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あおとあかのきせき 下書き  作者: 世渡 繋
最終章
68/69

彼らのその後 五

「添はいつも豆乳飲んでるよね。好きなの?」

「うん、大豆は健康に良いし…。」

「大豆自体が好きなんだ。」

「うん…。」

「確かに、添って何か儚げなオーラ放ってるもんね。もっと健康的にならないと、この先苦労するよ。」

「…。」

「それにしても添ん家って、いつも賑わっててすごいよね。」

「そう…?」

「うん、特に添がいる時はお客さんの入りが違う気がするよ。」

「ふーん、そうなんだ…。」

「前にそんな妖怪の名前を聞いたことがあるような…。」

「妖怪…?」

「そう、住み着いた家を幸せにしてくれるんだよ。確か…。」

「座敷童子…?」

「それだ!…って、何で知ってたの?」

「好きだから…。」

「え…?」

「昔話…。」

「あ、うん。」

「…どうしたの…?」

「な、何でもないっ!」

「もしかして、好きって言って欲しいの?」

「ちち、違う違う。そんなことないもん!」

「ふーん…?」

「…嘘。だって、最近言ってくれないんだもん。私のこと、もう好きじゃなくなっちゃったのかなとか…ちょっと考えちゃったっていうか…。」

「そうなんだ…。」

「そうだよ。おかしいよね。柄にもなく、落ち込んだりしてさ。」

「うん、でも嬉しい…。」

「えー、何で?人が落ち込んでるって言ってるのに。」

「俺のこと、好きって思ってくれてるんだなって…。俺も、触のことが好きだから…。」

「え?」

「ごめんね、不安にさせて…。」

「い、良いよ。もう…。」

「そうだ!そんなことより、今日はこれをあげようと思ってたんだ。はい、誕生日おめでとう!」

「襟巻き…?」

「うん!頑張って作ったんだよ、添の為に。」

「ありがとう…。」

「どう、気に入ってくれた?私の渾身の作品なんだけど!」

「うん、大切にする…。」

「う、うん…。」

「触、照れてる…?」

「照れてない!あ、そう言えばちょっと暑くない?」

「…?さっき寒いって、暖房入れたばっかりだけど…?」

「いやいや、暑いって。」

「じゃあ、外行く…?」

「そうだね、そうしよう!」

「どこ行こうか…?」

「えっとね…。」

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