都子ちゃんのこと 4
目覚めてすぐに時計を確認すると、もうお昼だった。
苺ちゃん達の動きで都子ちゃんも起きているのを確認してから、カーテンを開ける。
「やったー! 青空だー!」
天気予報は大当たり。窓を開けてから久しぶりの日差しに両腕を上げて、んーっと背伸びをする。
「芽生ちゃん、おはよう」
「おはよう、都子ちゃん。都子ちゃんもこっちに来てお日様に当たって。しゃきっとするよ」
「いいわね」
都子ちゃんはふふっと笑いながら、私と並んで一緒にお日様に当たって目を細めた。
昨夜いっぱい泣いたせいか、少し目が腫れぼったくて二重もちょっとだけ深くなっているけど、それでも充分に美人さんだ。
「都子ちゃん、今日の服はこれね」
「わあ、素敵なワンピース」
「でしょ? 絶対似合うと思うんだ」
「ありがとう」
顔を洗ってから服を着替えた。
紺地に白の水玉模様のワンピースは、予想どおり都子ちゃんに良く似合っている。日差しがあるからか気温も高く、カーディガンはいらなかった。
「見て見て、似合うでしょ?」
さっそくリビングに行って、両親に都子ちゃんを見せびらかす。
「あら、やっぱり似合うわね。可愛い」
「おお、これでレースの日傘を差したら避暑地のお嬢さまって感じだな」
「でしょ? やっぱりストレートの黒髪って、清楚な雰囲気でいいよね」
生まれつきの茶髪で癖毛の私と母は、都子ちゃんを羨ましそうに見た。
「私は芽生ちゃんのふわふわの髪が可愛くて好きよ。性別不詳の天使みたいで」
「……性別不詳」
だぶっとしたTシャツに膝上丈のパンツを着ていた私は、つるぺたな自分の胸を見下ろした。
母譲りの茶髪の癖毛は手入れが面倒で短めにしているから、シルエットだけなら確かに男女どっちかわからないだろう。
「あ、そういう意味じゃなくて。ずっと芽生ちゃんのこと、宗教画の天使みたいだなって思ってたから」
「そうだろうそうだろう。うちの芽生は天使なんだ」
「あ、やばい」
女神と天使は、複数ある父の『妻と娘が大好きモード』のスイッチのひとつだ。
一度目はなんとか我慢できたようだが、二度目の天使発言でスイッチが入ってしまったらしい。
「生まれた時は今よりもっと髪や目の色が薄くて金色だったから、そりゃもう丸ごと天使でね。ちっちゃなお手々で指を握られた時は、一生この子を守り抜くと誓ったもんだよ」
「え、はい」
「天使を抱く夕香は、まさに女神だったよ。それまでは妖精だったのが、子供を産んだことで……」
丸ごと天使ってなんだと思いつつ、私は滔々と語り続ける父を無視して、戸惑っている都子ちゃんの腕を引っ張って食卓に座らせた。
「都子ちゃん、無視していいから」
「ごめんなさいね。こうなるともう止まらないの。ご飯食べながら適当に聞いてくれる?」
「はあ」
「いっただっきまーす」
「いただきます」
今日の朝ご飯は和食だ。
白米に味噌汁。だし巻き卵にほうれん草のおひたしに味噌漬の鮭、そしてぬか漬け。由緒正しい日本の朝食メニューだ。……もうお昼だけど。
都子ちゃんは、『妻と娘が大好きモード』に入った父の話に相づちを打ちつつも、美味しそうにご飯を食べている。特にぬか漬けが気に入ったようだ。今度ぬか床の使い方を教えてあげると母に言われて、嬉しそうに頷いていた。
「昨日食べ損ねた桃のパンケーキは、今日のおやつにしましょうね」
「そだね。今日は夕ご飯が遅くなりそうだし、ちょうどいいかも」
