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1章第9話 こなせ!1人でもちゃんとできるって証明せよ!前編

前回のあらすじ

新たなSランクの狐神 「リシテン」

彼女はサクに接近し、20種のアナザーレイドバッジと新たな武器 「レイドカリバー」を奪取したが、

その後も大暴れしているようで・・・

――――――――――――――

リシテンさんが復活?してからソフィアさんとリクト君は本部に報告をするのに忙しいらしい。

しばらくは帰ってこないようだ。

シロ君も行方不明になった。

残されたのは僕 Bランクのコードネーム クロ

だけだ。

「はぁ。」

なぜかわからないが体が疲れている。

最近、色んなことがあったからかな・・・?

「コードネーム クロ

任務です。50○○年の○○でクライトが発生しました。また、近くにグリーン系バッジの反応がわずかに感じられました。数は1つと思われます。」

「わかった。ありがとう・・・って、え!?その場所って海外じゃん!?」

「心配いりません。育ちが日本だろうと、あなたは狐神 つまり神です。普段のように話そうと思えば、自然と会話が出来るようになります。第一、今回の任務もクライト退治 レイドバッジ回収なので、現地の人間と話すことはほぼありません。」

「そっか・・・。そうだ!任務に行く前に手紙を書かせて!」

「わかりました。」

「ありがとう!」

――――――――――――――

「っと、到着!」

その時、多くの悲鳴が聞こえてきた。

「Help me~!」(助けて〜!)

「助けてって言ってるのかな・・・?とりあえず、ここにいるクライトは全部退治しないと!そうだ、この前リクト君からもらったバッジ・・・、使ってみよう!」

クロは一度、深呼吸をする。

絶対に犠牲者を出さない!

レイドガン ON バッジセット バッジセット

セット!サンダー グリーン アナザー ×チェーン パワー アナザー

「レイドチェーンサンダーショット」

レイドチェーンサンダーショット

何百ものクライトが鎖によって拘束され、頭上に雷を落とすっ!

「やった、かな?」

いや、まだ何か・・・いる!

「こんな地味な攻撃で倒せるなんて思ってた?クライトスターズも舐められたものだな〜。」

クライトスターズ

名前は聞いたことがある。

ソフィアさんとリクト君が戦ったことがあるクライトの中の最強グループだと・・・。

「お前は・・・?」

「俺はクライトホールだ。 お前の雷なんか、俺の作り出すブラックホールにすぐ吸い込まれてさw」

ブラックホールを作り出すことが出来るのか・・・

あれ?そういえば、ブラックホールで吸収されたものって・・・

「ほらっ。よそ見してると危ないじゃないっ?」

またブラックホールが!?

いや、違う。これは多分・・・

「フラッシュ 光源!」

危なかった・・・。

「なるほど、考えたな。ホワイトホールで放出された雷を自身の能力で吸収するとは・・・。だが、所詮はBランク。今の防御で体力がごっそり削られたはずだ。」

「よくわかってるじゃん・・・。」

まずい。本当に倒れそうだ。

頭がクラクラする。

目の前をしっかりと見ることができない!

ゲホッ。

何これ・・・血?でも赤くない。

「もう限界か?遊び足りないんだけどな〜。じゃ、そろそろこの舞台もおさらばとしますか。」

やばい。早く逃げなきゃ・・・

あれ?あれは・・・親子?

「Mom! It's scary~!」(お母さん!怖いよ〜!)

そう言って子供が泣き出した。

「It's okay, it's okay, so calm down! Ouch. My legs don't move...」(大丈夫、大丈夫だから落ち着いて!痛っ。足が、動かない・・・)

何を言っているか、なんとなく分かる。

すごく、怖がっているんだ。

助けなきゃいけない人がいるのに、その人たちを置いて逃げてどうする!

立って!自分!

