メジカ祭り
カワウソ以外にはわわ対象となった女たち。その中で、田舎アヴリルはちょっと立ち位置が違った。僕がはわつく相手は総じて貧乳か微乳だ。しかしアヴリルはその張りのあるバストをツンと尖らせて、同様にやや上を向いた鼻っ柱から見下す様に男を品定めして、さわやかイケメンインド人に相好を崩している様に見えて、ムカついていたのである。それが予想外のしゃがみからの上目遣いプラス頬を赤らめ崩れた笑みの対応に僕の対決姿勢は肩透かしを食らった。正直「はわ」くらいイッた。アヴリルたぶん身重が僕と同じくらいだ。カワウソちゃんも僕より少しだけ低いくらい。実を言えば、カワウソちゃんより少し小さい元妻だって僕には少し大きい。
やっぱり元妻に似た背恰好を探してしまうもので、おばあちゃん部署にはいちばん元妻に近いラクスルちゃん(一度だけした会話が「わたしがヤッてるラクスルにイクやつとかあ」「ラクスル…、楽、するんですね」だった事による)他にももうひとり、元妻には似てないけど体格的に似ていて優しそうな雰囲気のひとも居るが、その辺は接触機会が少なくてはわらなかったし、やっぱり理想から言えばやや大きい。
しかし何だ?眼の前に今居るメジカちゃんはジャストサイズ。しかも、後ろにひとつ結ってはいるが、ショートボブだ。
顔はふて顔と言うか、似てはいないんだけど例えるなら山瀬まみみたいな雰囲気。しかし仕事を教わる中でも淡々としていて、目が合うとわりとはにかむくらいしかはわつくポイントが見当たらない。それでは弱い。僕のはわわレーダーもアテにならないや。そんな風に思った矢先、唐突にメジカ祭りは始まった。
ちいさいメジカ。まさに新子を味わうメジカ祭りにぴったりなその魚体ならぬ肢体は、一切の色気を感じさせないまま唐突にぴちりと跳ねたのである。




