おしゃべり ぺんぎん 隊 スクール
Chet Baker Quartet – No Problem (1980)
を 聴きながら
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おしゃべり ぺんぎん 隊 スクール
時折、お腹を使ってダイブもするのだけれど、時折、片足で、アイススケートもするの。
一生懸命、おしゃべりもするわ。危険がいっぱいだから。あのね、あの小さな子ぺんぎんは、どこからともなく漂っていた硬いプラスチックのかけらで足を怪我したの。
ほら、子ペンギンはうまく足があげられないから、知ってたのに仕方なかったの。
ね。仕方ないの。
おしゃべり。危険を察知したら、ちゃんと。。
伝わるかなぁ。
無理かもしれないの。
ね。どうして、あたしは、ぺんぎんになれないと思う?
おしゃべりしてみたいのに。彼らの世界に飛び込んでみたいわ。そうして、いっぱいおしゃべりしたいの。彼らとその日のもふもふ具合とか
君の足の怪我の具合とか、おしゃべりしたいの。共感したいわ。
難しいって思いますか?
ね。いつしか、人が子ぺんぎんの言葉を理解できる方法を何か見つけたら、きっと、漂流するどこからともなく流れ着くプラスチックのかけらはなくなると思うの。
彼らの足元から。
ね。あなたは、そうは思いませんか?
ね。あなたがもし、お母さんで、ん。人間のお母さんね。
お母さんで、赤ちゃんの言葉が全て言語として理解出来たら、赤ちゃんは、快適に過ごせると思いますか?
ね。あたし、ぺんぎん になってみたいの。はしのはしの 世界の裏がわのずっとはしで
目にしたものだけでは きっと わからないものがあるから 知らない感覚があるから
知りたいわ、
目にしたいの。 おしゃべりしたい、
ね。どう思いますか?あなたは。
そんな。
くるくると氷の上をすぅって滑り込んで
世界の裏側でぺんぎん の目線で 空を見上げたいの
もしかしたら、それは、子ぺんぎんで お母さんのもふもふの お腹の下から 見上げた世界かもしれないけれど
それは、きっと、美しくて もふもふ していて 白いキラキラがきっと 舞っているから
世界をやわらかく彩っているから
ね。きっと。




