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落ちてくる魔王シリーズ

落ちてくる魔王の憂うつ

何で、いつも落ちて来るんのですかー。

私は自分には何かついてるのかもと今朝ほど思った事はないのです。


だってー、自宅の自室にベッドの横の床に何で心当たり無い男の人が寝てるのー?恋人もいないし、昨日は誰も泊めて無いのです、とめて床に寝かせ無いのです。


私の名前は、岳川保子、長野県と山梨県に掛けて広がっている秩父連山で管理魔王してるのです、まだ成熟度の若い女性なのです。

「あ、あのー、大丈夫なのですか?」

茶色く染めたらしい短い髪の男性がうっすら目をあけた、わ、目も茶色いの。

「オレは...ここは...。」

彼はここが何処か、どうしてここにいるのか分からないみたいなのです。

「あの~、私、岳川保子いいます、貴方は?」

私はフローリングの床に座って聞いたのです

「俺は、石川 翔、24才」

石川さんはそう言うとやっと言う感じで体を起こしました...年令を言うと言うことは、もしかしたら翔さんは『空間難民』なのですか?

明正和次元には色々な種族の人達が生きているので、同じくらいな成熟度くらいの判断なのです、私も魔族と水の精霊が強いのでここまで成熟するのに時間がかかったのです。

「ちょっと、電話かけるのです。」

私は最近替えたばかりの端末の水晶のペンダントを手に持って会社に電話したのです。


『落ちてくる魔王様の面目躍如だね~。ハハハハハ。』

事務の山内さんに爆笑されてしまったのです。

「私、呪われてるのですか?」

私は悲しくなって思い出したのです、秩父連山就任の次の日には広大な空間遺跡『秩父住居郡』が出現し(俗に空間遺跡が落ちてくるって言うそうなのです)、また、別の日は今度は謎の宇宙船は墜落し、またまた、別の日は異世界住居郡(人入り)まで降ってきたのです、今までは秩父だけだったのに自宅まで...。

『岳川管理魔王は、空間難民保護の為に特休って事で手続きしておきますよ、空間管理会社と市役所にこちらから連絡しておきますね。くくくくく』

まだ笑ってるよ、ひどいのです。

「石川さん、御飯食べにいきましょうなのです。」

私はなるべく、優しい顔をしていったのです、石川さんは空間難民だけど、家の御飯は水の精霊系の父と魔族系の母だから特別用意しなくても食べられるはずなのです。

「え?...めし?...さっきのは...携帯?...スマホ?」

端末が気になるのですか?...携帯?スマホ?なんなのでしょう?

「このようにも使えるのです。」

私は、端末をキーボード形態にして画面を空中展開する仕事バージョンにして見せたのです。

「パソコンか?スゲーな。」

関心したように言われたのです、さすが最新機種、画面が綺麗なのです。


私は自宅暮らしなのでお母さんが作ってくれた朝食一緒に食べていると、秩父住居郡遺跡に入ってる空間管理会社の松島さんが、市役所の人と来てくれたのです。

「岳川管理魔王、また、落ちてきたそうですね。」

松島さんはニヤニヤしながら言ったのです。

「...松島さんまで...。」

私は悲しくなったのです。

「市役所から参りました、宮原です。」

落ち着いた声で市役所から来た人は言ったのです、良かったのです、さすがに市役所の人はしらないのです。

「よろしくお願いしますのです。」

私はそう言って頭をさげたのです。

「...こんどはなんなんだよ?」

石川さんは戸惑ったように言ったのです。


「岳川さん、言いにくいんだけどさ。」

石川さんの空間凍結の残り具合を見ていた松島さんが近くで様子を見ていた私に言ったのです。

「何か不都合があったのですか?」

石川さんも不安そうです。

「石川さん、空間難民じゃ無いかもしれない、全然、空間凍結の跡がないし、空間移動の跡が逆にあるわ~。」

どう言う事なのですか?

「と言うことはさー、召喚されたのかもしれない、異世界召喚?」

異世界召喚?

「私は空間術は使えないので呼んでいません。」

犯罪者になりたく無いのです、異世界召喚は誘拐なのです。

「分かってますよ、でもこれだけ日本語話せて、日本語読めると、信じられませんね。」

市役所の宮原さんが言ったのです。

「俺は、日本人だから...でも知ってる日本と違う気がする。」

不安そうな顔をして石川さんは言ったのです、空間難民も暗黒時代前(2000年以上前)の人達なのでそう言う反応するそうです。

「ウーン、病院行って調べないとわかんないですね。」

松島さんは言ったのです。

病院行くと細胞レベルでチェックいれるので分かる可能性が高いそうです。

「僕が思ったのは、明正和次元にすごく良くにた平行世界『地球』から来た可能性が高いと思うよ。」

さすが、専門家です松島さんすごいのです。

「俺、元の世界に帰れないんですか?」

泣きそうな声で石川さんは言ったのです。

「他の世界なら、ソウトントンに頼めばなんとかなるけど...あの世界は近すぎて返せないって聞いたことがある...ごめん」

松島さんがすまなそうに謝った。

「...そんな...俺は、日本人で、特養の希望の里で介護士してて、彼女もいて...昨日まで普通の生活してたのに...帰りたい、帰りたいんだよ~。」

石川さんの叫びが私の心に響いたのです。

「私が、一人立ち出来るまで面倒見るのです!管理魔王だから、1人くらい養えるのです。」

例え、異世界人だとしても頑張るのです。

「保子は家事しないから、面倒見るのは、金銭面だけよね。」

お茶持って来たお母さんに突っ込まれました、そうだけなのですけどね。

「ダメなのですか?」

面倒どうしても見たいのです。

「...ちゃんと面倒見るのよ、お金以外も。」

お母さん!

「ありがとうなのです。」

達成感ありなのです。

「何か、盛り上がっている所すみません、異世界人も空間難民と同じで保護費つきますよ、無理しないでくださいね、保護施設も有りますから。」

と宮原さんが言ったのです、そうなのですか?

「でも、個人とか家庭に面倒みてもらった方が精神的に良いみたいだけどね。」

空間管理師の松島さんが言うのならそうなのでしょう。

「しっかり面倒見させていたたくのです、ふつつか者ですがよろしくお願いいたしますなのです。」

私は石川さんに対して床に正座したまま、深々と頭を下げたのです。

「...何か、嫁もらうみたいだな、こちらこそよろしくお願いします。」

少し、立ち直っていたようなので良かったのです。


「落ちてくる魔王様、無理はしないでくださいね。」

市役所の宮原さんが帰りがけに言ったのです、知ってたのですね。

「岳川さん、有名人だもんね。」

笑いながら松島さんに言われたのです。

そう言うことで有名になりたく無いのです。

「無理せず、頑張るのです、今日はありがとうなのです。」

私はとりあえず、管理魔王って何?って言ってた石川さんの疑問に答えようと決めました。


異世界生活が少しでも快適になるといいのです。

この世界の魔王の仕事については『紫世界の魔王様』にのっています、よろしければご覧ください。


県間違えました、物知らずですみません。

埼玉県→長野県、山梨県


明生和次元→明正和次元が正しいです。

すみません。

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