「ん? 今日はお父さん、外で食ってくるから、おまえ達はいつも通りの時間に食べてていいんだぞ」
正気に返った父の言葉に、私は首を横に振った。
「私もお父さんと一緒に行くよ」
「危ないから駄目だ」
「お父さんだって危ないでしょ? 澱みは私にしか見えないんだから行くよ。協力してくれた人達にくっついちゃったら困るし」
「澱みが関わってるのか? 初耳だぞ」
「あ、言ってなかったっけ。昨日学校で見たんだけど、都子ちゃんの家に行ったクラスメイトの女の子に澱みがくっついてたんだよね。こう、ちっちゃいのがポツポツって……。今まで見たことのない変なくっつきかただった」
「あー澱みが関わってるんならしょうがないか……。連れて行きたくないんだけどなぁ」
苦悩する父と私を交互に見ながら、「澱みってなに?」と都子ちゃんが聞いてくる。
「えっとね。実は光以外にも見えてるものがあってね」
説明下手な私は、実例を元に澱みについて説明した。
都子ちゃんは疑うことなく、真剣に聞いてくれる。
「そういうことだったの。幼稚園の時のあれも、あの子を助けようとしてたのね」
「ああ、そっか。あの時、都子ちゃんもいたんだ」
「うん。芽生ちゃんが、どうしてあの子を強引に引き止めようとしたのかがずっと不思議だったの。まるで事件が起きるのがわかってたみたいだったから……。澱みが見えていたからだったのね。もしかして、登下校中に道端にしゃがみ込んでなにかしてるのもそれが関係してる?」
「うん。日陰に溜まってる澱みに、塩か除菌消臭スプレーをかけてるの」
他の人から見れば私の行動は、なにもないところに塩やスプレーをまく変な人だ。恥ずかしいからコソコソやっていたのだが、都子ちゃんも知っているのなら、けっこう目立っていたんだろうか?
私は恥ずかしさに顔が火照るのを感じた。
「やっぱり、変なことしてる人だって思われてるよね?」
「……うん。芽生ちゃんの悪い噂の元になってる部分もあるし」
「悪い噂の? なんで?」
「う~ん、凄く言いにくいことなんだけど……」
学校の周囲の薄暗がりでしゃがみ込み、こそこそとなにかやっている私の姿は、学生達の目にかなり奇異なものに映っていたらしい。
じいっと見られると呪いにかけられるという元々の噂と相まって、私が学校になにかの呪詛をかけているのではないかと疑っている人もいるのだそうだ。
「えー! 私そんなことできないよ!」
「わかってる。でも、芽生ちゃんを知らない人はそうは思ってくれないから……」
あまりのことに、私はテーブルに突っ伏してがっくり落ち込んだ。
もうどうしていいのかわからない。
「そもそも、じいっと見られると呪われるって噂、どこから出てきたのかなぁ」
「私もずっと不思議だったんだけど、さっきの話でわかっちゃったかも……」
都子ちゃんが言うには、普段の私はいつもぼうっと宙を見ているように見えるのだそうだ。
だが、なにかの拍子に目線がしっかりと対象物に向けられる時がある。
「元々芽生ちゃんって、学校では他の人をちゃんと見ないでしょう?」
「うん。……呪ってるって言われてから、見ないようにしてる」
「でも、澱みをくっつけてる人を見たら、しっかり見てしまうんじゃない?」
「うん。気になるし……」
「それよ」
「どれ?」
「だから、今まで芽生ちゃんがそうやってじいっと見てしまった人の中で、不幸になった人がけっこういたんじゃないの? その……澱みのせいで」
