1章第7話 疑え!彼女の言うことを信じるな!
前回のあらすじ
リトライマジックバッジの副作用で謎の異空間に転送されてしまったソフィア!
ソフィアが新たに生み出した力「レゾナンス」と例の狐神が持っていたフィットマジックバッジを組み合わせて使い、なんとかソフィアは救出できたが乗っ取られたヤマテは・・・
――――――――――――――
(俺は・・・、Sランク帯の支えになっているのだろうか。クロ達の、手本になれているのだろうか・・・?)
「・・・なれてるよ。」
「!?」
「誰だ!?お前は!」
「私の名前はコードネーム … だよ。」
「お前・・・、10年前に始末したはずだ・・・。」
「あなたには眠ってもらいたいの。」
「?」
レイドカリバー ON バッジセット バッジセット
スリープ マジック アナザー
「レイドスリープスラッシュ」
レイドスリープスラッシュ!!!
「っと、その手には乗らないぜ。フィニッシュ!反射」
「フィニッシュ 反射」
「っ!?」
「シロ君はAランクの序列一位って聞いたけど・・・手応えなかったな〜。ま、そりゃそうか♪」
「やっぱ、格の差が──」
「大丈夫。あなたの部下に悪いことなんて一切しないから。あなたが楽になってくれれば、それでいいの・・・」
――――――――――――――
「ねぇ、ソフィアさん?」
「なんじゃ?」
「最近、シロ君見かけないんだけど・・・何か知らない?」
「知らぬ。だが、確かに最近見かけないな。」
「だよねっ!?何かあったのかな?」
「わからぬ。まぁじきに戻ってくるであろう。」
「リクト君はどう思う?ってあれ?リクト君もいないよ?」
「リクトは客を呼びに行ったそうじゃ。」
ピンポーン
「ほら、ちょうど来たぞ。」
「遅れてすみません。」
リクトがそう言うと、その後ろから一人の少女が現れた。
「っ!?貴様は・・・」
「ソフィアさん、どうしたの?」
「リシテン・・・、なぜ生きている?貴様は10年前に消滅したはずじゃ・・・」
「久しぶりね!ソフィア!」
「リクト君、この人は・・・誰?」
「この子は―」
「私はリシテン。Sランク帯の狐神よ!」
「あなたも!?」
「驚くのも無理はないと思いますよ。」
「まぁ、みんな消滅したと思っていたから。」
「僕は知らないよ!?」
「消滅したのは天界の10年前、クロ君がまだCTに所属していなかった頃ですし。」
「あら?この子が新入りのクロ君?」
「は、はい!」
「初めての試験でBランクを取ったと聞いたわ。すごいわね!」
「あ、ありがとうございます?」
「貴様、どうやって復活した?」
「私は消滅なんてしてないわ。ただ、静かに音を鳴らすのを待っていただけ。」
「音?もしかして、リシテンさんの能力は・・・、」
「はい、リシテンの能力は「ミュージック」マジック系の僕と同じくソフィアは持っていない、再現不可能な能力です。」
「ミュージック・・・か、」
「あの頃、貴様と互角に戦えるのがリクトしかいなかった。」
「え!?そんなに強いの!?」
「まぁ、お互い殺ろうと思えばいつでも殺せたわね。」
「やはり、最後のトドメでシロ君に任せたのが失敗だったのでしょうか・・・、」
「その時あなたはA帯特別能力と自分の能力を全て組み合わせて攻撃をして失神しかけたんだから、しょうがないわ。」
「リシテン、貴様が言うと腹が立つぞ?」
「あら?そんなこと言って良いのかしら?Sランク帯最強の影と呼ばれた私に勝てるとでも?」
「ねぇ、リクト君。Sランク帯最強の影ってなに?」
「それは10年前の僕たちのあだ名ですよ。創造に近い力を持つ僕が”光”なら、彼女は破壊に近い力を持つ”影”だと言われていました。」
「へー、なるほど・・・」
「貴様は何をしに来た?」
「ん?あー、私はね、あなたたちに"あの頃の音"を取り戻してもらいたくて」
「あの頃の、音?」
「クロ、興味をもつな。一度は全ての狐神を敵に回したやつの言うことじゃ。時間の無駄じゃ。」
「そう、かな?」
「リクト、ソフィア。あなたたちには重要な音を失っているの。気づいていないだけでね。お願い。聞いて?」
「断る。」
「僕も同感です。先程、ソフィアが言ったとおり、あなたは全ての狐神を敵に回した者、その"音"を聞く理由がありません。」
「ふーん、そう。ならあなたたちが持っているレイドバッジを全て私によこしなさい。」
「は?」
「あなた達に、音を聞いてもらえないのなら私が奏でればいいだけ。そのためには全ての狐神の能力が必要なの。」
(なんか、やばそう・・・)
そう、クロは感じた。
「ダメだよ!これは大神様から与えられた任務を遂行するために必要なんだから!」
「ふーん、私が音を奏でたあと、その任務を代わりにやってあげてもいいのにね。」
「必要ありません。我々の力だけで充分です。」
「わかったわ。」
"フィニッシュ ミュージック 失神の音 ×A術 加速"
「!? クロ君!ソフィア!今すぐ耳を塞いで!」
「え?」
パタン
「さすがリクト。これくらいの音なら聴いても効果はないようね。まぁ、後ろの2人は失神してしまったようだけどw」
「でも、残念ながら今は君とは前みたいに良い勝負ができない。」
「それは私も同じよ。"メライト"の制限は音に隠れていた私もうけていたわ。」
「メライト?」
「やっぱり、あの頃の音を聞かないと思い出してくれない・・・」
「どういうことだ?」
「さぁね。さて、次はあなたが眠る番よ。・・・少し痛むけど、我慢してね?」
「!?」
レイドカリバー ON バッジセット バッジセット
スリープ マジック アナザー
「レイドスリープスラッシュ」
レイドスリープスラッシュ!!!
「・・・A術 減速」
「そうくると思っていたわ。」
"リンク ミュージック 音速の音"
「・・・やはり、オリジナルの能力がないと―!」
「それは・・・」
「クロ君。レイドガン、少しの間だけ借ります!」
レイドガン ON バッジセット バッジセット
セット!レゾナンス マジック
「レイドレゾナンスショット」
レイドレゾナンスショット
その瞬間、リシテンのポケットからいくつかのバッジが共鳴した。
ストップ アナザー アクション!
スモール アナザー アクション!
混乱 アナザー アクション!
チェーン アナザー アクション!
サンダー アナザー アクション!
「え!?なに!?」
「共鳴したんですよ。僕の声に。」
「動けない・・・」
「能力の制限がかかっているあなたは、もう逃げられません。」
「うぅ、」
「おや、混乱状態になって自分のバッジを敵に渡すなんて・・・。」
「返して!」
「この5つのバッジは回収させていただきます。」
「・・・っ、やっと解放された!・・・マジで後悔するよ?」
「それはあなたの方では?」
「さぁね?」
レイドカリバー ON バッジセット バッジセット
ワープ マジック アナザー
「レイドワープスラッシュ」
レイドワープスラッシュ!!!
「じゃ、また来るよ。」
「・・・、そうだ。2人を起こさないといけなかったです。」
「ふぅん。バイバイ。」
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「サク、頼んだものはできているか?」
「すみません。完成はしましたが、何者かによって奪われてしまい・・・」
「・・・アナザーバッジも、か?」
「はい。20種のアナザーバッジを奪われました。」
「全て取り戻せ。俺は早くゲームがしたい。」
「はい。もちろんです。」




