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3/8

始まり(3)

 「どうやって僕のことを調べたか分かりませんが、しつこいようですと警察呼びますよ」

 僕は少し怒りを感じていた。同時に、なぜ女が僕のプライベートを知っているのか、気味が悪かった。

 女は沈黙した。

 僕はため息をついて、再び自宅へ帰ろうと歩みを進めた。

 小走りするくらいの速さで歩いた。この女のことなんて一切忘れて、家で目一杯ビールを飲みたかった。

 「お兄さん、後悔しますよ」

 また女の声が聞こえた。

 僕の怒りが一層強くなり、思わず大声をあげてしまった。

 「しつこいって言ってるだろ!」

 振り向くと、そこに女はいなかった。

 僕は困惑した。今、はっきりと背後から女の声が聞こえたのに、姿がない。隠れられるようなものは何もない道なのに。

 不気味さに少し身震いした。

 「ねえ、お兄さん」

 さっきまで僕の背後にいたはずの女が、自宅に続く道の方に立ちはだかるように立っていた。

 そして、女はフードを外していた。

 その顔に、僕は心底驚いた。

 

 

 

 

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