「ああ、なるほど、そういうことか」
黙って私達の話を聞いていた父が、一人納得して頷く。
「澱みが見える芽生は、澱みの影響を受けて不幸になる人がわかる。つまり、不幸を予知しているようなものだ。だが、他の人達はそれを知らないから……」
「私が呪って不幸にしてるように見える……ってこと?」
「だろうな」
「あー、そっかぁ。そうなんだぁ」
そう言われてみれば納得だ。
幼稚園の時のあの黒い男の人のこともじいっと見てしまったし、その後の小中学校でもあれほどではないにしろ、澱みをくっつけている人をじいっと見てしまったことが何度かある。
そしてその後、その人達は対人関係のトラブルを起こしたり、家族が事件を起こしたりと不幸に見舞われていた。
そんなことが何度も続けば、私がなにを見ているか知らない人から見れば、私が不幸を招き寄せているように見えてしまってもしかたないのかもしれない。
「……どうしたらいいんだろう」
「澱みを見ないようにすればいいんじゃない?」
ぼそっと呟く私に、都子ちゃんが助言してくれる。
「そんなの無理だよ。見ちゃうよ。どうしても気になるし……」
「どうして気になるの?」
母に聞かれて、私は正直に答えた。
「……幼稚園の時のあの男の子みたいに不幸になっちゃうかもしれないから」
「それなら、もう一歩踏み出してみたら?」
「え?」
「見ているだけじゃなく、声をかけてみるの。避けられる不幸もあるかもしれないわ」
「ああ……」
なるほど、と納得しかかったが、「駄目だ!」と父に強く止められた。
同時に、父から発生した特大の光達が一斉に私の周囲に群がってくる。あまりの眩しさに目がしょぼしょぼした。
「その不幸に巻き込まれるかもしれないぞ。それに、下手な助言をすると、今度は予言者だの霊能力者だのと言われかねない」
「人を呪ってると言われるよりはマシじゃない?」
「それでも駄目だ。下手な新興宗教に目をつけられて巫女扱いされかねない」
「ああ、そうね……。宗教は怖いものね」
母がやけにしみじみとした口調で言う。
「いいか、芽生。余計なことはせず、今までどおり見て見ぬふりしてるんだぞ」
「……うん」
頷いたものの、私は父の言葉にショックを受けていた。
――見て見ぬふり。
ただじいっと見ているだけ。
そんな私の行動って、傍から見ると、そういうことになってしまうのか。
あの男の子が黒い男の人に連れて行かれたのを見た日から、私は澱みに関係することに関しては臆病になった。
道端にある小さな澱みなら塩や除菌消臭スプレーで退治できるけど、人にくっついている澱みには怖くて直接なにかすることができずにいる。
澱みは、写真やテレビ画面には映らない。
通り魔や殺人犯など、怖い事件を起こした人を、私は直接この目で見たことはないが、直接見たらきっと全身澱みに覆われて真っ黒に見えるんじゃないかと思っている。
だからこそ怖い。
澱みはただそこにあるだけではなにもしないけど、澱みを大量に発生させている人は現実になにをするかわからなくて危険だから……。
「これからは私がいるわ。私がうまく誤魔化してあげる」
テーブルに突っ伏して黙り込んでしまった私を励ますように、都子ちゃんが背中を撫でてくれる。
「うん、ありがとう」
「助かるよ」
「はい。――あの、おじさん。今日は私も連れて行ってください」
