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3、ヨーウェとクロノ
「ヨーウェ、朗報だ。グリーゼから返事が来たぞ」
「と言うと、アルのことか?」
「ああ」
「朗報、と言うことは、何か解決策が見つかったのか、クロノよ?!」
「うむ、特効薬があるらしいのだ。アルファの娘もそれで治したらしい」
「では、その薬を早く手に入れるのだ!」
「既に、グリーゼに頼んで、次の便に載せてもらうよう手配しておるよ」
「いったい、いつ届くのだ?もう、アルは全面に病魔が及び、手のつけられない状態なのだぞ!」
「所詮、表面だけの問題ではないか。中身には大して影響はないのだから、そんなに慌てずともよかろうに」
「何を言う。あんなに全面を覆われて、熱も奪われておろう。何より、見た目に哀れではないか!」
「お主は、図体はそんなに大きいのに、せっかちだのう」
「何か言ったか?」
「いやいや。お、今こっちに向かってきた、あれが、例の薬ではないか?」
「お!やっと来たのか!では、あの包みをアルの方に放ってやればいいのだな!よいしょっと」
「…ああ、無事に、アルの方に向かって行ったな。これでまずは一安心と言ったところか」
「ところで、あれはどういった薬なのだ?」
「先に、それを聞かんか。一種の生物療法らしい。特殊な生物を、体の一部に植えてだな…」




