0章第5話 狐に恋心は理解できぬ 前編
ある日、クロがSクラスの寮のソフィアの部屋を掃除していた(命令されて)時のことだ
「ん?なんだこれ?巻物?」
巻物には「われらが交はす日記」と書いてあった。
「ん〜。交換日記みたいなものなのかな?でもあのソフィアさんが交換日記なんてやっているところ想像がつかない・・・」
とりあえず内容を見てみようかな
クロが開こうとした瞬間、
「待て待て待て!人の日記を覗き見しようとするなんて、お前は正気か!?」
確かに、それもそうだ。人の日記を見るなんてどうかしてる
「すみません。これ、返します!」
「あ、あぁ。わかってくれたならいいんじゃが・・・」
ジー。
「なんじゃ、この内容がよほど気になるのか?」
「はい!」
「そうか・・・あまりいいものではないが、今回だけだぞ。」
「ありがとうございます!と言うか、ソフィアさんは誰と交換日記をしていたんですか?」
「あぁ、この日記は・・・リクトとのものじゃ。」
「え!?」
――――――――――――――
あの頃のわらわの名は・・・もう忘れた
ここにきてから何年も経っているからな
今は平安時代と呼ばれているそうじゃな。
あの頃のわらわは天皇の娘であった。
そしてリクトは百姓の息子だった。
どちらも12歳じゃった。もう成人していたな。
でも昔からの付き合いじゃったからその頃も交流はしていたな。わらわが屋敷を抜け出して。
そして偶然誕生日も同じだった。
(日記は翻訳されています)
1月6日 あともう少しでソフィア(ここでは現在の名前を記す)様の誕生日ですね。素敵な贈り物をします。誕生日の1月9日もしよかったらいつも通り裏庭に来てください。 リクト(ここでは現在の名前を記す)より
あの日のリクトは毎日忙しいのにも関わらず、夜にはなにか作業をしていた。わらわへの贈り物を作っていたんだろうな。なのにわらわは毎日あやつに会ってしまっていた。申し訳なかったな。
1月7日 今日はわらわがおぬしの為に誕生日プレゼントを買ってやったぞ。良さそうなプレゼントが見つかってよかったぞ!そういえば、最近おぬしの家に行く途中に黒い影を見かける気がするんじゃ。あまりいいものではないと思うからおぬしも気をつけるんじゃぞ。
わらわは鈍感だからあまり警戒していなかったが、もしかしたらこの日から事件は始まっていたのかもしれぬな・・・
1月8日 いよいよ明日は・・・いや、言わなくてもわかりますよね。すみません。楽しみにしていますね。
そういえば最近、人が行方不明になることが多いですよね。ソフィア様も気をつけてください。リクトより
この日はわらわは明日のことしか頭になくて全然気にしていなかったが、確かに多くの人が神隠しをしていたな。
1月9日 これを読んだ人に助けを求めます。友達が謎の怪物に襲われて殺されてしまいました。私はxxxにいます。
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(4話から続く)
「!?こいつらは・・・」
「マスター神?」
「今までのランクを超える強さ・・・これはSランク帯の強さ・・・」
「え?あの四天王の・・・?」
「あぁ。クライトの放出量を増やせ!そしてこの2人を一方的に狙え!」
「はい。」
――――――――――
「おぉ!リクト!わざわざここまでご苦労じゃった。」
「いぇ。今日は一年のうちの特別な日ですから・・・。」
「そうじゃ!わらわはおぬしに渡したいものがあったんじゃ!」
「・・・これは?」
「アクセサリーじゃ!綺麗であろう?」
「はい!ありがとうございます。一生の宝物にします!」
「そこまで喜ぶか!さすがわらわが選んだ品だ!」
「そうだ。私からも贈り物があって・・・」
「これはもしかして皿か!?」
「はい!一生懸命作りました!」
「・・・いいな。」
「え?」
「いや、なんでもない。じゃあ次はどうしようk!?」
「ソフィア様!?危ない!」(前編終わり)
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