1話 転生
新たな体で見た初めての景色は、美人の女神様ではなく、豪華絢爛なベットの上でもなく、知らん男女二人組でもなく、ただ鬱蒼とした木々の様子だけだった。
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こんなことを言っている俺の名前は、鈴木晴也。俺は、ごく普通の生活を送り、ちょうど人生の中で一番楽しい大学2年生を謳歌していた。
だが神は何をとち狂ったのか。
その日、ファミレスのアルバイト帰りに信号無視の車に轢かれてあっけない最期を迎えたはずだ。
そうだ。はずなのだ。通常通りなら俺は今頃、閻魔大王さまの前だ。
ああ.....。神よ、俺が何をしたって言うんだ。
悲観になるな俺。本来こんな性格じゃないぞ俺。少なくとも、ポジティブバカとは友達に散々言われてきたんだぞ俺。
おっしゃおっしゃいくぞ。多分これはよくラなんちゃらでお決まりの転生っつうやつだろ。でも、なぜだか知らんが話せないから心の中で言えることをやってみるとしますか。
何を言うか......。
あ、なんか知らんけど思い出したぞ!友達が何度も何度も欲しい言ってた「ステータスオープン」つうやつを言ってみるか!
どんな感じだろうな。
ーステータスオー....
『バサッッ、ズドーン』
この騒音は何だ?急に視界が真っ暗になったし......
おいおい、何も知らない中での、いきなりイベント的なやつ発生はやめてくれよ
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