2、天と海
「なんか、アルトのやつ調子が悪いって言ってたぜ」
「ええっ?!まじかよ、テンちゃん!ちょっと、それ詳しく教えろ!」
「いや、俺も詳しくは聞いてないんだけど、なんか肌ンとこカビみたいなの生えてきて、擦っても冷やしても取れないって…」
「えー、やっぱり?!やっべぇ」
「…何で、カイちゃんがそんなに慌ててんの?」
「や。多分、俺のせいだし、それ」
「は?お前のせい?何だよ、白状しろよ」
「やーさー、前、アルに『私もカイ兄ちゃんみたいに、青くしたいー』って言われたから、やり方を教えてやったんだよね」
「あー、それで、あいつ急にスタイル変わったんだ」
「それ見たグリーゼがな、『あんな暖かいとこで、アレを使うとヤバいかも』って言ってて」
「ヤバい?」
「なんか、ケンタんちの3番目が、やっぱあんなにしたらしいんだけど、体中に何かいろいろ生えてきちゃったらしくて…」
「え、何で?!俺ら、全然平気じゃん!」
「あいつんとこって、こっちよりだいぶん日当たりいいじゃん?」
「うん、この辺はめちゃ冷えるけど、あいつんち暖かいよな~」
「そゆとこだと、ヤバいんだって。もー、ケンタんちの3番目なんか、虫まで湧いてきてて、にっちもさっちもいかないって」
「おい、ちょっと、カイ、どーすんだよ、それ!アルがそんなんなったら」
「俺のせいだよなー、うっわー、どーしょー」
「頭抱えてないで、何とかしろよ!」
「とりあえず、その後どうなったか聞いてきてくれってグリーゼには頼んでるんだけど…」