「う~ん。都子ちゃんもか。危ないし、嫌なものを見ることになるかもしれないから、止めたほうが良いと思うんだが……」
「でも、明日から学校に通うのに必要な教科書とかもあるんです。着替えも持ってきたいし」
「それなら私も行くわ。都子ちゃんの部屋から怖い人達を追い出すまで、車の中で三人で待ってましょう。――それならいいでしょう?」
「わかった。ただし、向こうについたらお父さんの指示に従うこと。――絶対に勝手な行動はするなよ」
「はーい」
「わかりました」
私達は素直に頷いた。
その後、客間を都子ちゃんの部屋にすべく皆で片づけた。
客間とはいえ、泊まるのはお父さんの親しい友達ばかりだから、ちょっとした荷物や冬物の服などを保管するのにも使っていたのだ。それらの荷物を納戸やクローゼットに移動して、ベッドのシーツ類は全部新しいものに変えた。
「ライティングデスクと小物を入れる整理棚とかもあったほうがいいな」
「カーテンも女の子らしいものに変えましょうか」
「いえ、このままで充分です」
「そう? でもせっかくだし」
都子ちゃんに言っても遠慮されると思ったのだろう。両親は勝手に買い物に行ってしまった。
残された私達は、とりあえず明日の学校の為に勉強することにした。
我が校は宿題がかなり多いし、お馬鹿な私は予習しないと授業についていけないことがあるのだ。
ただでさえ悪い意味で目立っているのに、この上、落ちこぼれて目立つようなことはしたくない。
途中、優等生の都子ちゃんに、勉強でわからなかったところを教えてもらったりもした。
「ありがとう。こういうの今まで誰にも聞けなかったから、すっごく助かる」
「私も教科書を見せてもらえたお蔭で宿題を済ませられて助かったし、お互い様よ」
にこっと都子ちゃんが笑い、苺ちゃん達がくるくるっと楽しげに舞い踊る。
お互い様って、友達っぽくていい響きだ。
というか、もう私達って、友達なんじゃないだろうか?
そんなことを考えた途端、ベッドの上でのんびり毛繕いしていたぴーちゃんがムクッと起き上がり、私の目には見えない光を狙って部屋中をダッシュしはじめた。
桃のパンケーキで腹ごしらえしてから(バニラアイスも添えられていて、すっごく美味しかった)、私達は父の車で都子ちゃんのマンション近くの駐車場に向かった。そこで、父の友達である高木さんと待ち合わせしているのだ。
都子ちゃんの荷物を運ぶ為に、今日は主にレジャーで使うワンボックスカーに乗っている。
ちなみに夕方ぐらいから気温が下がってきたので、都子ちゃんは薄手のカーディガンを羽織り、私は白地に青の水玉模様のだぶっとした長袖シャツに着替えた。
こっそり都子ちゃんとお揃いにしてみたのだが、すぐに気づいた都子ちゃんが「水玉模様でお揃いね」と嬉しそうに笑ってくれたのでご満悦である。
「ここだと、学校までけっこう遠かったんじゃないか?」
「そうですね。最寄り駅までバスも使うから、一時間半以上はかかります」
「往復三時間か。大変だ」
「これからは楽になるよ」
「うん。時間に余裕ができて嬉しい。――その分、お家のこともお手伝いしますね」
「あら、嬉しいわ。ちょうど良い機会だから、芽生ちゃんにも家事を覚えてもらおうかしら」
「え……私も?」
「芽生ちゃん、お家のお手伝い全然しないの?」
「……うん」
高校生にもなって、上げ膳据え膳はやっぱり駄目なんだろうか?
