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0の奇跡と100の絶望  作者: たろちゃん
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開闢~

(いにしえ)の時代、魔法を使うことのできる人間たちがいた。その中でも特に仲の良い5人の大天使長と呼ばれた者たちがいた。彼女らは人々に神として崇められていた。しかし時代が先に進むにつれて科学が発展し、彼女らが持つ力と同等の力を人間が使えるようになった。

 ある時、何者かが宗教を作り、天使長たちの力を借りない人間がいつしか宗教を信仰し始めた。信仰心を力にする魔法は魔法に対しての信仰心が減ったために5人の力は弱くなり、忽然と消えた。彼女らは伝説もしくは堕天使として語り継がれた。いつしか人々から当時の彼女らの記憶は消えた。

 この世界は信仰を力に変えることができる。しかし行き過ぎた科学技術によって、魔法と区別がつかなく、目の前で魔法が起こったことすらわからずに生活している。

 時は西暦2040年。5人の天使が消えてから何万年もたち、ようやく彼らが転生する。そして少なからず5人の天使を語り継ぐものがいる。

 この物語は力のない天使たちと過去を知るものが過去と未来を作る話。

 


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 「討ち取れー、我々の敵だー」

血なまぐさい空気の中に声が聞こえた。

(誰を?どうして戦ってるの?)

「殺れー!うぉぉおお!」

(私が、私が殺されるの? ヤダ、ヤダヤダ、ヤダヤダ!)

「やめて!」

私の意思とは関係なく声が出た。

ピカッ ドカーン

 (ハァー、死なずに済んだのね。)

周りを見ると向けられていた殺気が謎の力によってすべて打ち消された。

そしてまた暗闇に戻った。

「目覚めの時は近いわ、朝」

「また同じ夢。あさから疲れるわ、、」

朝はそういいながらも布団から起きた。

「朝~、下へ降りてきなさい。朝ごはんで来てるよー」

朝の母親が毎朝のように声をかけてくれる。

「もうちょっとしたら下に降りるわ。」

高校の制服に着替えて、父がくれたお守りを首につけて身支度をしてキッチンへ向かった。

「玄関で皆さんを待たせてるんだから早く食べなさい。」

私は、呉に住むこの一帯の造船会社グループを率いる一家の一人娘である。いつも私はそれぞれの工廠の棟梁たちに見送られて学校へ向かう。それが日課である。

「朝様!いってらっしゃいませ!」

棟梁たちが皆頭を下げて挨拶をする。

「行ってきます」

門をくぐるといつも坂の下は呉港が一望でき、太陽の光が海に反射し、海鳥が鳴き、朝以上の景色を私に見せてくる。まるで桃源郷のようである。

でも今日は違った。鳥たちの声は慌てていて、港近辺では霧がかかっていて汽笛の音が妙にへんなおとがした。

 ゴォォォォ・・・

「空からも変な音がするし今日はただ天候が悪いって感じじゃないわね、、、」

私は首にかかったお守りを手に握り、学校下の階段を上がった。

階段を上るといつものように同じ学校の制服を着た学生がたくさん歩いていた。

「あさーー」

後ろを向くといつも仲良くやっている5人にあった。

「一緒に学校行こうぜ?」

「ええ、私も誰かと一緒に行きたかったの。」

声をかけた龍は軽くにっこりした。

今日で一学期が終わり、夏休みに入る。皆汗だくになりながらぞろぞろと教室に入った。

「ところでみんな夏休みのご予定は~?」

何か言いたげな感じの瑞希がそう言った。

「また今年も私の家に来るつもりなのかしら~?」

毎年夏は、みんなで朝のうちに泊まりに来るのだ。

「だって朝の家は広いし、なんだってあるから遊ぶにはぴったしじゃない?」

「聞かなくても俺は勝手に行く。」

和己はあたり前のような顔をして朝に軽く目をやった。

「いいわ。でも残念なことに予定が山積み。来るなら明日、、、がオススメね。」

「マジすか、朝様、、じゃあ今日の夜からっていうのは、、、ダメっ?」

顔をキラキラさせながら今にも泣きそうな目をしながら滝が頼んできた。

「そういうと思ったわ。もう両親には伝えてあるから大丈夫よ。」

朝は顔を下向きにしながら内心うれしそうに話した。

結局なんだかんだで学校が終わってから夕方ごろに学校の正門で待ち合わせすることになった。

薄暗く光る太陽の下、5人が集まった。



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初執筆です。温かい目で読んでこの先がおもしろそうだと思われたのであればうれしいです。

ここはこうしたほうがいいなどアドバイス等ありましたら、https://twitter.com/sakura012223121こちらにDMに送っていただけると幸いです。つまらなかったでもいいです( ´∀` )。



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