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序章
序章
暗闇の中、燭台に点けられた炎のぼんやりとした明るさに照らされている二人の女性。
そこは洞穴に近い。回りには魔法陣のような模様が所狭しと書かれてある。
女性の内の1人。背が高い女がおもむろに口を開いた。
「準備は整いましたか?」
もう一人、小さい少女が答える。
「ええ、何とか。」
すると、二人の目の前。とても大きい鏡に、この状況とは全く違うもの。なぜか外の様子が 映し出されている。
「ところで、あの二人のどちらが我々を助ける救世主なのですか?」
「あちらの方です。」
と、女は映像が映し出されている鏡を指差した。
「急いでください。我々にとってはあまりにも時間が惜しい。」
「わかっています。」
そう答えると、少女は何やらぶつぶつと呟いた。
この洞窟に少女の声が響き、燭台の炎が揺れる。あたりに幻想的な雰囲気が漂い始めた。
初めまして『激闘魂』です。
中三ですので、文章などに間違いがあると思いますが、これからよろしくお願いします。