私はちょっと恥ずかしくなった。
「それなら、一緒にやろう? 将来の為にも、少しずつ覚えていったほうがいいよ」
「うん。わかった。都子ちゃんがそういうなら頑張ってみる」
「いやいや、芽生はずっと家にいるんだから、無理して家事を覚える必要はないって」
なぜか父が反対してきたが、母から「孝俊さん?」とやけに冷たい声で名を呼ばれただけで悄々と小さくなっていった。
駐車場に着くとすぐに高木さん一行を見つけた。
「なんだ? 随分と人数が多いな」
最初の予定では十人程度で乗り込むつもりだったようなのだが、駐車場には二十人近い男の人達がいる。
駐車場の灯りの下、引っ越し業者のお揃いのポロシャツを着ている彼らは皆やけにむきむきだ。首も二の腕も太くて、ポロシャツの上からでも胸や肩の筋肉が盛り上がっているのがわかる。
見た感じ体育会系の大学生っぽいから、全員バイトなのかもしれない。
「こんばんはー」
私はスライドドアを開けてぴょこんと外に飛び出した。
その途端。
「「「界太先生の天使ちゃんきたーーーーーっ!!」」」
ポロシャツ姿のお兄さん達が一斉に叫んだ。
「え、なに?」
「芽生ちゃん、下がって!」
ビックリして立ちすくむ私の腕を、都子ちゃんが引っ張る。
「もうひとり天使ちゃんきた!」「お嬢さまっぽい」「美人だ」「お、あれが界太先生の女神か」
「「「界太先生きたーーーーーーっ!!」」」
父が車から降りた途端、二十人近いお兄さん達が拳を握りしめてまた一斉に叫ぶ。
あまりの声の大きさに、私は思わず両手で耳を塞いでしまった。
「静かに。近所迷惑だ」
「「「はいっ」」」
父が注意するとお兄さん達は一斉に口を閉ざし、その場にザッと整列する。
「おい、高木。これは、どういうことだ?」
「悪い悪い。いや~、夜逃げの仕事が急に入ってさ。社員とバイトはそっちに行かせたんだわ」
そして父との約束を守る為に、バイト達に頼んで、焼き肉でつられそうな体育会系の学生を集めてもらったのだという。
その結果、こうして集まってくれたのが、某大学で寮生活をしているラグビー部のお兄さん達なのだとか。
「ラグビー部か。それはちょうど良いな」
「だろう? ガタイもいいし統制も取れてる。しかもこいつら、お前の漫画やアニメを見て育った世代だからな。イラスト入りサインを貰えるんなら、なんでもいうことを聞いてくれるそうだ」
父の漫画のあとがきには、同じ家で暮らす女神や天使の話がちょくちょく出てくる。(あとがきの中の私と母には、羽根が生えてたり後光が差してたりしてる)
さっきの反応から見て、このお兄さん達がお父さんの漫画の愛読者なのは間違いないようだ。
「わかった。俺の要求はひとつだ。俺の女神と天使達の情報をSNSに絶対にあげるな」
「「「はいっ」」」
「写メも撮るなよ」
「「「はいっ」」」
「よし。じゃあ仕事が終わったら好きなだけ焼き肉を食わせてやるし、イラスト入りサインも書いてやる。――だから手を貸してくれ。頼む!」
「「「はいっ!!」」」
お兄さん達はいい笑顔で答えた。
「じゃあ、お父さん行ってくるから。連絡するまで車の中にいるんだぞ。ちゃんと鍵も締めるんだ」
「はーい」
父は自分も引っ越し業者のポロシャツに着替えると、引っ越し用の梱包材や段ボール箱を持ったお兄さん達や高木さんと一緒に都子ちゃんのマンションへと向かった。
「あれなら大丈夫そうね」
「うん。さすがにあの人数で押し掛けられたら抵抗できないよ」
先に偵察してきてくれた高木さんが言うには、やはり男達はまだ都子ちゃんの部屋に居座っているらしい。
引っ越し業者を装ったお父さん達は、部屋の所有者から明日の朝までに引っ越しを完了するようにと依頼を受けていると言い張って男達を追い出すつもりだ。
澱みのことは気になるけど、私が一緒に行けない以上、今はどうにもならない。
だから、お父さんやお兄さん達には後でから塩や除菌消臭スプレーを振りまく予定だ。
「誰も怪我しなきゃいいけど……」
都子ちゃんは心配そうだ。
「大丈夫よ。孝俊さんは運がいいから、この手のことでは失敗しないわ」
「ああ、そだね。お父さんって、なんかすっごく運がいいよね」
「そうなの?」
「うん、あのね――」
「ほら、話の続きは車に戻ってからよ。お父さんに言われたように、ちゃんと鍵を掛けた車の中で待ってましょう」
「はーい」
車の中に戻った私は、父が年末の福引きや宝くじに何度も当たった話をして、心配そうな都子ちゃんの気を紛らわせた。
次話は、ファ○リーズが大活躍w