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あおとあかのきせき 下書き  作者: 世渡 繋
物語の紹介
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雪光村(ゆきみつむら)


雪深く、人も少ない田舎の村。

山や河等自然が豊富だが、最近では少しずつ道路等の開発が進んできて自然は徐々に減ってきている模様。


狗護神社(いぬもりじんじゃ)


かつて吾生が祀られていた小さな神社。今も吾生はここに住んでいる。

月見山の中にあり辿り着くにはそれなりに複雑な道程を経る必要があるので、信仰が完全に途絶えてから敷地内に足を踏み入れた人間は愛嘉理と繋が初めて。

敷地内には様々な種類の樹が野生しており、季節ごとに違う景色を見せる。

今は吾生の霊力によって保っているが、社は老朽化が激しく随所に傷みが見られる。

物悲しい雰囲気を放ち寂れており、全く活気がない。

吟の加護により、五百年後もそのまま残っている。


可視名思神社(かみなしじんじゃ)


狗護神社が廃れ忘れ去られた後に立てられた大きな神社で、とても賑わっている。

村の中でも、栄えている場所に位置する。

名付けの神が祀っているとされているが、実際はこの神社に神は宿っていない。

五百年後のこの世には存在しない。


月見山(つきみやま)


狗護神社が存在する小さな山。山頂から月がよく見えるので、こう名付けられた。

表の顔は無数の星が輝く天体観測スポットだが、裏では「妖山(あやかしやま)」と呼ばれ心霊スポットとして地元では有名。

狐火や幻を見た、存在するはずのない狼の遠吠えを聞いた、風がないのに木の葉が揺れた等、数々の報告が寄せられているが、そのほとんどは吾生の仕業である。(ただし故意ではなく、土地神の務めを果たしている最中に中途半端に見える人間が山中に足を踏み入れこういった現象に遭遇する場合が殆どなので、言わば不可抗力である。)


澄風河(すみかぜがわ)


澄み渡る風が心地好い場所に流れる、大きくて長い河。透き通った飲める程の綺麗な水が特徴。

月見山から、雪光村を縦断するように流れる。

魚等がたくさんいるので、釣り人に人気。夏には河で遊ぶ人達も多い。

この河の主(化身)が、澄風という大きな龍である。二百年後にその存在を消す。


護狗神社(ごこうじんじゃ)


吟が祀られている場所で、狗護神社と可視名思神社の中間辺りにある。

約五百年の歴史を持ち、重要文化財に指定されている。

五百年後のこの世では大変数少ない神社の中でも大きいが、年に一度の夏祭りや月に一度の縁日以外は閑散としている。

信仰の廃れもあり地元民ですら祭りの場所としか認識しておらず、その祭りが何故行われているのかさえ知る者はほぼいない。


美風川(みかぜがわ)


澄風河が消えてから二百年後、その近くに新たに生まれた小川。

澄風河と同じく空気も水も綺麗だが、川の流れが急なせいか人はあまり来ない。

この川の主(化身)が、美風という小さな龍である。

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