書いてみたけどタイトルが思い付かない!!
恋愛物って書いたことないんです。
恥ずかしさが先にたって書けないので、試しに書いてみました。
恋愛物って言えるのか微妙です( ̄▽ ̄;)
「最低!!」
今日は結婚式でした。
誰の?
私の。
その結婚式の会場でウエディングドレス着る前にちょっとトイレって席を外して、戻ってきたら花嫁の控え室前に結婚式場のスタッフさんが数人なんかオロオロしてるからヤバ時間!?って思って慌ててスタッフさん達にすいませんって声かけながら近づいたら、眼の球飛び出るぐらいに驚かれた。
やだ!もしかして化粧崩れてお化けになってる?!
と思ったらスタッフさん達からは「そんな」とか「嘘!」なんて言われて、なんの事?って思ったら控え室に近づくにつれ女の喘ぎ声と男のピロートークらしき声が!
やだ!控え室で盛るって!!
レディコミじゃあるまいし現実にやる人が居るなんてビックリだわ!!
どこの猿よ?
って思って控え室の名前を見たら…………
あらビックリ。
私の名前。
でも私はここ。部屋の外に居ます。
よくよく声をというか会話?を聞いてみたら女の名前はエリで男の名前はタクマ。
多分っていうか絶対、漢字は愛梨(アイリと書いてエリと読む)と琢磨で間違いないだろう。
なぜそこまで断定するか?
理由は簡単だ。
愛梨は実母で琢磨は旦那予定の人だから。
ちなみに実母は娘すなわち私の恋人をNTするのが趣味とかいうありえない性癖の持ち主で、何度も繰り返すうちに父にバレて、まぁバレない方がどうかしてる。
5年前に離婚している。
今日の結婚式には当然、呼んでないし親戚にも口止めしてるから知らないはずなのに………なぜバレた!
いやその前に………
「てめえらいい加減にしやがれ!式場スタッフが困ってんだろうが!!レディコミ展開は現実にありえないからドキドキして楽しいが、現実にやる馬鹿は社会的制裁をうけるがいい!!」
アンアンと乳くりあっている現場に突撃かましてビックリして固まる二人をスマホで撮影して披露宴会場に向かい、結婚式は取りやめになりました!
理由はこれですと会場に設置されてたプロジェクターでスマホの画像を大写しにしてやった。
うん。会場大パニック。
あ一応、顔は加工無しで下半身はモザイク入れてます。
やっぱり不味いじゃない色々………ね。
未成年がいなくて幸い。
写し出された画像で実母が居るのを知った父は警察と弁護士に連絡。
なんと実母が私をストーキングしてたらしく接近禁止命令が出されていたとか。
またもやビックリ。
結婚相手の両親は息子の破廉恥な行いに母親気絶。
父親は控え室に殴り込み。
披露宴会場には互いの親族ってか両親と兄弟しか呼んでない。
金がかかるからって理由で彼………もとい……あの猿が結婚式事態嫌がったのを猿の母親が私の花嫁衣装を見たいと言い張ってなんとか折り合いをつけたのが親族数人の披露宴。
なぜにそこまで見たがったのかは不明。
大方、娘が欲しかったのに生まれたのは息子ばっかり3人。
ちなみに猿は三男。
長男は海外で一目惚れした女性と役所に届け出だしてお仕舞い。
奥さんも面倒がなくて良いと賛成したらしい。
合理的?な夫婦だ。
次男は本人いわく性同一性障害。
なぜいわくなのかと言うと彼の部屋には男性向けのエロ本やゲームしかないから。
世を欺く仮の姿なんてワケわかんない事言ってるけど、ただの変態。
試しにBL本を見せたら「うげっ!」って顔して、それ以来私の事を汚物と言わんばかりに避けている。
そんな奴が性同一性障害?ありえないわ。
おおかた体は男でも心は女の子だからなんて言って使用済みの女性下着を買う言い訳に使っているだけだろう。
っていうか本当に心は女の子なら使用済み下着なんて買うかボケ!!
そして三男。筋金入りのドケチ!
