桜の風の吹く夜に
あらたに吹く風が香る
だからその風に乗りたいのです
桜色の笑い声が
棘の抜かれたこころに届くでしょう?
そのとき風の音が
何年もまえの言葉を伝えます
手の届いたみかづきにぶら下がり
すっかり忘れていたあの人の栞を見つけるでしょう?
かこで探しても見つからなかった
透明な気持ちにしてくれる本を
その夜の深夜よりも深いところで
懐かしみながら読むことが好きなのでしょう?
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また、だよ。
また、200文字しばりだよ。
この、蛇足、いい加減嫌なんだけど。
とくに、こういう詩のばあい。