短剣士として華開いた状態で非常に成長期にある。自身でも驚くほど調子が良いので優良が何かをしてくれたに違いないと思いこんでおり、優良の期待に応えたいと思って日々邁進している。


―――――――――――――――――――――――――



 前回から比べるとかなり強くなっている、成程日々邁進しているかぁ。しかも俺の期待に応えたいとか思ってくれているのが嬉しいね。これは下手な物は作れないな。デザインはどうにもならないけどしっかりとした頑丈な作りにくらいはしておきたい所だ。



「ここはもう少し頑張ってみるとしますかね!」



 気合を入れて2本分の短剣を作ろうと思い両手にミスリルインゴットを持ち短剣をイメージして流し込む、その際なんとなくだったのだが以前に見たウィリルが短剣を持って踊りを舞うように振るっていた姿を思い出してしまい「しまった!余計な念が混じったかも?」と思ったが、出来上がった短剣を見てしばらく呆然としてしまった。なぜなら……。



「えっと?これ確かに俺が作った短剣だよな?俺の作った武器の欠点と言えたデザインがすごい秀逸なんですけど……マジ?」



 そう俺が余計な念を込めてしまったと思った短剣は見事な装飾が施された短剣に仕上がっていたのだ。その様相は持ち手の部分は持ちやすそうな握り手になっており間違ってスっぽ抜けたりしないほどに持ちやすくなっている、それから鍔の部分はしっかりと深く刺さりすぎない様に花をあしらったかのようにコンパクトに広がっている。また剣身の部分は両刃になっており何より目立つのが透き通る様な薄い青色をしている事だ。見るからに綺麗で武器というよりは調度品として飾ったほうがいいのでは思わせるほど綺麗に仕上がっていた。



「う~ん、これどうしよう?ウィリルのだけ異様にしっかりとした出来になってしまったぞ。ウィリルに渡したら喜びそうだけど……他の皆からは非難轟々になるのが簡単に思い浮かぶぞ。……ウィリルには悪いけどこれはマイバッグ行きだな。皆と同じシンプルな物を作り直そう、これは念の為の予備という事で」



 こうやって出来たのだから作り直せば?と思わなくもないけど、だからといって確実に出来る可能性も無いわけでね?まぁ、アレですよ、自信がありません!情けないかもしれないが、はシンプルに行かせていただきます!


 今度こそウィリルの短剣をシンプルに作り直すと今度はルティアの武器を作ろうと思ったのだが、鑑定結果を見た俺は困惑していた。さて、これはどう解決するべきだろうか?



―――――――――――――――――――――――――



ルティア



【性別】女性


【年齢】23歳


【種族】人族


【職業】冒険者 魔法使い


【称号】風纏いの魔女 新石優良の恋人 風の精霊の加護


【レベル】39


【HP】2840/2840


【MP】12500/12500


【魔法】

 生活魔法 LV.-(灯火、飲水、微風、)

 四大魔法 LV.-(火-・風++)

       

【スキル】

 

魔法威力20%アップ 魔力回復・小 魔力制御


―――――――――――――――――――――――――

【備考】


 風の精霊シファとの契約により魔力関係のステータスがかなり強化された。

また杖を介さずとも風の精霊であるシファを通して魔法を放つ事で威力が更に増加する上より精密な攻撃調整が可能となった。下手な武器を使うと却ってそれが仇になり、魔法の調整がうまくいかなくなるので武器を持たない方がいい。


―――――――――――――――――――――――――



 武器が必要無いとな!さて困ったぞ?皆には武器を上げてルティアにだけ上げないのは流石にどうかと思う。下手をすると自分には興味が無いと思われかねない。誰がどう考えてもそんなのは通らないしなぁ。何か邪魔にならなくてなおかついざという時には杖の代わりになる魔法の発動体と言えば……まぁ思いつく限りでは一つしか無い訳で、ハッキリと言えば指輪だ。


 発動体用の刻印を指輪に刻み魔力を込める事で魔法の発動をしやすくすると言った物があるのだ。ならそれを作ればいいんじゃね?と思うかもしれないが、考えても見て欲しい。ここで俺が魔法の発動体と言えそれをルティアにだけ渡すとしよう。その先はどう考えても彼女たちの暴動が起きるだろう……俺に対して。


 俺は強い、かなり強い!だけど彼女たちをどうにか出来るかと言えば?無理だ!勝てなくはないけどそういう問題ではないからね!決して彼女たちの冷たい視線に耐えられないとかじゃ絶対にないから!