「お?まだやるか?」

「大丈夫。僕は1人だけど、1人じゃない。仲間が僕の心の中で笑ってくれている。・・・それだけで充分だ。

この笑顔を、みんなの笑顔を全力で守る!」

「いいね♪それでこそクロ君だよ!」

「リシテン、さん・・・。」

「はい。これ!」

「これは・・・」

「このバッジ、本当は渡したくなかったけど、君の思いに心のビートが鳴り響いたの!受け取って!」

「・・・うん!ありがとう!」

「やつの弱点は吸い込むことが出来る量よ!やつは太陽の5000倍の光を吸い込むことが出来る。逆に言えばそれ以上は吸い込まない。つまり、攻撃を当たることが出来るの!」

「わかりました!やってみます!」

「・・・覚悟しろ。クライトホール!」

太陽の光を出すだけでも息が切れる。

5000倍も出そうとしたら1分以内に失神するだろう。

その前に、攻撃を当てる!

やつはチェーンの攻撃を防ぐことはできない。

それを利用すれば・・・

「フラッシュ 光源!!!」

「これくらい余裕―!?」

やばい、限界か、も―

「クロ君! オッケーだよ!」

我に返った。

そうだ。まだ終わりじゃない!

レイドガン ON バッジセット バッジセット

セット!チェーン パワー アナザー ×フローズン グリーン

「レイドチェーンフローズンショット!!!」

レイドチェーンフローズンショット

「ぐはっ―」

「やったか!?」

「Bランクの割にはよく出来たじゃねぇか。今回のところは俺の負けだ。次会う時は・・・必ず潰す。」

そう言ってクライトホールは暗闇へと消えていった・・・

「リシテンさん。」

「ん?なに?」

「色々、ありがとうございました。」

「ふふっ。どういたしまして♪」

「でも、」

「でも?」

「今すぐ、リクト君のところへ戻った方がいいと思います。」

「なんで?」

「リクト君、今回のこと、結構気にしているみたい。一昨日の朝ごはんの卵焼きの塩加減が、ちょっと濃かった。」

「なるほどね。でも私はまだ、やらなきゃいけないことがあるの。あなた達に構っている暇はないの。それじゃあね♪」

え?

一瞬、頭の中が爆発したようにクラクラした。

その後の記憶は・・・覚えていない。

「あなた!さすがに助言をして、あなたを助けた私を殴るなんてどうかしているわ。」

「・・・」

「そんなにあの子達に構ってほしいなら・・・あの子たちのいる場所に送ってやるわ。」

「・・・」

「はぁぁっ!」

リシテンさんが僕に殴りかかろうとしている。

そして、僕の手は勝手に動いた。

自然に防御をしていたのだ。

"リンク ミュージック 大震災の音"

「なに!?」

「地震の音を奏でただけ。」

レイドカリバー ON バッジセット バッジセット

ワープ マジック アナザー

「レイドワープスラッシュ」

レイドワープスラッシュ!!!

ワープされた!?

一歩後ろに下がろうとするが・・・

「地面が・・・ない!?」

「ここは地球の中でも最大級の崖。あなたが一歩後ろに下がれば・・・どうなるでしょうね?」

「え、」

「まぁ、致命傷は防げると思うわ。」

"リンク ミュージック 大震災の音"

まずい!これ以上揺れたら・・・体勢が崩れる!

「またねっ♪」

ドンっ!

体の感覚が抜けていく。僕、死ぬのかな?

「はぁ、なんでそういう余計なことするのかな〜?」

「っ!?あなたは・・・、ここまで追ってきたの?」

「当然だよ。アナザーレイドバッジ20種。早く返してって言いたいところだけど・・・、クロ君が怪我なんてしたら困るんだよね?僕らの計画に必要なデータを傷つけないでもらいたいんだ。」

「えっ、」

「フラッシュ 重力」

その瞬間、僕の体は宙を浮いた。

「助かった・・・の?」

「クロ君、ダメじゃないか。狐神の大先輩に暴力を振るなんて・・・。」

「ごめん、なさい・・・?」

「じゃあ、本題に戻ろう。Sランク コードネーム リシテンさん?アナザーレイドバッジ20種とレイドカリバーを返してもらいましょうか。」

(前編 終わり)

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