釣った魚に餌をやらないどころか釣る前から餌をやらない。
当然、男女関係なく嫌われてるとか。
でも仕事は出来るし、顔もそこそこ良い。
そこそこ良い。大切な事だから二度言ってみた。
実態を知らない女性が寄ってきては据え膳いただくだけで終わるって最低男。
なんでそんな最低男と結婚?って誰もが思うよね。
それは私が社長令嬢だから。
とは言っても私が社長令嬢になったのは両親が離婚した後、3年ぐらい前からなんで令嬢って言われてもピンとこない。
父親は元々、良いとこのお坊ちゃんだったので実母の罠にはまって私を妊娠した事がきっかけで結婚。
怒ったお祖父さんに勘当されたものの生まれてくる子供に罪はないとお祖母さんが説得して当面の生活費として500万円を貰い、負けず嫌いな性格のおかげで心機一転!
慎ましい生活をしながらも親子3人何不自由なく暮らしてきた。
最も実母にとっては計算外だったらしく父親を罵るのは日常茶飯事。
お前のせいで貧乏クジ引いたと私を殴る蹴る。
傷はすべて季節を問わず服で隠れる位置を狙う。
おかげで水泳の授業は全部欠席。
肩の脱臼からあばら骨の骨折、指の骨のヒビなんてのまで数え上げたらきりがない。
高校は頑張って全寮制の名門校に首席入学したおかげで何とか逃げられた。
学費が払えないって言われたけど、伊達に首席で入学した訳じゃない。
絶対、実母が反対すると思ったから中学の担任を巻き込んで奨学金で通えますと説得してもらって、外面のいい実母は渋々と了承。
大学も家から遠い所を選んで一人暮らししていたのだが、恋人が出来ると何処からともなく現れてデート中を邪魔されるだけならまだしも私の借りてる部屋をラブホ代わりに男を咥えこむせいで事情を知らない近隣の人達から、私が淫乱で複数の男と関係を持ってると思われて大家さんから苦情が来てるから出ていけと言われる事、数回。
まぁ大家さんが実家の父親にも苦情を言ったおかげで、実母の実態を知った両親は晴れて離婚。
すでに成人していた私は父親の籍に残ることを希望。
当たり前でしょ?
なのに恩知らずだとか飼い犬に手を噛まれるとはこの事かなんて言い出して………
それを聞いた父親が激怒。
実の娘を犬呼ばわりする母親が何をいうか!!ってね。
怒鳴られた母親は訳がわからずキョトンとしてたのには呆れた。
裁判してでも親権をなんて言い出した時には父親が万一を考えて頼んでいた弁護士さんなんか頭抱えて唸りだす始末。
実母の破壊力恐るべし(笑)
噛み砕いて実母に分かるように説明した弁護士先生が神様に見えました(笑)
なおその間にも慰謝料とか養育費なんて単語も出てきましたけど、ことごとく弁護士先生に粉砕されてました。
当然でしょ。
離婚理由の第一位は実母の浮気だから慰謝料は父親が払うのではなく貰う方じゃない?
貰えるかは知らないけどさ。
二位は私への虐待。
これは医療記録を遡ってまで不振な怪我や病歴のチェックと私の隠し日記の照らし合わせ。
隠し日記ってなんぞや?って思った貴方!
娘の部屋に勝手に入っては化粧品やら洋服、果ては下着に銀行通帳と印鑑を漁る親の目の前に日記なんて置くわけないでしょ?