 イカン!思考が逸れてしまった。ともかく今の段階では指輪は無しだ!なので今はそれに代わる物を考えているけど、どれを作れば無難だろうか?



「難しいなぁ、何を作れば問題にならないのか……そうだ!腕輪はどうだ?……結構良いかも知れないな!良し!それでいこう!」



 いい案が浮かんだな!と、意気揚々とルティア専用の腕輪を作る俺だったが、後にこれがきっかけでルティアを除く全員に同じ物をよこせ~!と詰め寄られる事になろうとは今の俺には知る由もなかった。



「残すはモニカか、だけどこのモニカが曲者なんだよなぁ~。」



 モニカの何が曲者なのかと言えば鑑定結果を見ればわかるだろう。



―――――――――――――――――――――――――



モニカ・エーデル



【性別】女性


【年齢】28歳(加齢実行中)


【種族】人族


【職業】冒険者 オールラウンダー


【称号】魔物に囚われし者 美魔女? 新石優良の恋人


【レベル】53


【HP】7810/7810


【MP】7400/7400


【魔法】

 生活魔法 LV.-(灯火、飲水、微風、)

 四大魔法 LV.-(火・風・水・土)

       

【スキル】

 

全ステータス10%アップ 全耐性10%アップ 

武の極み 魔の極み


―――――――――――――――――――――――――

【備考】


 これが本来のモニカ・エーデルの強さ。

類稀なる強さを誇り下手な冒険者など歯牙にもかける事がない。戦闘に関してはオールラウンダーで何でも出来る反面、尖った強さを持てない器用貧乏な所もあるが本人は然程気にしておらず自身はこれで問題無いと思っている。


―――――――――――――――――――――――――



 まず始めにステータスが異常だ、俺が言うなって話ではあるけど俺は自身の才能ではなくおじいちゃん達と謎の存在に与えられた物だ。


 だけどモニカは違う、才能はもちろんだろうけど加護もなくこれだけの力を保有してるのはチートと言っても過言ではないだろう。そんなモニカのステータスだからどの武器を渡せば良いのか皆目検討がつかないのだ。作り手としてはどうして良いのか非常に困るものだ。



 正直モニカはわからん!なので剣を各種と槍や弓、斧と様々な種類を準備してどれが良いか本人に選ばせる事にした。決して適当に対応してる訳ではない。実際俺としては恋人でありながら一つに絞って上げることが出来ず不甲斐ない思いがあるからだ。次の機会には必ずモニカにこれだ!と思わせるものを準備することを決意した。


 色々問題があったりはしたが、武器の製作はひとまず終了だ。あとは王都に向けての細かい準備を済ませておくくらいだろうか?あっと!ちなみにだが、シファやセラ、セルスは武器は要らないとの事。そもそも精霊は実体化しないと持つことが出来ないし、仕舞う事が出来ないので不便極まりないとの事。セルスに至っては出来うる限り人との争いで表立って戦いをするのはしたくないらしいので今は武器の必要性は感じないので遠慮すると言われたのだ。


 代わりに何かを上げようかとも思ったのだが、彼女たちはそれも固辞したので俺も今回は無理に何かを上げるのを止めておく事にした。いつかは機会が訪れるだろうからその時は喜んでもらえるように努力しようと思っている。


 これで全ての準備が整った、あとは情報収集に出た黒音クロネの帰りを待つくらいだろうか?そんなこれから起こるだろう事態を予測しながら思案していると何やら外が騒がしい事に気づいた。妙な事が起きてなければいいんだけど……そんな事を考えながら俺は外に騒ぎの原因を確認しに向かうのだった。

今回の投稿が今年最後の投稿となります。また来年は作者にとってごたつく1年となるので投稿が不定期になるかもしれませんが、どうにか頑張って完結目指して行きたいと思っておりますので、どうか来年もよろしくお願いいたします。

 今年も作者の作品を読んでくださりありがとうございました。皆様のブクマや評価は作者のモチベーション維持にとても必要な物でありました。今年も本当にありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