ちなみに銀行は複数に分けて実母には最低額しか入ってない通帳を、洗濯した下着の中に隠したり、サランラップでぐるぐる巻きにして冷蔵庫に隠したりして、わざと見つかるようにしたおかげで現金被害はない。
ついでにばらすと洋服も下着もネット通販で手に入れた古着。
下着まで古着で売ってるとは思わなかったよ( ̄▽ ̄;)
もちろんダミー。
私が普段着る洋服は別に借りてる部屋に置いてある。
もっとも同じアパートの隣部屋とかマンションの別の階とかなんで、後を付けられてもOKって訳。
部屋代が二倍は痛かったけどね(T-T)
幸い手先の器用さを活かしてビーズアクセを作ってネット販売したらバカ売れ。
製作者のプロフィール一切不明ってのがまた世間の関心を引いたらしく、海外からも注文いただいたおかげで、会社事務員と二足のわらじを履いて何とか生活費を維持してきた。
さてそろそろ幕引きますか。
実母がどんな刑事罰受けるのか知らないし興味もない。
結婚相手には元々、愛なんてないからあれがどうなろうとこれも知ったこっちゃない。
ああそうそう言い忘れてたね。
父親は3年前に祖父と和解して後を継いで社長に、祖父は会長に。
そして私は社長令嬢となったんだけど、入社した会社がまさかの関連会社!
成人した孫なんて可愛くないだろうから干渉してこないだろうと思っていたら、勘当されてても父親は自分に万一の事があったときにはと祖母には連絡と私の写真やら動画を送っていたとかで、それらは祖母経由で祖父にも見られていてやっとなんの憂いもなく初孫に会えると暴走した祖父によってアッというまに社内に知れわたり独身男性のバーゲンセール会場に投げ出された(笑)
で、あの猿がどうして知ったのかネットで話題のビーズアクセの製作者が私だと知り父親が戻る前には次期社長確実と言われていた自分こそ私の夫に相応しいとかなんとか言って、私達が付き合っていると社内に噂を流し、偶然を装って街中で出会いせっかくだからお茶でもなんて珍しい事を言うからついケチが連れてく店ってどんな店?
なんて好奇心だして行ってみれば会社近くのカフェテリア。
しかもその日は平日だった。
言っとくけど有給使って買い物してただけでサボりではない。
平日のカフェテリアには社内の知り合いが大勢いまして………
社内の噂を肯定する事になり、その数日後に噂を知った私が慌てて否定しようとした時には結婚秒読み、さらには妊娠までしているとか噂がどんどん一人歩きしてしまいヤケクソで今日という日を迎えたのだ。
そこはもっと抵抗しろ?
無理!
だってあの猿。目が完全に逝ってたから。
逆らったら殺されるって思うぐらい逝ってたから。
幼い頃に母親から暴力で支配されていたトラウマから暴力行為は見るのも、読むのもダメ!
唯一見れるのはサザエさんだけ。ドラえもんも何気に暴力行為があるから見れない。
友達の家で知らずに見てヒキツケおこして救急車で運ばれたのは黒歴史と言ってもいいよね?
そんなこんながあっての結婚式。
誰も幸せにはなれそうもない結婚式。
猿は私と結婚した事で社長の椅子が転がりこんでくると喜んでいたみたいだけど、父にも祖父にもそのつもりはない。
次期社長候補と思っていたのは本人だけで、仕事は出来ても人間性が出来てないと誰もが指差す男。
そんな奴が経営者になったら破滅する未来しか見えない。
だからどうしてもこの結婚を壊したかったと、内部事情を知ってる友達が泣きながら謝ってきたのは、すべてが終わった一年後。
実母にリークしたのも彼女だった。
まぁおかげで結婚しなくてすんだし、なんもかんも嫌になって引きこもっていた私を励ましてまた歩かせてくれたのも彼女だから感謝こそすれ恨んでなんていない。
「本当に?」
「当たり前じゃない!だって今日という幸せを運んでくれたのは貴女なんだから♪ねっ♪」
私の腰に手を回してうっとりとした目で私の花嫁姿を見る彼に声をかけると「そうだね。綺麗だよ」等々、友達から砂糖吐くと言われるぐらいの甘口トークで見当違いな返事を繰り返す。
「なんか………ごめん。お兄ちゃんがここまで変わるとは思わなかった」
「そう?そんなに変わったかな?始めて会ったときからこんなだったよ?」
「ああ……そうなんだ………」
私は今日、本当の結婚式を迎える。
両想いの彼と。
「愛してるよ」
「私も愛してる」
最後まで主人公の名前が出ない!
ってかNT男女の名前だけってどうなんですかね( ̄▽ ̄;)
書いててそこそこ楽しかったけど、なんでこうなった?